パタゴニア・ベストフロントスリングの使い勝手は?レビュー編

パタゴニアパック

新調したパタゴニアのスリングパックの細部と、管釣り実釣にて感じた事をまとめますな。

フォーセップホルダーなのか?良く判らないなりに使用中

フォーセップホルダーなのか?良く判らないなりに使用中

FF用初めてのバッグがパタゴニアの Vest Front Sling となりましたな。

店でいじくっておって気に入った点として

  • 生地が薄くて軽い、水濡れに強そう。その割に丈夫そうでもある。(撥水スプレーと相性が良さそう)
  • バックパック内に防水パックが装備されている(パック自体も思ったより大容量)
  • 前面にあるポケットは二重構造で思ったより必要十分な大きさ。
  • 余分なストラップをまとめられる工夫がされている。
  • 何だか良く分からない造作だが物が色々ぶら下げられそう。
  • 小さめのポケットも(探せば)結構ある。
  • 何だか良く分からないけどカッコいい。

等など。

結構全体の造りは良いもんだな~と思いましたな。

ほぼ躊躇すること無く確信に満ちて購入しました。

で、早速実釣。裏丹沢渓流釣り場と言う管釣りに連れ出すために、OSSANの持っている道具を全て収納しますと、結構スカスカなわけでありますw

最初こそしっかりしたフィット感、前部のポケットの使い勝手の良さなどもあって「ん~やっぱり快適ですな~」等と上機嫌で釣りに没頭しておったんです。

朝一から夕方五時まで。お昼ご飯20分ほどを除いてぶっ通しで11時間ほど釣りましたかね。

徐々にこのパックとOSSANの相性の悪さが露呈してきたのですよ・・・

IMG_0841

フロータントホルダー、前部ポケット裏にもファスナー付きポケット。余分なウェストベルトをきっちり収納できる構造。 よく考えられてると思いますな。

最初に断っておきますが、このパックはすごく良くできていると思っておりますな。

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これから書くことはあくまでもOSSANの使い方や特質の問題、好み、わがまま、ないものねだりとして読んでいただきたいのですよ。

以上お含みおきいただきまして、気になってしまった点としてはですな・・・

① これ、右肩に掛けること前提ですかな?

OSSANはショルダータイプのバッグはビジネス用ブリーフケースから33Lカメラバッグ、愛用の頭陀袋も含め全て左肩に掛けますな。(たすき掛けでバッグは背中側に来るようにするのが一番しっくりきます)

何故か?OSSANは右利きだからですな。利き腕が自由になっておらんと嫌なんですよ。

釣りの時は右投げ、左巻きを貫いています。繊細且つ力強くロッドを操作できる。とっさのリーリングに竿を持ち替えることなく対応できるからですな。

(力強く、若しくは限界スピードでリーリングする必要のある釣りには右巻きの正当性も認めますな。)

ロッドを操作する仕事を右腕(右肩)に任せている以上、それ以外の仕事は左腕(左肩)にこなしてもらいたいのですな。

やってみました。左肩掛け。見事なまでに機能性が損なわれましたなww

前部、後部のファスナーすべてが斜め下向きになるのですな。

無理して開ければ中の物を取り落としてしまいます。バックパックにアクセスしようと全体をグリンと回すとファスナーは真下に位置することとなりますです・・・

開けられません! こりゃアカ~ン;;

そうですか、右肩用ですね。アイ・アンダスタン・・・・

② 上記の「グリン」動作に非常なる不安を覚える

まあ、バックパックにアクセスする必要性の高いものを収納しなければ良いだけのハナシではあるのですがね。

どちらから回転させるにしても、肩の上を通過するフロントポケットのベルクロの保持力が持ちこたえてくれるか、中身が飛び出してしまわないかそのたびごとに不安になってしまう。

逆にバックパックを肩の上を通過させるには大きさ、容量の事もあり「えいやっ」と相当な気合が必要なんですな。

フライフィッシング故に色々なツール(フォーセップやフロータント類)もぶら下げており、それらが各ホルダーから落下してしまうこともあり、ショックコード等でアンカーしているとはいえ、あまり頻繁にこういうことをする使い方には向いていないと思いますな。

当然、Dカンに装着したランディングネットは回す勢いによっては吹っ飛びます。(そんなことするんじゃないと言われそうですがね、スリングパックなんだからやりたくなるではないですか・・・)

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としまえんにて。パック上に伸びてるのは内部から引き出した防水パック部分。反対のベルトにロッドケース装着、これにネットをぶら下げたら限界重量;

③ 肩のベルト部分の生地、少々薄くないですかな?

人間の体と言うものは足二本、腕二本等、大雑把には大体左右対称に神様がこさえてくれておるようですな。

そこへ「片方の肩へ重量のあるものをひっかけて保持する」というスリングパックの特徴が作用してくるわけであります。

そのパックが右肩専用の造りであったならば、「ちょっと疲れたから反対の肩へ」ということができなくなってしまいますな。

いくら軽量に作られているものであっても、長時間にわたる使用ではこのことがとても大きなストレスとなってのしかかってまいりますな。

(ちなみにこの日の荷物としては財布、フライボックス*3など比較的軽量なもののみ携行、重量物は車中でありました)

はちきれんばかりの体力のある年代の方々なら苦にもしないのでしょうが、OSSANにとってそれははるか遠い昔の事でありまして・・・・

重心はほぼ体の中央へ来るのですがダメでした。

一日の釣行が終わる頃には肩〜腰にかけてとんでもない疲労感が蓄積されてしまいましたな;;;

これを回避するためには肩に直接触れる肩のパッド部分を相当考えて作りこまなければならないと考えますな。フィット感優先の設計としておるのでしょうが、少なくともこの製品のショルダーベルトは長時間の使用に耐える造りとはなっておらんようにOssanは感じてしまいますな。(後日カスタマイズ予定であります)

④ 以上を踏まえたうえで、
前ポケットはもう少し下部へ位置して頂きたい。

フライパッチ装着最上部が右鎖骨下辺あたりから始まる位置に来るんですがね、交換したフライをパッチに固定しようとしたときに目線がどうにも窮屈な塩梅なんですな。

OSSANは身長170㌢、体重62㌔。中肉中背と自分では思っておりますが、眉間にしわを寄せて覗き込むような形となり、口がひん曲がってしまいますな。

これをクリアしようとすると肩ひもと言うか、上記肩ベルトを長くするか、パッチ及びポケットフラップの取り付け位置の始まりをかなり下にしないとならないということになりそうですな。

う〜む・・日本人より大柄な体格であることの多いアングロサクソン系の方々はこのサイズで平気なんだろうか・・・もしくは初心者OSSANのようにパッチを一々目視することなど無く、手探りだけで操作してしまうのでしょうか??不思議であります。

「ポケットフラップ位置はおヘソ辺りがよかったな〜」と思えるんですよ。もう少しだけ全体に下方へ設計していただきたかった;;

しかもバックパックに重量のかさむものを入れれば当然「ヤジロベー」のように更に後ろに引っ張られるわけでありまして・・・

またポケット位置がずり上がってきてしまう。(これはすぐにバックパックにアクセスできるように片方のベルトをフリーにしている場合ですな。移動等で両方のバックルを固定すればこの欠点は多少和らぎます。)

なのでせっかくの容量があっても重量のかさむものを収納しようと考えたりそれをフルに活かそうとは考えられないんですな。

あとですね、

バックパック内の防水パックにOSSANの長財布は入りません(;;)

内部の仕切りも良く出来てますな。

内部の仕切りも良く出来てますな。

結論としましては

OSSANにとってこのスリングパックは、比較短時間勝負でその日を切り上げる前提の釣行ではフィット感も申し分なく、軽快でいいかもしれないが、ガッツリと長時間釣りまくるつもりの日には選択できないパック。と言うことになりましたな。

愛すべきマウンテンパーカーのようにヘビーローテーション候補とするギアとしてはOSSANには購入するのが遅すぎたようですな。(イヤ、休憩しろよと言う話でもあるんですが・・)

モノが非常に良く出来ておるだけになんとも惜しい。なんとも残念・・・

ここまで長々と書いてきてひらめきましたぞ!

チョット贅沢ですが、こいつはテンカラ専用のバッグとして良いかもしれませんな。テンカラならFFよりずっとツール類、重量も少ないわけでありますから。

そうだ!そうしよう。テンカラ道具をセットして車に積みっぱなしにいたしますな。

2016/7/16 追記

その後プチカスタマイズしましたな。

その結果でありますな。

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