PRIMUS P-CK-K101 イージークック・ミニキットも芋づる式物欲の着火装置でありましたな;;

OSSANの昼飯事情を記事にしても仕方ないとも思いますがね。

フィッシング趣味における釣り人の昼食事情の真実の事実のうちの偏った事例のうちの取るに足りない一例という意味で書き残しておこうかな・・・と。

フライフィッシングを昨年始めることで、昼食休憩の大切さと体力の衰えをひしひしと感じておるOSSANであります。

以前、バスフィッシングにのめりこんでおった時にはそれこそ昼飯抜き(単独行の時にはお腹がすいたことさえ感じず、集中していた。)が当たり前だったのでありますが、ここ、この年齢に至っては腹が減ることよりも昼食休憩の大事さが身に染みておる状況であります。

いくらフライフィッシングが楽しい、面白いからといって、明け方~夕方までぶっ通しで釣りをしてしまうと、帰るころには体はフラフラ、目はショボショボ、頭はクラクラ、腕はプルプル、ヒザはカクカク。

運転に支障が出てしまうような状況になりますな。

せっかく楽しく釣行を終えても帰りの高速道路上で敢え無く散華・・・などと考えたくもないですな。

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最近は管釣りに出かけるのにキャンプ用のチェアを持ち出すようになりました。岩などに腰かけて、おニューのウェーダーを痛めたくないと言う理由が一つ。

そして地べたや車のバックドアを開けての腰かけなどと比べて体力の回復度合いが違うと言う事が大きな理由であります。

小さく簡易的な椅子も持っておりますが、何より窮屈ですしリラックスするには背もたれが非常に重要と感じておりますので、できる限りフルサイズの物を持ち出すようにしておりますな。

ゆったりと背もたれ及びひじ掛け付きの椅子に座って眺める美しい山、川の景色や釣りガールの姿。季節ごとの風や土、水、木々の香り等を感じながらゆったりと過ぎし日の想い出にしばし心は揺蕩う・・・と言うのもなかなか乙なもんでありますな。(昔フィトンチッドという言葉が流行りましたな。どこへ行ったのか。ご存知?)

まあ、実際にはあまりの貧果に妄執の塊となっており、そのような優雅さとは縁遠いわけでありますがね・・・

あくまではた目から見ればオトナの余裕というものを見取っていただきたいというところでありますな。

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ゆっくりと腰かけることができればお次はエネルギー補給と言うことになっていくのですが、これをコンビニの弁当で済ませるにはチイとばかり趣に欠けるというもんでありますな。

このような素晴らしいシチュエーションに身を置いたならば、しっかりと、漢らしく、妥協なき昼飯勝負と言うものが必要なんであります。

そうです。

カップ麺ですな。

「なんでやねん!」というツッコミが聞こえてきそうでありますが、賛同して頂ける方々も多いのではないでしょうかな?

では、そのカップ麺に上記のような趣と言うものは果たしてどこにあるのか?どのようなところにそれを感じるのであるか?それを感じるカップ麺の銘柄はなにか?

コンビニ弁当と同じくコンビニで購入するカップ麺とではどの程度そのオモムキに差異が生じておるのか?数値で表してくれないと困るじゃないか!

フライフィッシングにおけるカップ麺昼食の有用性、および消費と補給カロリーの相関、また不足する成人男性一食当たりの必須栄養素の補給法に合わせ、空カップ及び飲み残しのスープの処理法等を全て詳らかにせよ!

どうしてカップ麺なんですか!オデンじゃダメなんですか!?

・・・などなどという鋭すぎる疑問、質問、課題やツッコミは全て無視することといたしまして話を進めますな(なんか色々ひどいな)・・・

OSSANは日常でも仕事の都合上、カップ麺の消費が激しい生活であり(高血圧)、正直飽き飽きしておるのでもありますが、このような釣行時のそれは一味も二味も違うと声を大にして申し上げたいのでありますな。

美しい景色や排ガス、ホコリの少ない空気、非日常的運動量、普段使わない筋肉の疲労やその結果の空腹感から、沸かし立ての熱湯で作るカップ麺とおにぎりと飲み物が有れば釣行時の昼食は十二分に楽しめます。御の字であります。

あくまでもその日のメインテーマは釣りなのであって、調理を楽しんだり、食事そのものを楽しみたいならば、キャンプ等時間に余裕があるときにすればよいという考えでありますな。

で、お腹がいっぱいになれば後は体力回復に専念する・・・・と。

ずいぶんカップ麺の事で話が長くなっておりますが気のせいですな。今に始まったことではありませんのでな。

で、現場でお湯を沸かすためのストーヴは持っている

あとはケトル、コッフェルの類が必要なんでありますが、実はOSSANこれも持ってます。

いや、正確に言うと実家に置いてあります。

その昔、ニッピンオリジナルの50L(以上だったハズ。価格的にこれしか買えなかった;)のザックにテントやシュラフ、街の本屋にて表紙を裏にし、レジに差出した貴重な学術書など夢と希望をパンパンに、総重量25Kほども詰め込んで山へ赴いた青春時代に使用していた鍋のセットがあるのです。

なのである日、親父殿に「取りに行くから出しておいて」と頼んだわけでありますよ。

そしたらですね、「ああ、あったなあ。たまに俺も使ってるけど」との事。

なんですと?

引退させたと思っていた我が愛鍋は実は現役であったと言う事ですかな・・・

ううむ・・そうか、そうであったのか。

一度は仕舞い込まれた身でありながら、OSSANの知らぬ間に、ふとしたきっかけで主は違えど早々復帰してその持って生まれた仕事を黙々とこなしておったのか・・・

そうか、ならばそのまま使い続けてもらった方がいいよなあ。道具として幸せであろうなあ。

血がつながっているとはいえ、今は違う人間に仕えておるのだものなあ。人間の勝手な都合でコロコロと主が変わってしまうのも理不尽なハナシではあるよなぁ・・・

考えた末、OSSANはキャンプ用鍋の主の座を親父殿に譲ることとし、新たな愛鍋を探すことにしたのでありましたな。

様々取捨選択の過程については割愛しますなw(無駄文が長すぎなんですな・・・)

これを選びました☟

色々な商品を比較しましたが、結局信頼するストーヴと同じメーカーの物を選ぶこととなりました。

大陸製なのは時代の流れで仕方ないとして、

ポット(840㎖、内径9.6×11.5cm)、
ミニポット(485㎖、内径10.0×6.0cm)
重量:272g
収納サイズ:φ11.3×12.4cm 

ソロ用。

シンプル構造。雑に扱っても壊れる箇所がない事。できる限り軽量であること。

これからの一生使うことを前提に愛着が持てること。お財布に優しい事。

等々を念頭にセレクトいたしましたな。

何より、サイズ感がドンピシャ。(もう少し小型でも良いですがね、そうなると本当に応用が利かない感じでしょうな)

272gですよ?軽いですなあ。

OSSANの鍋セットはこいつよりかなり大型なので鍋料理ができるのは良いのですが、ハードアノダイズド加工なんか当然無し。ステン製で700g前後だった記憶がありますな。

実際持ってみると更に軽く感じてしまいます。大きい方のポットの容量はちょうどレギュラーサイズの日清カップヌードルがすっぽり入るサイズ。(蓋は閉まりません)

その気になればリバレイ・チェストパックのバックパックにこいつと250サイズガス缶、2243ストーヴ、500ミリペットボトル、カップ麺、オニギリが入ります。(入れないけど)

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使い回し・・・バーナー直径とコッフェル経に注目ですな。

長持ちはしそうにない感じのメッシュの袋が付属しています。

しかし使ってみるとOSSANのストーヴで最大効率を出すには、ポット径が小さすぎるようですな。ポット径とストーヴ内径がちょうど同じくらいであります。

ストーヴ側のオーバースペックですな。

ちょっとお湯を沸かすには250缶も大げさすぎる感じもしてきました。当然重量もかさむわけでありまして。

と言う事で

日々目減りしてゆく体力的に、小さなガス缶は大いに助かるところでありますし、集中型火口もこのポットには合いそう。

2300Kカロリーとパワーは落ちるものの、重量なんと57g!!

現行のIP2243が253g(現行カタログ値。OSSANの2243は圧電着火装置なしなので気持ち軽いが・・)なのでその差197gも軽いことになりますな。

約200g・・・これは大きな差ですよ。

山屋だった頃の、グラム単位で装備重量を気にしていた記憶がよみがえってまいりましたな。

また自転車のロードレーサーにも乗っている(最近ご無沙汰ですが)OSSANにとって、この重量差はちょっと見過ごすことができないですな。

サドル約一個分の重量差です。

装備の重量を軽くしようとすると財布もどんどん軽くなるというあのアリ地獄が、またもやすぐそこに口を開けておるのでありますな・・・