Flyfishing〜フライ・フィッシング〜 エドワード・グレイ 

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OSSANが触れて「いいね~」と感じた書物等を勝手に、とりとめもなくご紹介していきたいとおもいます。

正直、OSSANなんぞがこういった文学の金字塔のような書物等や関係各位の血と汗の結晶の作品(雑誌等含む)を浅はかな見識でクドクドとご紹介申し上げる。ということが恥ずかしくも恐ろしくてならないですな。いい気なもんです。

ですので内容に関してのスルドイ考察や分析などはしませんし出来ません。

ただひたすらOSSANの感想と心の動きのみ無責任に脈絡なく綴りますな。

お時間の余裕のある時にでもこれらの作品へ是非触れてみていただきたいとの思いのみで(できる限り短く!ご紹介してまいります。

釣りのブログに似つかわしくない作品や諸兄姉既読のものを取り上げる事もあるかと思いますが、ご興味の無い作品の記事は本屋で背表紙を一瞥しスルーするのと同様にしていただければとおもいます。

この本を手に入れたのはつい最近のことでありますな。

2015年よりフライフィッシングに手を出すようになり、通販サイトで様々タックル類を物色するうちそれらに関する書物にも俄然興味を持つようになっておりました。

どこかで見たことのあるタイトル。(文学作品としてですよ)

書物に限らずその世界でのスタンダードというものにOSSANは弱いですな。残り短い人生の中であまり時間も労力も浪費するわけにはいかないと考えております。

書評を敬愛してやまない故、開高健氏が寄せておられる作品であることもこの本を手にする大きな動機となりました。

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透明感のある文章

のっけからおかしな表現をしてしまいますな。

この作品を読み進むあいだ、読み終えた後。そう感じ、頭にそんな言葉が浮かんできてしまったのでそのまま書きつけておきます。

言わずと知れた“The Compleat Angler”『釣魚大全』~アイザック・ウォルトン~は釣り文学の金字塔のように取り上げられることの多い作品でありますな。

OSSANが20代に初めて手にした釣魚大全は訳者(様々な方が訳されております。ここでは書きません)が拙かったのか、退屈極まる作品でありました。つい最近も読み返したのでありますが、感想は変わりませんでしたな。(言っちゃったよオイオイ;;)

1600年代当時の「釣りは趣味として認知されていない」ことに対するウォルトン卿の思いが込められておることは理解できても、今のOSSANにはどうにも息苦しいんですな。

しかしこちらの『フライ・フィッシング』にはそれがない。

ノビノビできる感じがいたしますな。(もちろん著された年代が全く異なります)

ウォルトン卿には実生活において様々苦難があったとの事でありますが、グレイ卿も負けず劣らず波乱万丈の人生を全うされております。

それらが作品に与える影響を意識して排除する気持ちも働いたでありましょうな。お二方ともイングランド生れの正しきジェントルマンでありますからな・・・

学生時代のフライフィッシングに傾倒する青年の姿が眩しいんでありますよ。

もちろん一気に全て読破してしまう、アクション物やスパイ小説のような「次の展開が気になって仕方ない!早く全部読んでしまいたい!」と言うような性質のものではありませんね。

毎晩ベッドに横になり、寝入るまでのわずかな時間を継ぎ足し継ぎ足し、数ページずつ読み進んだのであります。

OSSANはこのスタイルが大好きですな。

そしたらですね、上記の印象や落ち着いた文体とも相まって実に夢見が良いんでありますな。

一日の終わりに、もう何も心配事や気がかりなことなど思い出さず、ゆるゆると漂い浮きつ沈みつしながら眠りにつきたいと願う日に。

佳き読み物でありますな。

立派なハードカバーのウォルトン卿を手放し別の訳者の物に買い替えることはあっても、このペーパーバックはボロボロになるまでOSSANの本棚を出入りすることになるでありましょうな。

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