防水カメラFinepix・XP-90を約半年間使ってみて。フィッシャーマン視点レビューのようなものをウダウダと・・・

釣りに限らずキャンプやトレッキング、はたまた近所の散歩や飯撮りまで。

防水で、写りが良く、軽量で、丈夫かつ安価なコンデジを探して手に入れることとなったフジフィルム製ファインピクスXP-90。

実はまだまだ使用していない機能だらけでありますが、ふたたび釣りのシーズンに突入してしまうとまた面倒になって伸び伸びになってしまいそうなこともあり、現時点でのOSSAN的レビューをまとめておきますな。

防水機能以外の希望機能として挙げていたものに関しては過去エントリーをご覧いただきたいのでありますが、妥協した部分もあったのであります。

防水カメラを選定したときにあきらめたことは、

  • RAW撮影機能
  • (ある程度の)画質の悪さ
  • センサーサイズの小ささ

大ざっぱに言って以上3点でありました。

これらに目をつぶり、モデルチェンジや新製品を待つことで(水辺でアイフォンを使用するという)喫緊の不安を解消しようとしたのでありますな。

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結果としては、ほぼ満足することができました。

二重構造になったバッテリー、メモリーカード、端子類へのアクセスカバーの防水性は信頼できるようであります。

耐衝撃性もイケておるようであります。

実際に1メートル半ほどの高さから河原の岩へカメラを取り落としましたが、機能に問題は起きませんでしたな。(実験とかしないほうが良いですゾ・・・)

矛盾するようですが、やはりカメラでありますからスマホと比べてホールド性は雲泥の差で良好。

XP-90のホールド性はボディの材質や造作等により、今まで手にしてきたコンデジと比較してもまったく遜色ないものであります。ボディへの傷も付きにくいようであります。

後述しますが、光の状況によっては結構不満のない写真を写してくれますし、皆さんの想像を絶するような雑な扱い方をしておるわりには、映像を記録することに於いて相当タフであると言えますな。

数少ない、この価格で手に入る防水コンパクトデジタルカメラの選択肢として有力なモデルの一つであるとおすすめできます。

当然ながら防水性を有しないモデルと闇雲に比較してはいけませんよ。

実際に使用してみて、気になることはやっぱり出てくるのであります。

それらを(使い勝手に関して)久しぶりに列挙してみますな。

① 想像よりも大きいですな。

もちろんコンデジの範疇でありますし、散歩に行くのにバッグの中へ放り込むのに躊躇するようなサイズでも、重量でもありません。

しかし、今はやりのハイスペックコンデジ(1インチセンサー搭載のSONY RXシリーズとか)くらいのサイズ感であると思って間違いないですな。

ちなみに・・・

SONY RX100の外形寸法は、

101.6×58.1×35.9(幅・高さ・奥行き/mm)バッテリー含む重量が240gに対し、

Fine Pix  XP-90は

109.6×71×27.8(同上、突起部含まず) バッテリー込み重量203gということであります。

細君の購入したCanon IXY190のサイズは95.3 × 56.8 × 23.6mm・138g。コンパクトではありますが、OSSAN的にはこれを選ぶならiphone5sで十分なのであります。

ケースに収め(本当はむき出しでいこうと考えていた)すぐに撮影に移行できるようにウェーダーのベルトやバッグのストラップに固定するOSSANのような使い方では重量面は良いとして、もう少しだけコンパクトにまとめてほしかったと感じております。

② レンズカバーがないので不安&指で触ってしまう。

上記、”カメラ本体むき出し運用”をあきらめた理由がコレであります。

何かに擦れでもしたらレンズに傷が入ってしまい、それが深くはなくとも繰り返されるうちにすりガラスのようになってしまうのではないでしょうか?

そうなってしまえば、当然出来上がりの写真に影響を与えるでありましょう。

レンズ開口部はボディ中央が良かったですな・・・でもそうすると更に大型化、重量増となってしまうんでありましょうな・・・;

可動部、レンズシャッターが無いということは、故障懸念の減少、起動時間の短縮にも貢献します。(XP-90は起動、操作の反応共キビキビしておりますな!)

また、これは素早く撮影体制に移行できるというメリットでもあるのでありますが、ボディ端にレンズがレイアウトされていることも影響して、もう片方の手でカメラをサポートする・・・というようなときにレンズに指先が触れてしまいがちなのでもあります。

すり傷や指紋等の汚れに気を遣う必要がありますな。

③ 図体の割には操作ボタンが小さい。

これはどうでしょう?

もしかしたらそう感じない方もいるかも知れません。

OSSANは防水カバーの開け閉めをする二重構造のロック機構つきボタンが小さいと感じます。

爪先で・・・という程ではありませんが、指を立てて操作する必要がありますな。

これはまあ、フィールドでアクセスしなければ良いのでしょうが、問題はそこだけではないですな。

T・Wボタンの張り出し具合を見ると操作のしやすさが全く考えられていないという事はないようでありますな。

テレ、ワイド操作ボタン、シャッター、メニューを中心とする操作ボタン、全てが小さく、操作しにくいと感じるのであります。

ちょっと譲って、”素手で操作するのであれば” あまりそのように感じないかも知れません。

しかし寒風吹きすさぶ早春の溪では?総員ドラえもん的着膨れ状態なスキー場なら?珊瑚礁でのシュノーケリングでは?

何らかのグローブをしていませんかな?

きっと、シャッター以外は操作できないであります・・・

ただでさえ必要機能の呼び出し階層が深くなりがちなコンパクトデジタルカメラであります。

せっかく搭載されている多機能を呼び出すにも、フィールドでその操作が出来ない、億劫になってしまうということでは残念なのであります。

このサイズに収まるカメラとして、それはちょっと求めすぎというものではないかい?・・・という意見も出ることを重々承知の上で。

是非、次期モデルでは、使い勝手にこだわって思い切ったデザインをお願いしたいところであります。

④ 光の入射角に、ものすごく気を遣う

11群13枚。非球面レンズも奢る贅沢なレンズ構成。コレを守るためのカバー的役割を果たしている、最も外側にある保護フィルター。

これが悪さをしているのでありましょうか。

もう、とにかく気を遣います。

順光だと思っていても、ちょっとした光源の傾きや入射で盛大なフレア、ゴーストが発生いたします。コントラスト低下も顕著でありますな。

再掲。顕著な例であります。1万円のコンデジでもここ迄ならないと思いますな。

カメラ用レンズの特性において、未だかつてこれほど苦労したことはないと言い切れるほどであります。

この部分にニコンのナノクリやツァイスのT*コーティング的処理をしたレンズを奢れば解決するのでありましょうか?

しかしそれではカメラの価格を爆上げさせてしまう要因ともなるわけでありましょうし・・・

色表現においてはフジフィルムでありますのでね、たまにハッとするような描写もするのでありますが、こればっかりは・・・

これに起因する一番困ることは、シャッターチャンスに出会ったそのとき。シャッターを切る前に一瞬の迷いが生じてしまうことであります。

また、このクセのお陰でトライしていない撮影も実はあったりするんですな。

この点においてはとんでもないじゃじゃ馬っぷりであります。

⑤ 広角が惜しい!

レンズですな。

35mm換算で28mm~140mmの解放F値3.9~4.9のレンズが搭載されております。

これが惜しいのであります。残念なのであります!

フィールド・カメラを標榜するのであれば、望遠側を犠牲としても、広角側は24mm以下始まりであって欲しかった;;

F値の暗さも、高感度耐性、ノイズ処理、手ブレ補正機能等でうまく補われておりますが、ちょっと物足りないのでありますな。

ここでは収差や歪みに関しては取り上げません。それが求められるカメラではないでしょうし、釣りの最中にそんなことは気にしたことが無いからであります。

⑥ 水中撮影は難しいですな。

いえね、少し考えてみれば当たり前だったのでありますがね・・・

キャッチした魚の表情を水中で撮ってやろうと思っていたんですが、これは至難の業でありました

再。しかもこれ以降トライしていないという・・・

液晶が固定でありますのでね、水中に突っ込んだカメラの捉えている画角が確認できないのでありますな。

チルト液晶を奢れば解決するのかも知れませんが、そうすると重量、サイズ、価格がこれまたUPしてしまう・・・と。

スマホとリンクさせてリモート撮影すれば良いと考えますかな?

片手でカメラ、もう一方の手でスマホ操作を・・・

出来ません! 魚逃げちゃうしww

体ごと水中にあるようなシチュエーションなら問題ないのでありましょうが、目論みを誤ってしまいましたな。(←アホですな)

⑦ バッテリー容量はそれなりでありますな

フジフィルム公式ではAUTOモードで約210枚とされるバッテリー容量。

一度だけ、釣行中に誤って動画撮影シャッターを押してしまい、ケース内の暗闇を撮影し続け、バッテリー切れを起こしましたな。

しかし時間としては約30分弱であったはずであり、気付いたその後すぐにバッテリー切れを起こしたのであります。

もしかしたら、フル充電状態ではなかったのかも知れません。

しかし小さなバッテリーでありますのでね。

側面カバーを開放したところ。USB充電コネクタと、多分使わないHDMコネクタがあります。バッテリーは薄く、ちっちゃいですな・・・

OSSANの釣果と同様に、チョボチョボと撮影するのには全く問題となりませんが、動画記録を交えたり、日をまたいで釣行するなどの長丁場にはこのNP-45Sというバッテリーは少々心もとないスタミナであると言えそうであります。

そのような状況が予想される場合はスペアのバッテリーを用意しておいた方が良さそうでありますな。(一応貼っとこ。でも高いんだよな・・・;)

あ、あとフラッシュ機能は”何とか撮れる程度”と割り切ったほうが良いとおもいますな。

光量もコンデジ然としたものでありますし、調光プログラムもあまり感心できないもののようであります。

もともとフラッシュ撮影が好きではないこともあって、それほど積極的に使用もしておりませんが、その写りはお見せできるようなものは撮れておりません。(ほぼ消去)

これからも余程のことがない限り、発光禁止モードのままですな。

更に2016/12/25現在、OSSANのリビング作業用PCであるmacOS Sierraにはfujifilmさん提供PC AutoSaveプログラムは未だ対応していません(泣;)。

なにやら、またもないものねだり・・・「そんなん全部クリアするの無理だろ!!」という感想ばかり書いている気になってきてしまいましたな。

ではこのXP-90を購入して、「後悔しているのか?他社の防水カメラにしておけばよかったと考えているのか?」と聞かれたら、

「うんにゃ、かなり満足しております。」と答えます。

当たり前ですな。

このFinepix XP-90の実売価格で、防水性、防塵性、耐衝撃性、インターバル、タイムラプス撮影機能装備、WIFI機能まで備えたタフなデジタル・カメラが手に入ってしまうのでありますよ?

技術の進歩や企業努力を疑う余地はありません。

しかし何でもカンでも機能を盛り込めば良いってもんではないのでありますな。

近頃は、自分にとっての必要十分を計り、足るを知ることが良いプロダクツと巡り合う近道かも知れないと考えるようになってきました。

そしてOSSANは信じてもおりますよ。

次のモデルではないかもしれません。その次でもないかもしれません。

もしかしたらFujiFilmさんではないかもしれません。

しかし、きっといつか日本のカメラメーカーさんのどこかが、

こりゃぁ・・・バチッときたーーっ!!

という防水コンパクト・デジタルカメラを発売してくれる日が来るはずなのであります。

そんな日が来るまで、このアマガエル的に可愛くも不器用なFinepix XP-90をあちこちに連れ出してまいりますな。

2017年1月。

後継機との比較をまとめておきましたな。

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