来年から本気出す!新ロードバイク・De Rosa-SK ピニンファリーナが届きましたな。

ハートのトレードマークは、ウーゴ・デローザの自転車に対する情熱を表現するものであるということであります。

正直、ロードバイクを更新する気は、夏前頃までは全く無かったのであります。

書斎に置かれた80年代のレイノルズ531パイプ製・プジョーのロードバイクは、年に数度ほどしか乗られることなく、ほとんどオブジェと化しておりましたな。

たま~に乗ってみれば、ガシガシ漕いでいた当時から比べると20キロほども増加した体重柔軟性の低下、膨張の一途を歩んできた腹囲なども相まって、苦痛を伴う乗り物となっておりました。

アルミ製のそれらから比べれば、振動減衰特性も比較的良好であるとされるスチールフレームでありますが、ケツの筋肉もすっかり落ちてしまっておりますのでマア、20キロも漕げばもうアチコチがイタイイタイ・・・;

思えばプジョーでのラスト・ライドでありました・・・

ポジションを少しでも楽にしようと、スレッドステムなどを物色するにも、時代に取り残された我がロードバイクにはパーツ選択の余地はほぼ残されていないのだということを、まざまざと痛感したのでもありました。

と、言い訳はするのでありますが、ブッチャけて言えば鈍りきった体が追いつかないので新たな機材に頼ることとしたのでありますな。

到着したロードバイクは、デローザ・SK・ピニンファリーナという自転車であります。

本当はケージすら装着したくないのですが、仕方ありませんな。

もうこのようなトシでは恐らくスポーツタイプの自転車を購入するのも、きっと最後の機会となるであろう・・・との思いもあり、ちょっとだけ奮発でありますな。

skは前モデルのスーパーキングの略だそうであります。カラーは日本限定ダークネイビーマット&シルバーマット。派手すぎず、上品な感じが気に入りましたな。

ピニンファリーナとのコラボモデルとのことであります。フェラーリやマセラティは逆立ちしたうえ、鞭打ちされても買えませんが自転車なら無理すればなんとか・・・

イタリアン・ロードバイク御三家の一角を占める、DE ROSAのフレームを選びました。

ブランドに対する憧れも個人的にはそれ程なく、この歳になって、ハートマークが 

カワ(・∀・)イイ~~!

・・等とホザくつもりもありませんが、ショップに数多展示されている各社のフレームを眺めるうち、

あ、これだ。

とココロの中でほぼ即決してしまったんですな。

デローザといえばスチールパイプ全盛の時代。伝説のカンピオニッシモ、エディ・メルクスやロシアの金狼、エフゲニー・ベルツィンらスター選手が使用していた頃の印象が強烈なのであります。

最近は日本企業もスポンサーに名を連ねるNIPPOヴィーニファンティー二というチームにバイクを供給しているようでありますな。

80年代後半から90年代のロードレースはワクワクしましたなぁ・・・(キアプッチ、パンター二等クライマーの戦いっぷりが大好きでありました。)

未だにボードマンやオブリーらに、当時UCIが意地悪をしなければ自転車競技の世界はもっと尖がった面白いものになっていただろうに・・・と残念な気持ちが抑えられませんな。

閑話休題。

何故このフレームを選んだのか?

新たなロードバイクを選定していくにあたり、譲れないポイントがありました。

タイヤが浮いてますな。早く履きつぶして良いものに替えたいところであります。それまで待てる気はしておりませんが・・・

それはホリゾンタルフレームの美しさであります。

(なんだよ結構保守的なんじゃん・・・)

重量が多少増すのだとしても、タイムやスピードあるいは何等かの勝利を目指して自転車に乗ろうというのではありませんのでな。

トップチューブが地面と平行である事、併せてエアロ形状である事。いつまで眺めても飽きない美しさを感じる事。それらは絶対条件でありました。

カレラ・ピナレロ・メリダ・・・

SKピニンファリーナ以外でも、数種類のホリゾンタル形状のエアロ・カーボンフレームは見つけることができました。

それらの中でカラーリングも含め美しいなと感じたフレームは、個人的にはコレのみだったのでありますな。

オイオイ、走らない気満々なんじゃねーかw

突っ込まれてしまいそうでありますが、今回は一寸だけ本気で取り組むモチベーションと目的がありますからね。まあ大丈夫でしょう。

メイドイン・フランスのプジョーフレーム。この時代が最終かな?

予算はありませんので出来る限り現有バイクからのパーツ移植を目論みましたが、結果的にはホイール・ペダル・サドルのみが移植されることとなりましたな。

十数年まえのカンパニョーロ・10sコーラスを移植しようとすると、組み換え工賃にあわせフリーハブ交換、ボトムブラケットとクランク規格の問題なども発生してしまい、新たに105コンポで組み上げるよりも高額となってしまうことが判明してしまったからであります。

カーボンが使用されないコーラスの最終型・・・だったかな?しばし封印であります。

ハンドルですら使い回しが出来ませんでした・・・仕方ないですな。

ニューバイクで鍛え、再び細身のスチール・バイクに乗れる身体となるまで、美しい想い出のコンポーネントは取り外して保管することといたします。

一瞬、新たに手組の32H・ホイールも買ってしまえば街乗り用ロードも確保できるじゃん!とも考えました。

しかし玄関外にはそれ用のMTBも停めてありますので、スペース的に叶わぬ思いでありました。

自転車に乗ることのできる時間も限られたものとなるでありましょうし、まして体は一つでありますからな・・・

コラムスペーサーは積みすぎましたな。早晩下げるでありましょう。腹が凹めばですがw

久しぶりの大きな買い物に年甲斐もなくウキウキしておりますな。

当然、颯爽と漕ぎ出すとお思いでありましょう?

しかしヘタレなOSSANはこの寒空、そのような気力は微塵も湧いてこないのであります。

本格始動は来年、暖かくなってからでありますな。

コメント

  1. サスケ より:

    はじめまして。
    SKのフォルムは素晴らしいですね。
    私もトラウト大好き、ロードも大好き。しかも同じくデローザに乗っております^ ^
    これからも楽しい記事を勝手に期待しています。

  2. OSSAN より:

    サスケ様、はじめまして。
    自転車とトラウトは親和性の低いもの(季節的・時間的問題)と勝手に思っておりましたが、いらっしゃいましたね!
    しかもデローザユーザー様とは^^b
    先日我慢できず試走してきましたが、ある問題が発生してしまいました。
    これはまたskのインプレ含めエントリしようと考えております。
    今後共、宜しくお願い申し上げます!