新素材グラフェンとやらが気になる。ニュータイヤはVittoria・ RUBINO PRO SPEED 25cにしてみますな。

ニュータイヤが届きましたのでインストールでありますな。

先に書いておきますがインプレッションはありません。単に組み付けたというだけのヨタヨタ文章なのであります。

これまでユーラスに履かせていたのは、ミシュラン・リチオン2という普段履き、トレーニング用等に位置づけられる比較的安価なモデルでありました。

ほとんどロードに乗らなくなってしまって、高価なタイヤでは勿体無いと考えての妥協的選択でありましたな。

しかし価格の割には乗り心地も悪くはなく、巷で言われるようなひび割れも発生しませんでした。

グリップ限界は高くないこと、ふとした時に挙動がダルく感じる等以外は、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルでありましたな。

それ程距離を乗ったわけでもなく(恐らくトータル800㌔位・・・かな?)、トレッドのセンターラインもまだ残っているくらいでありますが、ホイールに装着してからはすでに4年弱が経っているのであります。

まだまだイケそうなんでありますがネ・・・現在はモデルチェンジして”リチオン3”が販売されておりますな。

走行後には必ず雑巾がけをし、室内保管をしてきましたのでまだピカピカの状態であると言えます。

しかしニュー・ロードバイクを手に入れ、久しぶりに走り始めてみると、どうも感覚がおかしいのであります。

滅多にない事ではありますが走行中に体力が回復し、インターバルトレーニングのつもりで高負荷もがきを入れる際や、数パーセントの坂が目の前に現れ、脳内欧州山岳ステージごっこをしようと誰にも見られていない事を確認して後、必要以上の苦しみの表情を浮かべつつダンシングで駆け上がるとき。

どうにも後輪から

ずるり、ずるり・・・

とトラクションを失っている感覚が伝わってくるのでありますな。新品の頃には無かった感覚であります。

これではいけませんよ。

ヨタヨタのOSSANが日々様々なものに削られ、ただでさえ枯渇寸前の、なけなしとも言えるパワーを振り絞ってペダルを踏みこんでいるのであります。

微々たる出力なのでありますから、それを駆動力としてロスしてしまう・・・というのでは色々と困ってしまうのであります。

やはりタイヤは、見た目ですり減っていないからと言って経時劣化からは逃れられないようなのでありますな。

カラー的にDEROSAには似合っているとも思えず、その乗り味にも飽きていたこともあり良い機会であります。

FFWD F4R導入を機に、タイヤも新調することといたしました。

しかし自他ともに認めるヒネクレ者ですからね、ド定番と言われるコンチネンタル・GP4000s2は避けることといたしました。

 

そして耐久性がずば抜けて高いということでありますが、まだそれほど距離を乗り込める身体でないこともあって、飽きる前に交換時期となってくれた方が良いと思ったのであります。(ネガティブに聞こえるかもしれませんが、高評価なタイヤであります。)

一時はミシュラン・パワーエンデュランスと言うモデルにしようかとも考えておりましたが、メーカーを変えてみたくなったことが一つ。

そしてミシュランタイヤの性能は疑っておりませんが、今回は我慢しようと思わなかったことがあります。

しかも空気が抜けてみると、小さな亀裂が発生していることに気がついてしまいましたな。

このキャラはあまり好きではありません。

新品のタイヤの匂いが変態的に好きであります。

今回はヴィットリアルビノ・スピードというタイヤにしましたな。23cでも太いな・・・と感じていたのに、なんと25cでありますよ。

しかも現在はこの太さがプロレースの世界でもスタンダードになっているんですと・・・!

適正な空気圧の場合、太いタイヤの方が転がり抵抗が減ると言われておるんですな。にわかには理解できないのでありますが・・・

いま、OSSANの頭の中は

転がり抵抗低い=足を止めてもより進む=楽できるじゃんww

という都合の良い思考に支配されてしまっております。自分で体感しないわけにはいかないではありませんか!!

ルビノと言うタイヤは以前から存在を知っておりましたが、2016年にモデルチェンジを果し、ナノカーボン技術の産物である、グラフェンと言う新素材を投入されて大出世したとの事であります。

各方面のレヴューを見ても概ね高評価でありますな。

ミシュラン・リチオンと同レベルの立ち位置と記憶しておりましたが、現在は価格的にも当てはまらないようであります。

で・・・。

グラフェンって何?

グラフェンは非常に薄く、ほぼ透明なシート状のピュアカーボンでできた革命的な素材です。
その層は原子1個分ほどに相当する薄さです(1メーターの1/1,000,000,000の薄さ)。
VittoriaはDirecta Plus社の、”G+”と名付けた原子2~8個分と同じ薄さのグラフェンを使用しています。

Vittoriaが使用しているグラフェンを混ぜることで、その素材 (ホイールのカーボンやタイヤのゴム)の性能を4倍から6倍も改善することができます。

グラフェンが開発される前は、スピード・グリップ・耐久性・耐パンク性能の間でどれを優先するかを選ぶ必要がありました。グラフェンによって、天然のゴム素材が持つ障害を取り除き、スピード・グリップ力・耐久性・耐パンク性能の全てにおいて一切の妥協をする必要がなくなりました。それぞれの性能を最大限に引き出すことを可能にしたのです。

Vittoria公式・抜粋~

・・・ね?

また、ここでもカーボンでありますよ。

しかも原子レベルとか言っちゃってます・・・!原子核と電子の電磁的相互作用による束縛状態なんですよ?

ちょっと突っ込んで聞いてみたいことも出てきてしまいますが、OSSANの極薄である財布よりも確実に薄い。と余裕の構えであります!

それの2~8個分の薄さの材料を用いることによってムチャクチャ良いものが出来たって言うんです!!

よ〜し、わかった。

そっちがその気で、あくまで薄さで勝負してくるつもりであるなら・・・ヘルメット脱いでやるぞ!!!

さっぱり意味が分かりません。

でも何だかすごそうじゃないですか。使ってみたくなったのであります。

現在、ビットリア ルビノ・プロシリーズは4種類ラインUPされていますな。

無印、スピード、コントロール、エンデュランスです。

今回選んだ”スピード”モデルは、ヒルクライム・タイムトライアル向け軽量モデルということでありますな。

いきなり追い込んだ走行をしたらきっと色々とリバースしてしまうでしょうし、ヒルクライムなんぞ挑もうものなら見たこともない美しい河が目の前に横たわる予感しかしませんが、耐久性に目を瞑る代わりに軽量性を重視しようという選択であります。

ちなみにリチオン2のカタログ重量は220㌘/23c(絶対もっと重いと思いますな・・・)。

ルビノプロ・スピードは25cで205㌘とされておりますな。

25cのクッション性と、未体験の低転がり抵抗を手に入れてなお、軽量化ができる・・・!という目論みなのであります。

早速、体重測定してしまいますな。

うはwイケてる!!

・・・と思ったらやっぱり。

振れ幅-1~+11グラム。

まあ、想定内でありますな。軽量な方を後輪にあてがうことといたします。

併せて用意したMAXXIS・ウルトラライトチューブ。

ブチル製60mmバルブ。優秀ですが一本はダメになりましたな・・・;;

本当はラテックスチューブの乗り心地が好きなので奮発しようかとも思いましたが、よくよく調べるとカーボン・ホイールには使用してはいけないとの事であります。

ブレーキング時のリムの発熱によって、高圧チューブが破裂してしまう恐れがあるんですと((((;゚Д゚))));;

万一、スピードの乗っている状態でバーストでもしようものなら、今まで払ってきた高額な生命保険が役立ってしまうことになるんですな・・・

色々と怖すぎて考えたくありません。

久しぶりのタイヤ・チューブ組み付けなこともあって、チューブを一本ダメにしてしまいました。

水に浸けての穴探しでも発見できない、ある程度の高圧でしか空気漏れしない穴をあけてしまったようで、後輪側には手持ちの100㌘のチューブを入れることになってしまいました(なんだかなぁ・・・)。

やはり軽量チューブは気を使います;;

FFWD F4Rに対し60mmバルブチューブでは、少々バルブが短いですな。でも面倒なのでこのまま使います。

そんなこんなで、数度繰り返したタイヤセットが終わるとバイクへのホイール組付け、専用ブレーキパッドへの交換、さらにブレーキ調整(リム幅が変わっていますのでね・・・)と作業は続きます。

実は、シマノのロードバイク用コンポーネントをいじるのは初めてなのでありますな。

WEB上のマニュアルを横目で見ながらの作業は難しくも楽しいのでありますが、午後一杯がすっかり消費されてしまいました。

ニューバイク、ニューホイール、ニュータイヤ・・・!

嗚呼。

颯爽と走り出すことができるのはいつになるんだろう・・・

ロードバイクのタイヤ交換ごときでヨタヨタになりつつ美しい夕暮れを見送った、ある休日なのでありました。

Vittoria【ヴィットリア】 RUBINO PRO SPEED【ルビノ プロ スピード】 クリンチャータイヤ 2本セット (700×23C)

あ、出来上がりの写真を撮るのを忘れておりましたな;;

既に力尽きておりますのでスイマセン、←twitterのタイムラインでご確認ください・・・