やっぱり出会いは大切ですな。ニュートレッキングシューズ・SIRIO(シリオ) P.F.302をお安くゲット出来たこと。

過日。

新たなスキー用グローブ等を準備するという家族の運転手をこなしておりましたOSSAN。

出かけた先のアウトレットショップにて、とてもラッキーな買い物をすることができましたな。

 

実は昨年の初秋。

長年連れ添ったAKU製AIR8000というトレッキングシューズの革製内張りが派手に破け、とうとう限界を迎えました。

アルプス、尾瀬、八ヶ岳、屋久島、積雪の日光連山・・・キャンプでの脱ぎ履きにウンザリもしましたなぁ・・・

いい加減ソールのブロックパターンもすり減り、金属のシューリングには錆が浮き、あちこちの縫製も怪しくなり・・・

思えば二十数年もの長きにわたって我が足元を支えてくれていたのだなあ・・そろそろコイツも代替かなぁ。

と考え始めた矢先でありましたな。

生活するのみに必死で、山から遠ざかって十数年。

現住所へ越してきてからは悪天候(雨台風とか積雪とか)の日にしか引っ張り出されることはなくなっておりましたな。

フライフィッシングを始めて、ウェーディングの必要がない釣り場へ出かける時に持ち出すようになり、新たな活躍の場を見出したばかり。

というタイミングであったのでもあります。

もう履くことの出来なくなった、大きく嵩張るトレッキングシューズをさすがに保管し続けるわけにも行かず。

年末の大掃除の際ずいぶん長い事 修理の是非を悩みましたが、ソール張替え不可モデルであることもあって泣く泣く処分を決意したのでありました。

しかしなんですな。

”トレッキングシューズを保有していない”という事がこれほどに心細い

とは思いもよりませんでしたな。

2足ほど革製ワークブーツを保有していることもあり、もうトレッキングシューズを購入することもないか・・・とも考えたのでありますが、やっぱりイザという時に無いと困るな・・・と。

”イザという時”っていつだよ!?

と聞かれても色々困ってしまうのでありますがネ。

まあ、あるかも知れないじゃないですか?

自然災害の報に触れない年はないのではないか?という日本であります。

いつ何時、自身にその災禍が降りかかり、相当期間の不可避的屋外避難生活の必要や、徒歩での行動が強いられるとも限りません・・・

そんな時、頼りになるのは革製ビジネスシューズやワークブーツ、ましてや軽量ランニングシューズやウェーディングシューズ等ではありませんな。

はたまた。

ある朝、目覚めるとたまたま連休初日で、たまたま天候もこれ以上ないくらいに晴れ渡り、かといって暑くもなく寒くもなく、明け放した窓からはえもいわれぬ芳しい微風がそよぎ、たまたま女房子供は昨日から実家に帰省しており、仕事の疲れや二日酔いや腰痛などもきれいさっぱり消え失せ、身の内から湧きだし漲る体力気力ははるか、20代の頃のよう・・・

そんな穢れなき一日のスタートを無駄にしないため、慌ててザックに信頼するギア達を詰め込み、靴ひもを結ぶのももどかしく玄関を飛び出す・・・

そんな奇跡のような目覚めと一日のスタートは今後絶対にありえない!

とは言えないかもしれないかもしれないですな・・・?

トレッキングシューズは新調することといたしました。

  • 高めのミッドカット〜ハイカット
  • ゴアテックス使用
  • できればビブラム・ソール使用
  • ちゃんとした(登山靴、アウトドア)メーカーの物

これだけの条件を設定し通販サイトやメーカー、ショップサイトなどを彷徨い、数モデルのブーツに当たりをつける作業を進めておりました。

ザンバラン、キャラバン、スカルパ、アゾロ、ノースフェイス・・・片っ端からリストに入れては消去する・・・と言うことを繰り返しておりましたな。

今後行く(かもしれない)トレッキングコースの難易度、荷物の重量等を予測し、価格、特徴、構造などを網羅的かつ客観的に調査、分析をして最後に残っていたのがこれでありました。

さすがにトレッキングシューズを試履もせずに通販で購入するわけにも行かず、出かける先々でテストできる場所を探しておったのでありますがそれほど緊急に必要であるものでもありません。

ズルズルと日々が過ぎておったのでありました。

そして先日。

お付き合いで立ち寄ったアウトレットショップに発見してしまったのでありますな。

Sirio(シリオ) P.F.302 カフェ・カラー。

まさにコレ。

箱なども一切なし。足入れスムーズ。3Eワイズも心地よいですな。

小さなサイズばかり積み重ねられている中、ムキ出しで置かれていた26㌢が一足のみ。

本当は厚手の靴下を履くことを考えて26・5㌢を購入対象としていた(OSSANは大体25.5〜26センチ。)のでありますが、アウトレットなので当然のようにありませんでしたな。

鼓動もやや早くなり、早速試してみると街用の靴下とシューズの幅広設計のおかげで余裕もあり。

しかも新品の半額以下の価格であることも手伝って即決してしまいましたな。

慣らし散歩終了ですな。いつもの上野公園ですが、ずいぶん景色も変わりました。更に再開発が進んでおります。

分厚い靴下を履いて挑むような季節やコースはもうOSSANには色々と無理でありましょうから、これで良いのでありましょう。

コイツは今後二十年、持ってくれますかな?

グリップ力を稼ぐためか、ソールの材質が少々柔らかめなのが気になります。その分歩き心地はソフトで良いのでありますがね。

アッパー構造がダメになる前にこのソールがすり減るのが先のような気がしていますな。

このクラス、用途のシューズは恐らく”人生最後の購入かも知れない”と考えると、チョットばかり早まったのかなあ・・・

ともあれ、

今後はこいつと共にガシガシ、ヨタヨタと出撃してまいります!