- 重量 IMCO<ZIPPO
- 価格 IMCO<ZIPPO
- 着火までの手数 IMCO(1)<ZIPPO(2)
- バリエーション IMCO<<<ZIPPO
- 燃費 IMCO(スーパー)>ZIPPO
- フリントの持ち IMCO<ZIPPO
- 耐風性 IMCO<ZIPPO
- 堅牢性 IMCO=ZIPPO
- ギミック IMCO>ZIPPO
- 開閉音 IMCO(ジョリッ)<ZIPPO(カキンッ)
(2020・2 耐風性評価を修正しました)
いきなり独断と偏見によるOSSAN的比較評価をしてしまいましたな。
皆さんはフィールドでの火口はどのようなものをお使いでありましょうか?
ワタクシは釣りや旅行、キャンプ等でフィールドに赴く時は必ずライターにオイルを充填し、「よし、いくぞ。」と気合を入れるのであります。
少々面倒くさくもありますが、この習慣はおそらく一生変わらないと思っておりますな。
色々理由はありますが、これをしないともう「気持ちが悪い」としか言い様がないくらいのもんであります。
世に数多あるオイルライターの中で、OSSANはかなり長いことZIPPOライターを使用しておりますな。
このZIPPOはもう改めて言うまでもなく、大ベストセラー。超ロングラン商品であります。
シンプル構造。堅牢性。着実性・・・
OSSANも大変に信頼をしており、かなりの数のZIPPOを購入、頂いたりなんぞしてまいりましたな。
しかしながらこのZIPPOオイルライター。
OSSANからは2つだけ欠点を挙げさせていただきたいのであります。
一つ目は皆さん異論無きところであるかと思いますが、
すこぶる燃費が悪い。
一度の給油で、着火回数や気温や湿度等にも多少の影響は受けると思いますが、OSSANの場合まず4日は持ちませんな。
このモノグサなOSSANが4日以内に一度、オイルライターの給油をするとお考えですかな?
はい。
しませんとも・・・
おおちゃくをしてオイルをヒタヒタ、ジャバジャバになるほど充填しますと、一発目の着火時にはそれはそれは素敵で危険な火柱があがります。
そんな調子でありますのでね、いくら確実着火と言っても、いざ使おうという時にガス欠・・・なんて事は珍しいことでもなく。
情けないことにバックアップの使い捨てライターは必ず何処かに忍ばせておる状況でありますな。
そして2つ目。
いつの間にか生き物のように逃げ出してしまう。
ということであります。
今現在、OSSANの手元に残るZIPPOは3つ。もっとよく探せばもしかしたら4つあるかも。という状態でありますな。
いったいこれまでにいくつのZIPPOを手にしてきたことでありましょうか。
思い出せるだけでも10個以上は購入したり、頂いたはずであります。
しかし3つしか残っておらんのでありますよ。これにはホトホト参ってしまいますな。
せっかく気に入ったデザインのものを見つけ、使い込むうち手に馴染み、蓋の開閉音も落ち着いてきたかなあ・・・等と考えておるうちにある日、
忽然と行方をくらましてしまうのであります。
外飲みで、しょっちゅう脳髄までヘベレケになっておった時代ならさもありなんと言うところではありますがね。
店に座って落ち着くとケータイ、タバコ、ライター、腕時計を身体から離さないと有意義な議論に身が入らない、気持ちが落ち着かない、口説き成功率が上がらないのでありますな。(←これらはオッサンの生態みたいに見られておるそうでありますよ。まあ、ウルセイ!と言うところではありますな。)
やはりこの時代はよく無くしました。スターリングシルバー、クロコダイル、貝螺鈿、商標・キャラクター物・・・
更に不思議な事は、店に問い合わせても決して見つかったり、戻って来たりしたことはなかったことであります。
時は流れ、身を落ち着けてから久しぶりに気に入って購入した木彫細工の貼られたZIPPO。
これもひと月ほどで姿を消しましたな。
外飲みもせず、ごく普通に家と会社との往復。非常におとなしく草食的生活を送っていたにも関わらずであります。
ちょっとこれではたまりません;;
安いものでも4千円くらい〜でありますからね。外に持ち出すのが怖くなってしまいます。
今、手元にある齢を重ねたZIPPOまでが逃げ出す前に、手を打たなければならない!と思ってしまったのでありますな。
そして、色々考えた末、アウトドアでの使用に耐えるオイルライターとして双璧をなすIMCO(イムコ)スーパーと言うモデルを購入することといたしました。
遠い昔に友人がこれを使用しておった記憶。いじらせてもらった記憶がありますな。
そしてZIPPOよりもお求めやすい価格であるという記憶もありましてね。
フライ・リーダーを購入しに行くついでと、これもお散歩コースであるアメ横をブラつきつつずいぶん探したのでありますが見つからないんですな。
帰ってきてネットで調べてわかりました。
どうやら1918年創業のIMCOはオイルライターの製造を2012年に終了しており、現在は日本の柘(つげ)製作所という会社がライセンスを引き取り、中国で製造しておるということであります。
そうかそうか・・・・
いつの間にかひっそりと又一つの長い歴史が幕を閉じておったのでありますなあ・・・
そしてこういうものは日本がしっかり守るのでありますな。
手をこまねいてコピー品を掴まされてもかなわないので、ここはサクッとポチります。
- より軽量であること。
- ZIPPO並に耐風性があること。
- 壊れたり、なくしても諦めのつく価格。
- 燃費が良いこと。(OSSANの使用状況で1週間持ちましたな)
- フリントを2個突っ込んでおける。
あたりでありましょうかね。
使い始めてみると、このギミックがやはり面白いものであります。
オイルライターにおいて、歴史的名作としてこの2つに並んでよく名前が上がるのがRonson(ロンソン)でありますな。
OSSANも過去一度だけ使用していたことがありますが、これはむき出しのウィック(芯ですな)により耐風性がまったくと言っていい程無く、オイルライターの利点を上手く活かせていない構造であるとの記憶があります。
フィールドに持ち出す気にはならないですな。(そしてやはり無くしました;)
このIMCOはストラップ・ホールが設けられておりますな。ライターにくくりつけて使い勝手の良いストラップとはいったいどのようなものであるのか。
秋の夜長に、もう少しじっくりと考えてみたいところなのであります。
このIMCOも付き合ううちに欠点が見えてくることもあろうかと思います。
その時はまた少しだけ、ヨタヨタ話にお付き合い頂ければ幸いでありますな。