少し前、ロッド、リール、ボックスなどと共に相当な数の完成フライを頂いてしまいましたな。
「うはwこれで釣行前のボックス・スカスカ・・・弾数不足に悩まされる人生ともおさらば出来る!」
等と喜んだのもつかの間。
OSSANは恐ろしい事を発見してしまいましたな。
先日の今年最後のうらたんざわ渓流釣り場釣行前日。
頂いた様々なパターンのフライをどのように収納していくかを決めかねていたこともあり、それまで使用していたボックスの隙間に相当数のフライを移し替えて出発いたしましたな。
釣り続け、釣れ続けるうちに、壊れたりロストしてしまったりでフライを消耗していきます。
思うような反応が得られず「今日はお前さんのパターンじゃないんだもんね。」等と任命責任の所在をウヤムヤにされた可哀想なフライ達は次々にパッチへ送り込まれていきます。
そうして後日ボックスを眺めたとき、気が付いたことがありましたな。
もらい物フライの消耗が少ない・・・
んであります。
一度の釣行でどれほどのフライをロストするものであるのかは定かではありませんが、明らかに己の巻いたフライばかりが消耗しておりました。
巻き方がヘタッピで、耐久性も低く、ハックルがほどけてしまったりしてパッチ行きになったもの等を考えあわせても、目立つボックスの隙間に移し替えられたもらいものフライ達のみがボックスの中で妙に目立つ塩梅となっております。
うう~む?
不思議に思ったOSSANは釣行時、フライをセレクトしているときの記憶を遡ってみましたな。
そうしましたらね、どうもこれはやはり、
自分の巻いたフライ。実績があるフライを無意識にチョイスしていた。
と言うことのようであります。
もらったフライを使用し釣れた記憶もあります。
「ああ、このサイズのこのパターンはこういうときに心強いな・・・」と分析した記憶もあります。
しかし、どうもそうして釣れた魚の記憶が希薄なのでありますな。
もうお分かりですね?
そうです。
どんなにヘタッピなフライであっても、
自分で巻いたフライで魚を釣らないと満足度が極端に低いということのようであります。
最初期こそショップで一匹250円~300円で購入した様々なフライによってトラウトを釣り、その初めての興奮に我を忘れもしましたが、今となってはそれでは満足できない体へと変化してしまったようであります。
釣行中、こうしたことを無意識のうちに感知したワタクシは後半戦のほとんどを自分の巻いたフライで通しておったのでありますな・・・
そりゃぁ消耗度にも偏りが出るわけであります。
なぜそうであるのか?の心情分析はまたの機会にすることとして、これらの事に気が付いたOSSANはもらったフライをボックスから全て外しました。
またスカスカに逆戻りでありますww
でも、いいんですな。
今年の冬は明るい家族計画に沿ったフライ増産体制で臨んでまいります。
折角頂いた大量のフライ達には、また急場を凌いでもらう要員として及び、まだ巻けないパターンを補完してもらう控えにまわってもらうことといたしますな。