みなさんはおしりは好きですか?OSSANは大好きですな。
タイイングモチベーションを高めるためと表紙のウェットフライ、ダンケルドに惹かれ購入したフライロッダーズという季刊誌。
その冊子の中に何とも言えず惹かれるフライがありましたな。
まつだけいいちサンと言う方(フライ界においてどのような知名度の有る方であるのか、OSSANは全くの無知であります)が巻いてらっしゃるフライ紹介特集で取り上げられているアントパターン数種。所謂ありんこを模したフライでありますな。
グッと来てしまいました。
写真の撮り方がまたいいですなあ。実になまめかしい。
オトナになってからというもの、しげしげとアリンコを観察したことは無いのですがね。
「いや、アリンコのお尻、こんなに美味しそうにテカテカしてないだろう」
この形で黒地に金の模様ではどちらかと言うと徳利蜂とかジバチのイメージでありますな。
と言う感想は脇に置いておいたとしても人間(OSSAN)に対するアピール度は抜群でありました。
ルアーでもそうだと思うのですが、この「信頼する(釣れると思いこめる)毛鉤を使う」と言う事は非常に重要なことだとOSSANは考えておりますな。
初めて使ってみるフライと言うのは、「何やってもダメ。これを試しに投げてみよう。」と言う状況でティペットに結ばれることが現在のOSSANは多い気がします。
そこで偶々釣れちゃったりすると一気にお気に入り、一軍入り。その後コンスタントな結果を見ることができれば工場新設、増産決定・・・と比較的分かりやすく輝かしい将来を約束されるのでありますな。
信頼するフライとしてOSSANの中で育っていくスタート地点と言うことであります。
トラウトにおけるシーズナルパターンと言うものが良く分かっていない、捕食される昆虫たちの一年間の生態などがまだ実地の経験として体に刻まれていないOSSANのフライセレクトは前に釣れたからという動機やその場のフィーリングに支配されがちです。
まだまだ「信用するフライ」が少ない状況。(それどころかレパートリー自体が・・)
それを見つける釣行を繰り返しておる最中なんですな。
正直、初心者OSSANにはアントフライが良く釣れた記憶はないです。
とは言っても昨シーズンからフライフィッシングを始め、購入したもの、試しに巻いてみたもの合わせて数投はした覚えはあります。
その時の記憶のみで「あまり釣れないなぁ」等と敬遠する心理状況となっておりますな。
でも「釣れる」って書いてあるじゃん。シーズンが間違っている?サイズもどうだったかなあ?どうであれOSSANの腕が悪かったということになるのであるよなあ・・・食わず嫌いはもったいないよなあ・・・
そしてこのバーチカル・アントと命名されているパターンのお尻の美しい事。
大概の場合、アリンコのお尻よりも人間の女の子のお尻の方が好みなんでありますが、現在のOSSANはトラウトまっしぐらですからな。
スレッドで形を作ってコパーワイヤのリブを巻き、ヘッドセメントでコーティング・・・うむ。新たなマテリアルは必要なさそうですな。
これはもう巻いてみるしかない!
ということで一気に十数本の製作に踏み切りましたな。
ブラックのインディアンハックルはファイバーの長さ、密度的に使い物にならないことが発覚し、RED-Xブラウンとスペックルドバジャーでハックリングしましたな。
肝心のお尻は黒のスレッドを50回転以上させて形成しますが、同じ形になりませんw
記事の扱いとしてはCDCの逆付けに特徴のウェイトを置いているように感じましたがね、OSSANはあろうことか途中からCDCの扱いに嫌気がさし、エアロドライウィングというマテリアルで浮力体を代用してしまいました。
ふむ。冊子記事とまるで異なる出来上がりとなりましたなwww
ま、釣れないことはないだろう・・・と信じたいですな。
さてさて、果たしてこの美しいお尻たちは今シーズン、トラウトたちにも強力な誘因力を発揮してくれるのでありましょうか。
信頼にたるフライとなってくれれば良いのですが。
非常に楽しみでありますな。