OSSAN的、3月に釣行するフィールドに求める条件は、
- 雪が無いこと。(スタッドレス持ってない)
- 路面凍結していない。(同上)
- 遠すぎない。(体力が・・・)
- できればウェーディング無しの方向で。(寒いのヤダ。腰に来る)
- ミッジ・フライでなくてもなんとかなる。(かじかむ指で見えないフックアイにラインを通せない)
- デコらない。
こんなところでありましょうか。
昨年は寒さに負け、近場でごまかそうとして失敗したのでありましたな・・・
そんなわけで我慢も限界となりましたので昨年、灼熱の7月以来であるボコボコ・リバースポット早戸へ初釣りに行ってまいりました。
“なんだ、この期に及んで管釣りかよw”
まあ、そう言わないでくださいな。
今年の私は一味違いますよ。
一番良い季節に自然渓流デビューを果たすべく計画だけは練り続けておるのであります。(まだ場所はいくつかの候補地で迷っております。ココゾと言うところがあれば、こっそり教えてくださいw)
そのためにはクリアしなければならない日常の諸々を耐え忍んでおかなければなりませんな。
しかし歓びの解禁の様子は否が応でも目に入ってきてしまうのであります。
ワタクシも少しずつ、動き始めることといたしますな。
今回は、これまたもらってしまったショルダーバッグの使い心地を試してみることといたしました。
そしてランディング・ネットは持っていかないことにいたしましたな。
もうとにかく荷物を減らして身軽に行きたい気分であったのであります。
ウェーディングの必要のないリバースポット・早戸ではそれが可能であります。
忘れかけているキャスティングの感覚やフッキング、魚とのやり取りの感覚を呼び起こしておかないとなりません。
デコる心配のないリーバースポット早戸さんは、夏以外の平日限定で初心者であるOSSANが練習するにはうってつけの管釣りなのであります。
すっかり明るくなってからのドライブは、沿道の其処ここに梅の紅白が目に鮮やかでありました。
3月9日、木曜は9時頃の車の気温計読みで気温7℃。
朝一に入場したとしても寒くて魚たちの反応も鈍いだろうと考え、ゆっくりと10時スタートといたしましたな。
本日シェイクダウンのカムパネラ・#4・7’8”クラシックライトは思い描いた通りのしなやかさ。
頂き物#4ロッドと比べるとその軽さも際立ち、#3ロッドを振っているような感覚であります。
腕も疲れることなく、一日をこのロッドのみで通してしまいました。#3ロッド以外では初めての経験でありますな。
しかしダイワ・ロッホモアに巻いてある#4の軽め、激安ラインはこのロッドの反発力と相性が悪いのか、ロッドを曲げることを意識するようなちからの入力を行わないと思うように飛距離が伸びてくれません。
風も強かったこの日、ラインコントロールに四苦八苦することとなってしまいましたな。
次回釣行では新たに購入したAIRFLOの#4ラインと組み合わせてみることといたします。
新たに巻き貯めたフライたちは、全くティペットに結ばれる事はありませんでしたな。
温存しておきたいということが一つ。昨年より持ち越したB級品や大量のもらい物フライでも十分に勝負となるエリアであることが理由であります。
そして今回は更に、浮き釣りたるルースニングで釣りたかったのであります。
緩やかな流れに浮かぶマーカーが魚たちに引っ張られ、水中にきりきり舞いをする、その様子が見たかったのでありますな。
9割がたニンフでの釣りで通すこととなりました。
それほど得意とも思えないニンフでの釣りでありますが、この日はさすがに低水温の影響なのか20㌢台~最大30㌢半ばまでの魚たちがひっきりなしに遊んでくれましたな。
マーカーへのアタリの出方は、明らかなバイトを伝えるようなはっきりとしたものは少なく、静かな水面であってもフワッとした違和感のみを一瞬感じる・・・というケースがほとんどでありました。
で、そのマーカーを魚達が食う食うw
その様子から当然ドライも試すべく、在庫B級品のコンパラダン、ロイヤル・ウルフの#16等をキャストしますが、普通に釣れてしまうのですな。
ドライはドライで楽しいのでありますが、今日のメインはあくまでもニンフのルースニングなのであります。すぐに切り替えてしまいました。
しかしなんですな。
午前の中途半端な時間から釣りを開始するということは中々に難しい、
”至福の時間に昼飯を食うべきタイミングを計らねばならない”
と言う問題がクローズアップされてしまうようでありますな。
「腹減った。そろそろカップ麺食うか。でももっと釣りたい。釣れ続けてる。しかし腹減った。そろそろ車まで戻ろうか。でもまだ釣り始めたばかりだしなぁ・・・寒いけどシアワセ・・・体もまだ疲れてないしなぁ。でも腹減ったな、チクショウ。ア、放流の時間だ。この魚の数で必要なのかな?う~むしかし腹ヘッタ・・・」
このような、改めて書き出してみるといい歳こいたOSSANの頭の中はまことに恥ずかしい不毛な語彙でいっぱいになっていってしまうのであります。
結局15時過ぎまで釣り続けてしまいました。
17時までの営業であると受付で告げられておりましたので一瞬、久しぶりの”昼飯ヌキ”も考えましたが腰の機嫌も悪くなってきましたので休憩をかねての遅い昼食であります。
かなりの減水であった今回の早戸では日照も時折しか得られず、非常に肌寒かったのであります。
おまけに水面がさざ波だつほどの風が時折吹き、冷え切ってしまった体にはアツアツの汁物(カップ麺)がしみわたりますな。
ストーブを持ち込み、沸騰したお湯で作らなければ得られないであろうその旨さに全身を貫かれ、胃を始めとする消化器官や全細胞が喜んでいることを感じつつも、一つ決心したことがありました。
頂いたショルダーバッグはここまでしっかりと用をなしております。
しかし専用に作られたパック類と比較すると細かなポケット類が不足しておりますな。
諸々の細かい道具こそを様々に使いこなさねばならないフライ・フィッシングにおいては前時代的と言うしかない使い勝手でありますが、ちゃんと釣りにはなります。
何より、日常より慣れ親しんだ左肩~のたすき掛け運用が非常にしっくりくるのであります。
今後、このリバースポットをはじめ足元の安定したフィールドへ出かけ、ネットも持って行かないようなお気軽釣行の際には、軽快なのでこのスタイルで行ってもよいと思いましたな。
問題点としては釣行前夜、手持ちのリバレイやパタゴニアのパックから必要なものを取り出し移動、再セットするのには今回特に時間が無かったこともあり、非常にイライラしてしまいました。
- フライパッチ
- フォーセップ
- ラインクリッパー
- これらをぶら下げるためのリトラクター類
今後、最低でもこれらはつけっ放し運用ができるようにパックの数だけ用意することと致しましたな。
リトラクターのピンは素材、構造的に弱いものも多く、釣行ごとの付けはずしをしていると製品寿命も短くなってしまう予感がしております。
出来れば管釣り専用のボックスも別に用意しておきたいとも考え始めております。(だからと言ってガムとかエッグとかボムとか・・・巻きませんけどネ。)
また散財予定が組まれてしまうことになりましたな・・・
そんなこんなで腰痛サポートベルトを装着し、再び腹と腰が据わった後もニンフのルースニングで押し通し、トータル30尾前後でしたでしょうか?今年の初釣りを時間いっぱいまで楽しく終えることができました。
その中で、
こんな子たちが6尾以上混じりました。
リバースポットでは初めて見る魚種。公式で調べてみますと5日前に特別放流されたという岩魚の仲間、ブルック・トラウトのようでありますな。
和名・カワマス。明治35年に英国大使館のパーレットさんと言う方々の手により輸入されたとのことであります。
早戸さんには生体持ち出し禁止の注意書き等はないようですが・・・気にしすぎなのかなw
現在では当然各地で養殖もされているのでありましょうが、流れのあるフィールドでは奥日光・湯川でしか釣れないと思っていましたのでちょっと嬉しいサプライズであります。
重さのあるビーズヘッド・ハーズイアー、フェザントの#16、#14を、このエリアでは数少ない、大き目な沈み石の際に流れるようにすると連続して釣れましたな。
レインボーと比較するとヒレのコンディションも皆良い個体ばかり、パワフルなファイトで存分に楽しませてくれました。
しかしどうしてなんでしょう?
楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまいますな。
今年はなかなかに良いスタートを切れました。
あとすこし、其処ここの雪が消えるまでは管釣り行が続きそうであります。
今年の大目標は昨年、不完全燃焼となってしまった、キャンプ&自然渓流釣行(源流幕営ではないです)なのでありますな。
年にたった一回のチャンスであったとしても・・・
準備に取り掛かることといたします!
コメント
いつも楽しくBlog読ませていただいております。
行動範囲が近いようで聞きなれた場所、見慣れた風景が多いように思いますw
釣りキャン、楽しいですよね!
今年は1月、3月と管釣り(うらたん)&キャンプ(道志沿い)を行いました。
幕には薪ストーブをinしてw
周囲からは「冬に信じられない!」とお褒めの言葉w
当方も今年夏の目標は源流釣り&野営です!
いつかフィールドで会えることを願いまして
まずは御挨拶まで
あんきも様、初めまして。
コメントありがとうございます!
そうですか、もしかしたらもうどこかですれ違ってるのかもしれないですねw
ブログ拝見させていただきました。
釣り、キャンプ以外にも何やらディープなご趣味をお持ちの様子。
あまり誘惑しないでください^^;
私はキャンプに関してはリハビリ中となりますので、ゆっくりゆっくりであります。
薪ストーブとは、またドップリはまってらっしゃいますねw
体力が完全に失われる前に、いつか源流幕営釣行をと夢見ております!
あんきも様も安全第一で、エントリーを楽しみにしております。
また是非遊びに来て下さい。
いつか、フィールドで!(良いな、このフレーズw)