噂のAZフッ素グリスを取り寄せましたな。ついでに手持ちのフロータント全てをテストしてしまうのであります。

何やら夏休みの宿題的な絵面でありますな・・・

生来疑い深く、電話での詐欺などには決して引っかからないだろうなあ・・・と思っているOSSANでありますな。

新たに面白そうな材料を教えていただきましたので、実験をしてしまうのであります。

その材料と言うのはグリスであります。

自転車趣味にも復帰したこともあり、常々これらのケミカルにはお世話になっておるのであります。

それらの中で”フライフィッシングに抜群に効く”というグリスがあるらしいのでありますな。

想像力に欠けるワタクシのお頭ではグリスを釣りに活かすとなれば、せいぜいリールのギアの潤滑部分へ使用することくらいしか思い浮かばないのでありました。

しかしこのグリスを、フライのフロータントとして用いると効果覿面、怪力乱人八面六臂、留まるところを知らぬ大車輪の活躍をしてくれるというのであります。

にわかに信じられませんし、いつものごとく調子に乗るとワケが分からなくなってしまいますので端的に申しますと、

フライがめちゃくちゃ浮くようになる

と言うことなのでありますな。

ベタベタなグリスをフライに塗る・・・?

フライが浮かぶ・・・?

やっぱり信じられないのであります。

しかしどの方向へ顔を振り向けてみても高価なツールに満たされているフライフィッシングの世界(自転車も大概ですがネ・・)。

そのように優秀な代替品があるのであれば、一も二もなく試さざるを得ない気持ちとなるのはそれこそ人情と言うものでありましょう。

その噂のブツを取り寄せました。

気になるので2つとも取り寄せてしまいましたな。

AZさんという、自転車用ケミカル類に関してはその商品群の性能とバリューから、コアな方々からも支持を集めるメーカーさんですな。

ミニサイズのお試し商品も用意する等ユーザーニーズを汲んでくれ、なかなか商売も上手な印象を持っております。

ちょっと調べただけでもその開発の時間、労力などを想像すると空恐ろしく感じてしまうような圧倒的な様々な品ぞろえの中で、噂になっているのはどうやらこの”フッ素グリス”と言うもののようであります。

フッ素グリスの特徴としてはプラスチック、樹脂、ゴム類等を侵さず、撥水、撥油性に優れ耐熱耐薬品性にも優れている・・・と言うことでありますな。

見た目は変わりませんが、手に取ると明らかに001の方がサラッサラ。002はグリス然とした粘度を感じます。

そして沢山の種類があるグリスの中で、この”フッ素グリス”と言うものは性能も良いですが飛びぬけて高価なグリスでもあると言うことです。

注文時のアマゾン価格では15gで1008円。グラム当たり67.2円。

参考として自転車メンテ用として鉄板のシマノ・プレミアムグリスは16円/g。

ちなみに比較材料として一寸どうかとも思いますが、11/5の金価格は4812円くらい。近所のスーパーの特売豚かたロース肉は1.98円でした。

・・・そりゃあ金と比べれば随分と安いとも言えますが、やはり自転車各部へジャブジャブと使えるような価格でないことは確かなようなのでありますな・・・。

と、言うことで自転車方面への使用をいともあっさりと断念しつつ、ワタクシなりに噂の真相へ迫ってみるのであります。

使い切るのにどのくらいかかるのでありましょうか。

各パック、ベストに散らばる各種フロータントをかき集めてきましたな。

手に入れた経緯は様々なのでありますが、改めて数えてみると7種類のフロータントが手元にあることがわかりました。

列挙しますと、

C&F 

  • パワーフロート(残りわずかとなった最初に購入したフロータント。使い勝手は良いが高価;;)

ティムコ 

  • DryGel(貰い物。劣化している気がして使っていないが捨てもしない。)
  • DryMagic(現在のメイン。C&Fのものと同等と感じている。)
  • DRY-SHAKE(貰い物。フィールドには一応持ち出し、たまに使用。)
  • DRY-SHAKE-SPRAY(貰い物。無駄が多いような気がして使っていない。)

KTY 

  • GIGA DRY (テスト中。専用パッドで処置しないとダメなのかな?未だ方々の評判ほどの効果は感じられずにおります。)

LOON

  • PAYETTE FLOATANT (貰い物。これも見た目に劣化は進んでいるようですが・・・。ペイットフロータントとしては既にディスコンとなり、現在はペイットペーストというものに代代わりしておるようです。)

以上の7種類でありますが、ほとんど貰い物であるところにOSSANの人生の悲哀を感じ取らなくてはなりません。

これらのフロータントに加えて今回手に入れたAZ製二種のグリスをテストいたします。

小学生並みの素晴らしい表でありますw。パラシュートフライは#18フックに、シマザキストレッチボディ・RED-Xブラウンハックル、エアロドライウィングのポストであります。これしか数が揃いませんでした。

テスト条件を記しておきますな。

  1. 同時期にタイイングした同タイプ・同マテリアルを使用したフライを用います。
  2. 使用する水道水は一種類のフロータントテストの終了毎に取り換えますな。
  3. 各フロータントを施したフライと水道水を入れた広口瓶を上下逆さにし、フライが水に揉まれる状況を再現したこととして、何度繰り返した際にフライが沈むかを計測(A結果とします)。
  4. 一度沈んだフライの水気を息で吹き飛ばし、ティッシュで軽く水気を切った後そのまま水へ投入。上記3を行います(B結果とします)。
  5. 再び沈んだフライに4の処置をした後、再度フロータントを塗布し、再度水へ投入。3を繰り返します(C結果です)。

わざわざこのテストのために100円ショップで広口瓶を買ってきました。選ぶのに30分もかけるところが残念な人です。

まあ雑すぎると言えばそれまででありますが、ここの所何故か忙しく且つ相も変わらずストレスにまみれ、今にも叫びだしたくなっているOSSANが極限られた時間に行っていることでありますので是非大目に見てやって頂きたいところなのであります。

☆ 結果発表でありますな ☆

メーカー AZ AZ C&F ティムコ ティムコ ティムコ ティムコ KEYST LOON
モデル BGR-001 BGR-002 パワーフロート ドライマジック ドライシェイク DSスプレー ドライジェル

GIGADRY

Payette Floatant
タイプ グリス グリス ジェル ジェル パウダー パウダースプレー ジェル

液体

ジェル
A結果

B結果

C結果

17
¥/容量

67.2

67.2

162 123 45.4 29.6 41.8

(70.4?)

容量不明

(価格は税込み定価で。ギガドライは内容量を調べられず、20グラムで算出したものです。ちなみにフロータントを施さないフライは一回で沈没しました。)

何と・・・・!?

これまでメインに使用していたジェルタイプのフロータント2種よりも、AZ BGR-001フッ素グリスのほうがフロータントとして優秀であることが一目瞭然となってしまいましたな。

しかもグラムとmlで厳密な計算としては成り立たないのかも知れませんし、一度に使用する量も統一出来ないと目安にしかならないのでありますが、コスト的にもAZグリスは決して高価とは言えないということのようであります。

しかもいつ頃購入されたかも定かではない、見た目に明らかに劣化していると伺えるDry-Gelの方が優れている・・というのはどういうことなのか!?

スプレータイプはこうなっちゃうしな・・・。

そしてスプレータイプ・フロータントはロスが多い気がして使用する気にならなかったのでありますが、再処置をした後のドライシェイクスプレーの群を抜く耐久性はちょと無視できるものでは無いようなのであります。

ううう〜〜〜む・・・

こうとなってはもう一つ。

OSSANは手を出さなかったクチですが、懐かしい人もいらっしゃいますかな?泣く子も笑うTAMIYA様リリース、ミニ四駆用フッ素グリースも取り寄せましたな!

「他メーカーのフッ素グリスならどうであろう?」と言うことも気になってしまいましたので、ミニ四駆用のそれもわざわざ取り寄せてテストいたしました。

手触りは001と002の中間くらいの粘度と感じられ、良い感じに浮くことは浮いたのであります。

しかし結果、どの条件でも一度で沈みました・・・。(失敗しましたな。¥144/㌘・・たけぇ;;)

フッ素系グリスと一言で言っても、混ぜ込まれている他の材料や比率によって性格がいくらでも変わるものなのでありましょう。

AZ(エーゼット) 自転車用 フッ素グリース 純度100% BGR-001 【高回転用】 15g BG002
by カエレバ

(常にメーカー取り寄せ品のようでありますが。)

「AZフッ素グリスがフロータントとして使える」説はどうやら本当のようでありましたな。

価格やケースサイズ(ちょっと取り落としそうな形かも・・)、手触りなど。すでに気に入ってしまいましたが、次回はフィールドで用いてみることといたしましょう。

実験の方法をもっと厳密に揃えなくてはならないかも知れませんし、フロータント一種あたりの回数を多くこなして平均値を求めなくてはホントのところの実力はわからないのかも知れません。

向き不向きなフライパターンもあるかも知れませんし、A・B・C結果の条件は実際のフィールドではどのような段階と言えるのでありましょうか?

それらのことを踏まえていただきつつ、この一発勝負の結果をもって諸兄の想像力を更に掻き立てることが出来ますれば。

用法作法、下処理ナドなどによってもフロータントというものはその性能を飛躍させたり、落としたりするそうであります。

数種のフロータントを組み合わせてらっしゃる方々も多いとか・・・。

イヤ、本当にキリがありませんな。

更にあんなモノやこんなモノを使ってみたらどうだろう・・・と考え始めたら眠れなくなってきてしまった、比較的暖かな霜月の始まりであります。

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コメント

  1. FFfreak より:

    お早うございます。
    ドライジェルをメインで使用してます。

  2. OSSAN より:

    FFfreak様、こんにちわ。
    ジェルタイプの中でも新しいモデルなら良いという結果とならなかったのも不思議です。
    しかももらい物の、明らかに変色しているジェルが優秀だったという・・・
    本文で触れたように、この結果が即実釣に当てはまるものではないとも考えていますが、私なりに気を付けつつ行った実験であります。
    今後は頭の整理をしながら、手持ちの全てを無駄にしないようにフィールドへ持ち出していく予定です。

  3. SHIMA より:

    ossan 様
    SHIMAです。ご無沙汰です。今度は、ドレッシングのテストですか。いやはや貴殿のすることは、「○○半端ない」ですね。感服です。近況は如何ですか。来シーズン何処かでご一緒しましょう。

  4. OSSAN より:

    SHIMA様こんにちわ。
    以前ご教示頂いたフロータントの使用法やこのグリスの噂が気になっており、加えてジェルタイプフロータントの使用感に満足出来ていなかったこともあって試してみました。
    ブログに書いていませんが、先日BGR001の実釣テストもしてきました。
    フライへしっかりと塗り込むとジェルタイプフロータントより2〜3倍優秀なことが分かってしまいました・・・。
    このあたりのことはまた別に書こうと思っています。
    すでに年末モードを感じつつあり、休日の度の野暮用に忙殺され続ける近頃です(貧乏暇なしとはよく言ったものと・・)。
    早く来シーズンが来て欲しい気持ちと、時間が経つのが早すぎると惜しむ想いと。
    相も変わらず心の葛藤にまみれたまま、何を為すでもなくヨタヨタと日々を送っております。