いじっていると面白くて、当初の予想よりも早くBD-1は一応走行できるまでに復活しましたな。
冬の晴天に誘われて谷根千、上野・浅草界隈を走ってきました。
最高気温11℃程と予報されていたこの日、新調したインサレーション封入の上着、5℃~対応のグローブ等を着用して走り始めたら大汗をかいてしまいましたな。
寒いのも苦手になった癖に、冬と言っても汗っかきな体質が変わるわけでもないようであります。
外国人観光客でごった返す、昔とは随分と表情の変わった浅草、上野。
何故かオシャレな店舗が増えつつある谷根千界隈等、かつて知ったるエリアを目的もなくブラブラしてきましたな。
そんな街中オンリーでポジションも適当なままでのお試しでありましたが、様々に考えさせられる自転車でありました。
事前に仕入れていた情報では、BD-1と言う自転車は”クロスバイク並みに走りが良い”との事でありましたな。
確かに、シティサイクルと比較すれば20インチのホイール径、幅1.1インチのスリックタイヤでありますので出足も軽快であります。
体重は現在64㌔。タイヤの空気圧は前7Bar、後7.3Barとしました。以下雑感。
- 空走時の減速感はやはり強いですな。
- ボトムブラケット・ハイトが高い為か、全体に腰高感が強く安定性に欠ける。
- 自分には上半身のポジションが窮屈でありました。
- ハンドルが高く過剰にクイック。上半身は立った姿勢となり更に安定感がマイナス。
- 時速20㌔を超えるとあからさまな風の壁を感じますな。
- しぶやオリジナルのリア・サスペンションは良く動き、ケツへの攻撃性が低い事に感動(リアサスのついた自転車は初)。
- その分、踏み込むようなペダリングではパワーロスしている感覚もありますな(単なるバネですからw)。
- 上り坂でのダンシングでは、大げさに言うと背後から突き飛ばされるような加速感があって新鮮です。
- ロードバイクに慣れた身としては重い・・・。
- フロントサスペンションの動きも面白いが、パーツ同志の当り音がカチャカチャと気になって仕方ない。
- 下り坂で時速30㌔に達すると、怖くてブレーキをかけました。
- かなり細かくギヤチェンジを繰り返す乗り方の自分には、セットされているカプレオのシフターは我慢できないものでありました。
- スピード・ドライブと言う特殊なクランクセットは軸幅が広く、油断すると踝に当って痛いデス・・・(これについては改めて)。
- 移設したハーフクリップペダルでは相性が良くない印象。
こんなところでありましょうかな。
良くできたロードバイクのような、洗練された安定感はありません。
MTBやクロスバイクのようなタフさや融通の利きやすさも感じませんし、シティサイクルのように漫然と乗っていても危険を感じさせないような包容力はありません。
快適に感じる速度域は個人差もあるでしょうが、20~25㌔迄でしょうか。
機敏なハンドリングが可能なのは良いのでありますが、それは諸刃の剣でありましょう。
多少自転車に乗り慣れている人でないと扱いが難しい印象を受けるのでありますな。
体軸をしっかり保っていないと、途端に不安定さが際立ってくると言いますか・・・。
細君にMTBの代替を提案したらあっさり断られました。いくらボロくなっても20年来の愛着はあるようです。
かと言って、今の所この自転車に娘を乗せるのは少々不安なのですな。
さて困りました。非常に面白い自転車である事には間違いないのであります。
では自分で乗るか・・・と考えると、他の自転車との棲み分けが問題となってまいります。
スポーツとして乗るのにはデローザskという相棒を迎えたばかりですし、街中のサイクリングであればCinelliのMTBも数少ない出番を待っています。
それを考えるとやはり娘に乗りこなしてもらうのが一番・・と思うのは親の押し付けと言えるでしょうか。
来年の春、暖かくなったころを見計らって試しに乗せてみることに致しますな。
中学生となって行動範囲も広がるでしょうから、自転車で街中を安全に走る為のマナーや知恵、ルール等も教えなければなりません。
パンク修理の方法もですな。
心配ばかりしていて、何もさせないのは良くないですから。実際に経験してみないことにはわからない事も多いでしょうし。
もし気に入ってもらえなかったらその時は、愛情をもって徹底的にカスタムしてやることに致します。
キャンプ⇒自転車⇒と来たら次は・・・!
まあ、そんなに上手くは行かないでしょうな;;
コメント
娘さん、悪魔の趣味に引き込みましょうよ。
自分は2人の娘に泣かれましたので失敗でした。そりゃ、山の渓流で車にほったらかしたんですから。
fffreak様、こんばんわ!
それは・・・失敗ですねw
我が娘は今シーズン受験でもあり、遊んでくれるのはその後となります。
寂しい父の気持ちをアピールしつつもできるだけ長く相手にしてもらえるよう、サポートに徹している最中であります。
春を待ちわびる胸中は歳を重ねるにつけ強くなるもののようであります。