一年間ロードバイクを漕いできたことによる身体的改善報告&アルプスあづみのセンチュリーライド・120㌔にエントリーしたこと。

フライの雑誌と心拍計

思えば一昨年末。

体力造り兼ダイエットのためにと、新たなロードバイクを手に入れたのでありました。

手術等での中断期間もありましたが膝に発生する痛みをなだめすかしつつ、ちょっとした時間を見つけては河川敷へ繰り出し、現時点で3000㌔程を走行してまいりましたな。

ちゃんと走り込んでいる方々から見れば「少な!!」と言う距離でありましょう。

しかし自分なりの試行錯誤を続けた一年間であったのであります。

長年のブランクを経て、運動不足極まる状態からいきなり復帰したのであります。アチコチが悲鳴を上げたのは当たり前と言えるのでありますな。

それでも工夫し我慢もし、道具で解決しそうなのであれば導入もしてまいりました。

改めて過去記事から自転車趣味に復帰した目的を書き写してみますと、

  • 体力・筋力・持久力・心肺能力等の向上。
  • 体重及び腹囲数値の減少。(ダイエットですな・・・)
  • 釣行よりも近場におけるストレス発散ルーチンの確保。
  • 釣行時における肉体的・体力的余裕の確保。
  • ライドイベントへの出場。

ということでありましたな。

そして一年後。我が身にどのような変化がもたらされたのかを、聞かれてもいないのに開陳いたしますと。。。

① 流れを渡渉する際の踏ん張りが更に利くようになりました。

スクワット運動も続けておりますが、現在は厳密に回数を決めて取り組んでいるわけでもありません。

ライディングポジションの確認と併せ、クソ寒いベランダで相変わらずヒョコヒョコしております。

デスクワークで完全に萎えてしまった下半身は、自転車趣味に復帰したことにより劇的な復調を示しつつあります。

先シーズンの釣行では朝から夕方まで釣りを続けても、以前のような腰砕け的疲労感に襲われないようになりましたので効果あり・・・としておきます。

出来ればいつかトレッキング、バックパッキングにも復帰できないものかと夢見ております。

② 記憶している最高体重が69㌔。今現在の体重は63~64㌔です。

腹囲は89㌢から83㌢へと6センチの減少。食べ物や飲酒量はまったく我慢しておりません。

我が身長体重・年齢等から推計される、100㌔程をライドした際の消費カロリーは4000Kcalほどになるようです。

Stravaというアプリ読みです。当然誤差もあるでしょうが私には十分な機能であります。そのうち書こうと思ってますが、生命保険のアプリと連携していますな。

ライド後は無茶苦茶にお腹が空くので、ビールもつまみも美味しくて逆に食べすぎてしまいます。

しかし体調も良いことが増えてきたので、これ以上無理して体重を落とさなくても良いと考えておりますな。

キツくなっていたスーツやジーンズのウェスト周りには余裕が戻り、ダイエットにも成功したと言えます。

脹脛の筋肉も絞られ、大腿の太さは変わりませんが全体に硬質になりましたな。

しかし上半身の筋トレ的なことはしておりませんので、世のOSSAN達を悩ませる”腰の上のポニョ”は消えておりません。

③ 釣行やキャンプ等のフィールドに癒してもらっていたストレスも、ロードバイクを漕いでいる時のあまりの苦しさや辛さに紛れ、いい具合に薄まるようであります。

心拍トレーニングに関する方法を調べてみましたが、OSSANはどうやら心拍ゾーン3〜4で漕いでいることが殆どのようであります。(これらの求め方については自身が勉強不足なのでまだ詳しく書きません。)

一度のライドが2~6時間ほど。OSSANには正直結構キツイです。

始めた頃の最低心拍は75くらいでした。

上のライドのデータと同一日の分析です。季節外れの暖かさですな。

日の長い季節には、帰宅後急いで着替えて漕ぎだします。暗くなるまでの2時間程、ペダルにストレスをぶつけます。

スピードが上がればどんどん空気抵抗も増してゆき、すぐに頭打ち状態になりますな。

90%オーバーの心拍数では数十秒〜数分間しか維持できません。無理に続けるとフラフラになって判断力も落ち危険な目に会います。

人と競うわけではないのでめったにソコまで追い込みませんが、走り続けられる上限に近い運動強度を常に保つ意識であります。

勤め先でムカつくことや理不尽な目にあった日は最高・平均速度共に上がるようでもあります。

アラフィフのOSSANが振り絞るなけなしのエネルギーと、取るに足りない日常により堆積していくドス黒い思念とをないまぜにし、関東平野では珍しい静寂と茫とした風景の中で自身と闘い続ける走る点と化すのであります。

正直、たまに「何やってるんだワシ・・」という気になることもあります。

しかし、そうしていると荒く苦しい呼吸と全身から吹き出す大量の汗とに紛れて、色々なものが頭や身体から揮発していくように感じる瞬間があります。

これが中々に良いようです。

ライドから帰り倒れ込みつつシャワーを浴びていると、少しだけ頭と心がスッキリしていることを発見できるのであります。

近隣を走るサイクリングロードまでは10分弱のアプローチでありますので、非常に良いルーチンワークとなっておりますな。

そのように一年間ヨタヨタと走り続け、調子が良く時間さえあれば100㌔ライドを何とかこなせるようになりました。

なのでいよいよ、

④ ライド・イベントへの参加であります。

今年の5月末、

アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR

というサイクルイベントに参加してみることにしましたな。

レースではありません。

新緑の美しい信州を長距離走って楽しもうというもので、自転車のライドイベントとしては超級の人気を誇るものであるとのことであります。

確かにオンライン上のエントリー受付スタート時、アクセスを何度も待たされました。(翌日そのサイトを見てみたら全て満員・・・恐ろしいw)

センチュリーと言うからには160㌔コースを走るべきなのかもしれませんが、現時点では全く走り切れる自信がありませんな。

たぶん次の日以降の肉体的ダメージを考慮しなければ根性で走り切ることは可能でしょうが、しばらく使い物にならなくなるのは目に見えています。

まったくの平地を、ヒーヒー言いながらようやく100㌔走れるようになっただけなのでありますな。

ポルトガルだそうです。私ならUターンします。

目の前に河川土手上への坂(10%くらい)が現れると、

「え〜とそろそろ休憩の時間じゃなかったかな?」

などとヘタレるのが得意なのであります。

そんなOSSANが山々に囲まれた信州のコースを走ろうというのですから、走行距離だけでも少々難易度を下げておく必要があろう・・という事なのでありますな。

我ながら冷静な判断であります。

実はロードバイク趣味に復帰するにあたって、完走を目標としたライドイベントがあるのであります。

このAACRではありません。それは9月にあります(う・・例年イヤな出来事がある月ですな・・・)。

そのためのワンステップと言いますか、イベント慣れの為と言いますか・・・。

一番良い季節の美しく貴重な数日間を消費することにはなりますが、水面だけに人生の歓びが偏在していることもないはずですな。

静(フライフィッシング)と動(ロードバイク)、どちらも本気で取り組むのであります。

大好きな長野の風と新緑を、存分に楽しみたいと思っております。

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