「細君の自転車も更新する」と言う理由にかこつけて、熱に浮かされるように迎えたMTB。
KONA・UNIT-Xは、見た目のゴツさもあって(細君には)不評であります。
分からなくもないですがね・・・
フレームは最小サイズを選択したと言え、29inセミファット規格という、およそ街乗りではその恩恵を感じる事が難しい自転車であります。
しかしガンガン使ってもらわない事には、コストパフォーマンスがダダ下がりとなってしまうのでありますよ。
一気に自分好みにしてしまいたい気持ちを抑え、まずは細君の不満を和らげる為のカスタムから進めていくことにしたのであります。
スタンドの取り付け
趣味で乗るための自転車には、多くの場合スタンドと言うものは装備されておりませんな。
ちょっと駐輪したいと思った場所に、都合よく自転車を立てかけてロックできるような固定物等が毎回あるとは限らないので、それはいかにも不便であります。
先ずはスタンドの装着なのですな。
当初は使い勝手や安定感等を考慮して、二本足のセンタースタンド的なモノを探しておったのであります。
しかしよくよく調べていくと、UNIT-X側の構造に多くの制約があることがわかってきてしまいました。
- 左右チェーンステーの幅に対し、スタンド取り付けプレートの幅が不足しそう。
- チェーンステーのパイプ形状&太さの問題。
- シートチューブと後輪のクリアランスがギリ。
- ステーブリッジの位置的な問題。
- 取り付けられたとして、跳ね上げた状態のスタンドと太いタイヤのクリアランスに対する嫌な予感。
- タイヤの直径も巨大なので、スタンドの長さが足りるのかも不安がある。
- etc・・・
とてもスンナリとは取りつきそうにないのであります。
悪い癖で「マ、何とかなるだろw」などと見切り発車してしまうと、悶絶する未来しか見えなかったのでありますな。
結局、先代MTB同様の片足タイプのスタンドを購入しましたな
後付け自転車スタンドに多く採用されている、チェーンステー&シートステーバインド式のものであります。
おかしな力が加わってしまうと、フレームパイプに悪影響を与えそうな気がするので不安だったのでありますが・・・。
クロモリパイプのMTBフレームであることで、材質&構造的に頑丈であろうと思うことにいたします。
このスタンドは脚部パイプが角形で長さの調整も効き、マアマアしっかりしているようであります。
バインドされる両パイプには養生のため、厚みのある保護テープを貼り付けました。
散歩ペースで走行していると、写真へ収めたいと思う情景にわりと頻繁に出会うのですな。
そんなチョットした駐輪にもスタンドはとても便利であります。
サドルを交換
一度、細君の使用していた女性用サドルを移植し、BD-1へはUNIT-Xに付属していたWTB製サドルをスライドさせたのであります。
しかし今後、娘がBD-1に乗ってくれそうなこと及び、ケツが痛いとのことでBD-1へ女性用サドルを・・・元に戻ってしまいましたな。
共用できそうな、長距離ポタリング向けサドルを探すつもりであります。
カゴは必要なのだが・・・
自転車に付けるカゴと言うものは、チョットした手荷物などを放り込むのにとても便利なものでありますな。
我が家では所謂シティサイクルと言うものを保有したことが無いので、そんな当たり前と言えることに感動してしまったりするのです。
先代のMARIN・MTB(20年ほど昔のミュア・ウッズというもの。優しい乗り心地の良いMTBでした)には、ハンドル・バーへアタッチメントを介して前カゴを装着しておりました。
それらをソックリ移植すれば事は簡単なのであります。しかし今回は見送ることにしました。
ハンドリングへ影響し、フロント廻りに集中しがちな自転車用部品の取り付けにも制約が発生してしてしまいがちになるのですな。
また後々カゴを必要としないライドをする際、アタッチメントの脱着までを考慮するといかにもメンドクサイのであります。
街乗り快適仕様と、ハードボイルドOSSAN仕様とを、できる限りラクチンにコンバートさせる必要があるのです。
リアキャリアを付けましたな
その代わり・・・ということでも無いのですが、組みっぱなしにすることを前提に、リアキャリアを装着することにしました。
しっかりしたキャリアを組んでおけば、手荷物をゴム紐で適当に括り付けてしまうような使い方もできるでしょう。
今のところ、近頃のバイクパッキングで主流となっているサドルパックを導入する気はありません。
重心の高い位置にモノを固定するのが好みではないという事が一つ。
その運用中にも不都合がないよう工夫したり気を使ったり・・・ということを求められそうで、メンドクサそうなのであります。
それにキャリアーであれば、先々パニア・バッグの運用もできるようになるのですな。
UNIT-Xへリアキャリアを装着する際に気を付けるべきポイントとして、
- ブースト規格(リアハブ幅148mm)であること
- ディスクブレーキ仕様であること
- 29inのセミファットタイヤであること
等があります。
最終的に選択したのはTOPEAKというメーカーの
Uni Super Tourist Fat Disc
(ユニ スーパーツーリスト ファットディスク)
と言うキャリアーでしたな。
他ブランドの定番的モデルも一通り俎上に乗せてみましたが、上記条件を最もクリアーしてくれそうなこと&比較的安価であること。
フレームにあるダボ穴からのオフセット距離が一番稼げそうな設計。
そしてコイツ☟が決め手となりました。
TOPEAK独自のクイック・トラックシステムというものでありますな。対応するトランクバッグなどを簡単に着脱できるというものです。
いえいえ、別にそのバッグも購入しようというのではなくてデスネ・・・
そのシステムが使えるパーツが別売りされているという事はですよ?
ホラできたww
以前のMTBで、ハンドルバーへ付けていたワイヤー製のカゴをキャリアへつける事が可能となりました。
ワイヤーのパターン上、この向きでしか装着できませんでしたけどネ。
このように、どんどん残念な見た目のMTBとなっていっている気がしますが、使い勝手は向上していっておるのであります。
さて・・・
弄りたいところはまだ沢山あるのですが、取り敢えずはこのくらいにしておきますか。
何にしろ、細君の反応を確かめながら作業を進めていかねばならないですからな。