前代未聞の状況であるこのご時勢、皆さまご無事にお過ごしでしょうか。
不肖ワタクシも半月ほどの予定で、ストレスから解放される事となりました。
これを機に溜まる一方の下書きを消化していきますな。
自転車に乗る機会がめっきり減ってしまう冬場。
大掛かりなメンテナンスやカスタムは、この季節に済ませておくのが得策であります。
愛車DeRosa SKのコンポ−ネントをDi2化(電動変速化)する為に、一時ドック入りさせておりました。
自ら手をかけたいのは山々なのでありますが、何しろ時間が足りません。
不足する知識を仕入れ、コツコツと作業を進めるのも楽しいのはわかっているのですが、やらなければならない事もやりたいことも山積しております。
ここは大人しくショップに丸投げすることにしたのでありますな。
元々コンポの換装はするつもりで、シマノ105というグレードを選択したのでありました。
飽きっぽいワタクシの事でありますので
もう疲れたから乗らないもんね
と投げ出してしまわないか、わが身を疑っておったのであります。
もしそうなってしまっても経済的打撃(無駄)が軽減されるように・・・とのヘタレた理由からであります。
しかし思いの外まっとうに(?)ロードバイク趣味への傾倒は進行し、今後も
老化進行を遅らせつつ、好きなモノを好きなだけ飲み食いする
ために、折を見てのロードワーク&イベントライド参加を続けていくつもりとなっております。
OSSANのロードバイクにおけるコンポ経歴は、カンパニョーロ・ヴェローチェ(確か9s。もしかしたら8sだったかも?)→カンパニョーロ・コーラス(10s)→シマノ105(11s)となりました。
現行105はR7000となっていますが、SKを組んだ時にはまだモデルチェンジしておりませんでしたので、R5800という一世代前のシリーズを使用しておりましたな。
これで初めてシマノ製コンポを使用したわけですが、それは驚きましたヨ。
3rdグレードにも関わらずの精度と動作のスムーズさ、正確さ・・・。
コーラス10sが勝っているのは、工業製品としての美しさだけなのでありました(これはチト言い過ぎですなw)。
二十年ほどの技術の進歩があるのですからアタリマエと言えば当たり前なので、「時代が進んだのだなぁ」と言うことなのでありますが、イヤハヤ・・・。
当時この105コンポは、マルッと一式で¥5万ソコソコだったのですから、そのコストパフォーマンスは驚愕すべきものがあります。
そしてその素晴らしい105コンポを約二年間使用してきて、
- 3rdグレードでこんなにスゴイなら、その上は一体どうなっているんだ!?
- ブレーキレバーがグニグニ動くのはやっぱり性に合わないな!
- レバーのストローク量も大きくて、ライド後半は疲れてきてシフトチェンジがメンドクサイな!
- DeRosa SKの設計は、シフトケーブルの取り回しに無理があるな!
- できればもう少し軽量化もしたいな!
- どうせ変えるならココは一丁電動だな!
やたら”!”記号を乱打するほどに物欲が高まり、たまたま11sコンポが欲しいという知人が現れた事も重なって
シマノ・R8050アルテグラDi2
という電動コンポ(以下Di2)に換装することにしたのであります。
人力で動かしていたディレーラー(変速機)を、モーターの力を借りて動かすパーツ類一式に交換するということであります。
選定にあたり、ライバル機材であるカンパニョーロEPSや無線化のできるSRAMのeTAPを試してみたい気持ちもかなり有りましたな。
しかしトラブルへの対応や、パーツの入手性&国内価格の高額さ等を考えると踏み切れなかったのであります。
Di2コンポは、充電ポートを備えるジャンクションAと言うパーツを自転車のどこかに取り付けなければなりません。
ダウンチューブ等に内蔵できるフレームもありますが、そうでなければステム下などに取り付けなければなりませんな。
DeRosa SKは通常のジャンクションAを内蔵できる構造ではなく、だからと言ってステムの下にジャンクションが取りついた姿を想像するに、どうしても見ため的に許せないのでありました。
このハンドルバーエンド内蔵型ジャンクションAである、EW-RS910というオプションが無ければSRAMコンポにしていたと思います。
Di2システムには、PCに接続したりスマホのアプリを使ってパーツの動きを細かく設定&調整できたり、ファームアップできる機能が備わっております。
シマノ ETUBE PROJECTっちゅうもんですな。
例えば出先でも、その設定をいじりたいかもしんない・・・と言った時には、このワイヤレスユニットのEW-WU111というオプションが必要になってきます。
しかしOSSANが欲しているのは、このワイヤレスユニットを装着することによる
サイクルコンピュータとの連携機能
の方だったりします。
対応するサイコンへ、現在のギアの状況等をリアルタイム表示させることが出来るのですな。
出来れば避けて通りたかったヒルクライムの最中などに、
「ギアがあと何枚残っているか・・・」とスプロケットを覗き込むのが危険
だと感じることが幾度もあったからであります。
見なきゃ良い話なんですが、どうしてもやめられないのですな;;
サイコンにギアの組み合わせが常に表示されていれば、素早く諦めることで、ペダリングに集中できると考えたのであります・・・。
更にこのR8050シリーズのシフターには、左右ブラケット上部に一つずつリモートスイッチと言うボタンが隠されており、設定することでサイコンのページ送りが出来たりもします。
現在使用しているサイコンはブライトン・ライダー530(コイツについては別の機会に)というものですが、コイツの操作ボタンが相当ポンコツです。
此奴のボタンを操作せずに済むのであれば、ロングライド時のストレス軽減にとても役立つのでありますな。
改善したいと思っていた、シフトケーブルのルーティングですな。
平地での巡行時、ケーブルが邪魔している部分を両手で丸め込むように保持して走りたいと思う事が多かったのであります。
上半身の前面投影面積を減らすためであります。
SRAMのeTAPにすれば、この細いコードすら無くすことが出来るので最後まで迷いましたな。
Di2の信号ケーブルは思ったより細く、何事にも粗雑なOSSANが何かに引っ掛けて断線しないかと心配になっております・・・。
チェーンだけはデュラエース。
チェーンの構成パーツすべてに、シマノ独自のSIL-TEC(シルテック・フッ素加工)コーティングされておるとのこと。
リンクピンに穴あけ加工もされているので、下位モデルより10gも軽量。
それでいて参考価格ベースで千円ほどしか違わず、フリクションロスも軽減できるのですからバーゲンプライスですな!(こういう考え方をし始めると末期的と言えます)
まだ今年は乗り込んでおりませんし、エントリーしようと考えていたイベントライドも開催が怪しくなってきてしまいました。
全く困ったものであります。
精々近所を走って、コンディション維持に努めるくらいしか出来ませんな。
世界のプロ・ロードレースで、圧倒的シェアを持つというシマノのDi2コンポ。
ヨタヨタのOSSANなりのインプレッションは、今年一杯使い込んでみてからにしようと考えております。