うらたんざわ渓流釣場は三度目に微笑む

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記念すべきニューロッドのデビュー戦はどこにしようか。

実は当日朝4時に車に乗り込むまで目的地を決めていませんでしたな。

ワクワクしているにもかかわらず、妙な気分でナビを操作します。

目的地履歴を開いてみたとき、TOP表示されたのは「うらたんざわ渓流釣り場」でしたな。

「ウム。呼ばれておるな・・・」決定です。

数日前から湿度が高くうんざりする気候でしたのでね。多少なりとも山の中の空気を感じられ、それほどキビシク無い場所ということでうってつけでありますな。

美しいヤマメちゃんを求めて再チャレンジであります。

まだ見ぬポイント、「パラダイス」も今回は是非見ておきたい!

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明るくなるのが早い季節はどうも焦ってしまいます。道中通過の道志ダム。真っ暗だと怖いんだ、コレが;

しかしここへ行くにはかなりの距離クネクネ山道を走らなければなりませんな。一車線道も多く油断大敵であります。

一つ失敗したことが。

中央道をノンストップで走ってきてしまい、サービスエリアで腹ごしらえ及び昼食を準備することをすっかり忘れていましたな;;

しかも相模湖インターで高速を降りてからうらたんまで520号~76号と辿ってきましたが、あの”どこにでもあるコンビニ”様が見つからないではありませんか!

既にお腹がすき始めているOSSANは事務所受付で、愛と優しさに満ち燦然と輝く”カップ麺”達を発見したときどれほどホッとしたことでありましょうか。

事務所の方に聞くと、一か所だけセブンがあったはずと言われたのですが見落としていたのでしょうなぁ。危うく釣りどころではなくなりそうでありました。

皆様、ここは秘境でありますゾ・・・

しかしながら朝食、昼食共にカップ麺というのもそこは何となく「いい歳こいたOSSANがそんなことをしてはイケナイ。いくら好きでも、腹が減っていてもダメだ。残された人生、カウントダウンの始まっている貴重な残りの食生活をそうして浪費して良いはずはないのだ!ドン!!(机を拳で叩く音)」

そんな考えが頭をよぎりましてな・・・

「よし、ダイエットも兼ねよう。」

情けなくも、いまや細マッチョであった過去は見る影もなく出っ張っているBeerBodyを寂しく撫でまわし、普段は見られない立ち直りの速さで朝食抜きを決意いたしましたな。

月曜と言うこともあり、釣り支度をされておられる方は近隣ナンバーのナイスミドル×2名のみでありました。結構な規模があるこの釣り場では焦る必要は全くありませんな。

装備をちらと拝見いたしましてもヤマメクラシックⅡへ浸透する予定は無いようであります。

「これは・・・うふふふふふうっふいふhh・・・」

貸し切りの予感がしてきましたなw

少しだけミックスエリアでニューロッドの試振りです。何ということでありましょうか、一投目でバイト、キャッチ。

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活性は悪くないようでありますな(喜)

ニューロッド入魂(と、言うんですな)は虹鱒さんであります。詳しくは後日書いていきたいと思っておりますが、このカムパネラ・クラシックライト・・・

感動であります!

素振りで抱いた予感は間違いどころか、想像以上のロッドであると感じておりますな。

今まで8,8ftのロッドで苦労していたのは何だったのであろうか・・・取り回しの軽快さ、プレゼンテーションの正確さ、何も小細工せずとも素直なターンオーバーを”勝手に”してくれる感覚・・・

気持ち良すぎマス!!

感覚を確かめたらそそくさと上流を目指します。(前回はミックスエリアで時間を使いすぎ、複数人に先行され失敗したんですな、今日は誰も居ませんが・・・)

ヤマメクラシックⅡに浸透してすぐのとあるポイントでありますが、ここにもどうやら相当な大物が潜んでおったようでありますよ・・・・

かなりの数の魚をストックしていそうな大場所であり、数尾のレインボーと山女魚をキャッチした後、何の気なしに結んだ新作E・H・カディス。

岩盤の際をいい具合に流れてるなぁと思っていましたら、出ましたよ。あの大物特有の静かな抑え込むようなバイト!

ニューロッドがいきなりグリップから絞り込まれてしまい、(折られるかと思いましたよ;;)リールもまるでドラグがかかっていないような逆転!

どう少なく見積もっても50オーバーの引きでしたな。

夜勤の疲労で淀んでいた全身の血液は瞬間的に沸騰し、持てる技術を総動員してだいぶ慎重にやり取りしたんですがね、6Xティペットは持ちこたえてくれませんでした・・・またもやOSSANの負けであります・・・!!

どう見ても水中にストラクチャーが絡んでいるであろう方向へ逃げ込まれてしまい、ラインのテンションを失った瞬間、「ぅあああ~~~なんだよ〜〜!!」

またも絶望の慟哭が川面にこだましてしまいましたな。我が頭部からは蒸気が噴出していたに違いありません・・・

どうにもOSSANは大物をキャッチする運に見放されておるんではないかと考え始めてしまいました;;

まあ、しかし今日の釣りはまだ始まったばかりですからな、気を取り直し釣りあがって行きます。今回はなんとしてもパラダイスを拝みたいのでありますな。

ここで絶望してばかりも居られませんのでね、腰の痛みをだましだましヨタヨタと前進してまいりますよ。幸い(?)にして渇水気味の溪は前回のような恐怖心を抱かずに渡渉することが可能でありましたな。

そして以前の釣行と打って変わって面白いほどの反応が返ってきます。誰もが打つであろう大場所は週末のプレッシャーが抜け切れていないのか渋いのですが、落ち込みから次の落ち込みまで2メートルほどずつしかない小場所を選んで打っていくと必ずと言っていいほど魚が出ます。

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ちょっと模様が薄くワイルドさが足りないようですな。今回はこの様な娘ばかりでありました。

愛しのヤマメちゃんも数尾。

明らかに尺以上の岩魚クンもヒットさせることができました(捕れてないんですがね・・)

「おかしい」

こんなに調子のいい釣行は久しぶりですな。何か悪い事でも起きなければいいんですがね・・・OSSANは疑い深い性格となってしまっているようでありますよ・・・

時間の経過と共に日差しも強まり、都内と比べれば随分と過ごしやすいはずなのですが普段の不摂生もたたってOSSANはすでに汗だくでありますな。

どのくらいかと申しますと、バイザーのツバからとめどなく汗がしたたり落ちるくらい。シャツを脱いで絞れるくらい。

「いまシャワー浴びてきたところ」と言っても誰もが不思議に思わないくらい・・・どうです?暑くなってきたでしょう・・・

だーれもいない管理釣り場で満ち足りた気分で腰を下ろし、気持ちの良い川風に吹かれながら、至福の休憩ですな。

・・・?

・・・・・!

あのですね。

こんなことは書くか書くまいか迷ったのでありますがね。やっぱり書きます。

OSSANは喫煙者でありますな。

前日からのワクワクの気持ちも多少落ち着き、今までの釣果をありがたく思い、分析し、爽快な気分に浸りながら後の作戦を練るふりをしつつ川岸の岩に腰を下ろし、誰に厭われることもなく悠久の眼差しを装い、周囲の自然を愛でつつの孤独な一服は一つの幸せの極地なんであります。

そんな同好のOSSANからのささやかなお願いでありますよ。

吸殻を捨てないでくださいな。

こんな場所にあるソレであります。どなたの物であるのかは推測できますな?増水でこれが流され、愛する魚たちが呑み込んでしまったら…?

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これ、お勧めしておきますゾ。密閉性は専用品に劣るかも知れませんが、角型がポケットでも収まりが良いですな。OSSANはそれほどヘビーでもないので容量的にもちょうど良いです。

ちょっとだけハートブレイク気分を味わったOSSANは数本のそれを拾い集め、またもや気を取り直す必要性に直面し、先に進むことといたしましたな。

その後もテンポよく小場所を打っていきぽんぽんと数尾追加することができました。腰の方もなんとか持ちそうな感じであります。

そしてついにたどり着いた、ここが「パラダイス」!

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おお〜〜〜・・・・

いかにも何かが潜んでいそうな場所ではありますが、どうにも”あの気配”は希薄な感じがするんでありますな。

遠目から観察し、水面に波紋もない、虫たちもいない。生命感も少ないんであります。

「やっぱりここをエンドポイントにして引き返す人が多いから叩かれまくってるのかな~」と考えつつ、「仮に今日初めてここを打つ人間が自分であったならあそこからだな」と、岸近くの水中から伸びる立ち枯れの樹へ、キャスト可能限界距離からブラウンパラシュートをプレゼンテーションします。

・・・パシュッ

おお!一発目からか!?

飛んでキタ〜〜〜〜〜!!!

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もしかして油ハヤ・・・?だとすれば小学生時代以来の再会であります!!

・・・・・

だれ、君^^;?

ウ〜ム・・・その後もフライを変えたり沈めたり、色々やってみたのでありますが、20数センチのレインボーを追加したのみでここは不発に終わりましたな。

に、してもこの場所。

渇水状況なので今ひとつなんでありましょうが、それでもなかなかに迫力のある場所でありますな。

うらたん管理人様、無責任に提案いたしますがここへM級の大物を放ってみませんか?ヤマメちゃんたちみんな食われてしまうかな・・・

夢が見れると思うんですが、ダメですかね〜^^;

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前回写真に収め忘れる失態を犯した”フィッシングビデオ”辺り。 水、少ないですな・・・印象がだいぶ違いましたな。 XP-90は明度差のある風景は処理が苦手なようであります。ダイナミックレンジの狭さ・・・かな?

空腹と疲労を感じると共に腰の機嫌も悪くなってきたOSSANは遡行時にフライを見きった魚が居たポイントを拾いながら車まで釣り下りましたな。

ソフトハックルウェット等で数尾追加。しかし今日初めて釣り上がってくる方と遭遇。すれ違ってからは見事に反応が薄くなってしまいました。

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そうそう、これも。 ショルダーパッド。結果的には効果絶大でありましたな。この件はまた改めまして・・・

前回のOSSANと同じ気分で釣り上がってらっしゃったんですかね・・・管理釣り場でありますのでその必要はないと思いますがどうも申し訳ないような気持ちが芽生えてしまいましたよ・・・

山女魚クラシックⅡ 

今回は釣れました!しかし照りつける日に炙られ、朝食抜きの胃袋とエンドレスに吹き出し続ける汗によって喉はカラッカラ・・軽く飢餓状態であります。

たまに己の堕落しきった器官にこういった刺激を与えるのは痛快でありますな!

そしてお約束の・・・!

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キャンピング・チェアも展開しましたがあまりの日差しに屋根下へ避難・・・

今日ばかりはこの多すぎる塩分も体に染み渡ります。

この昼食風景をみて「いい歳こいたOSSANがなんと侘びしい」・・と感じるか、「ああ、気分良さそうだ」と感じるかで諸氏の何かしらが感知できてしまいそうですゾ・・・

今日のOSSANはこのタイミングで放流があってもガツガツしませんよ。

もう殆ど堪能してきてしまいましたからね。

午後は暑く、纏わりつくウェーダーを脱ぎ、ミックスエリアでゆっくりと様々なフライの実験的使用と#5タックルの虫干し、及びリーダーコネクターの使用感を確かめるつもりであります。

しかし今日は本当にどうしたことでしょう。いつも魚はたくさん見えてるのに釣れないイメージのうらたんでありますが、テンポよくドンドン釣れます。

しかし16時頃。

雷が鳴り始めましたな;;

「ん〜・・・山肌は近く、直撃なんてことは無いだろうけど、近くに落ちただけでも地表電流とかコワイからな〜タダじゃ済まないもんな〜・・でも引き上げるにはハンパな時間だよな〜」(←死ぬぞオイ・・・)

などとグズグズするうち、いきなりのどしゃ降りです。

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雨脚の長さ、水面の飛沫具合、伝わりますかな・・・

降り方からしてまもなく止むと予測。仕方なく車に戻り雨宿りです。爆睡してしまいましたがね。

疲れた体を横たえ、雨音を聞きながら車内で微睡む・・・良いもんであります。結果的にはこれも休憩として良かったですな。

キッカリ一時間後、予想通り雨はやみましたが渓はコーヒー色になっておりましたな。どしゃ降りだったとしても早すぎますな。

「あちゃ〜」と思いましたが、観察してみると何の事はない、駐車場スペースをまたいで雨水が流入する幾つかのポイントから上流側は透明度を保っており、ミックスエリアのプール3つ分は釣りになりそうなことを発見。

そしてここからがもうワンキャスト、ワンフィッシュ。虹、山女魚ちゃんたちがもうイレパクでありました!

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実験的ナチュラルカラーCDCカディスに出た山女魚は勢い良く空中に50㌢以上も飛び上がりながらの捕食であります。

この夕立で水中の溶存酸素が激増したからでありましょうか、虫達のハッチもライズも無いのですが、魚達の活性は一気にピークを迎えたようでありました。フライが着水した瞬間に食われますな。

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OSSANにしては珍しくアルビノ山女魚もリアクションバイトしてきましたな。あんまり好きではないですがね、この娘・・・

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あ・・・^^;

帰宅の時間を考えれば19時前がタイムリミットですな。しかしその残り二時間。久しぶりの、うらたんざわ渓流釣場としては初の爆釣モードを堪能致しました。

山女魚クラシックⅡのポテンシャルもわかってしまいましたし。通いこむ事になりそうな予感がしますな・・・

運動強度的にもちょうど良いようでありますよ。

いかに日が伸びたとは言え、やはり夕闇が迫るとフックアイが見えなくなり、本日はここまでといたしました。

3度めうらたん備忘録

  • 昼食は前日に用意のこと
  • 天気次第でドリンク500㍉では足りない
  • ティペットの太さはポイントを見てこまめに調整すること
  • この季節 パラシュート・CDC類<EHカディスかも
  • リーチ<メルティヤーンマラブーかも
  • ニンフ類不発
  • #5オーバースペック。#4を購入すべし(え;)

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コメント

  1. すぺっくるど より:

    楽しく充実した釣行だったご様子。
    何よりでございます。

    1日のだけの釣りとはいえ、山あり谷ありでいらっしゃって、いつもながらの読みごたえのある釣行記、楽しませていただきましたm(__)m

    私も今日(日曜日)、釣友と釣りに行ってきました。
    たいして釣れませんでしたが、そこにいるはずのないニジマスが釣れてビックリ
    ( ; ゜Д゜)

  2. おっさん より:

    すぺっくるど様こんばんわ!
    いや、何ともお恥ずかしい限り。
    「何を書くかではなく何を書かないかだ」と何度も思い起こすのでありますが・・・
    毎回冗長に過ぎるとは思いつつも数少ない釣行でありますので、ついうれしくて書き募ってしまいます^^;
    フィールドに出る度、ビックリと発見が沢山。それがまた嬉しいのですね。
    今後ともよろしくお願いいたします^^b