美しい山女魚が釣りたい!
しかも大きいのをいっぱい釣りたい!
甘い考えは大抵うまくいかないこと・・・
昨年秋以来二度目の釣行となるうらたんざわ渓流釣り場へ行くことにしました。
先日ボコボコリヴァスポットで嫌というほど虹鱒の引きを堪能したOSSANの狙いはズバリ、
山女魚ちゃんですな。
前、初回釣行時はミックスエリアのみで釣りましたが、今回はぜひとも山女魚ちゃんの顔を拝みたい。その繊細な美しさを愛でたい。できることなら連れて帰ってあんなことやこんなことをしてしまいたい!!
と、言うわけでその名も「山女魚クラシックⅠ及びⅡ」なる毛鉤専用釣場のあるうらたんざわ渓流釣場にやってきたのであります。(あ、ちなみにクラシックは完全リリース制でありますな。)
ここはリヴァスポット早戸と比較して魚は沢山見えているのになかなか釣れない管理釣り場であると感じております。
昨年に訪れた時も釣れはしましたが「もう満足」と言うほどの釣果を得ることはできなかったのですな。まあ、言ってみればリベンジ釣行です。
狙いがもう一つ。
この釣り場のヤマメクラシックなるエリアの景色の美しい事。
「ウェーダーも、シューズも用意した。このために買ったようなものなのだ!」
鼻息も荒く朝4時出発、開場15分前に到着いたしましたな。
早朝にもかかわらず、われらの(前出パパ友さんとの同行でありました)前に3台ほど開場待ちのお客さんです。
この釣り場、アクセスが悪いためか、ボコボコに釣れるわけではないのが周知されているためか、土曜日と言うのに終日大混雑!と言うことにならないのが良いところかと思いますな。
フライ・テンカラ・ルアーエリアの区画わけも大きなプールとなっており、比較的余裕があります。
ただ、同じ区画に人が入っている場合、自分の目の前や狙っているポイント付近にリグが着水することに目くじらを立てない寛容さは必要でありますゾ。
そんな事と釣れる釣れないは無関係であると。お互いさまでありますからな。
(余談:前回釣行時のOSSANの車のナビ、今回のパパ友さんのナビ共に同一個所、大事な道路分岐でおかしな案内をされましたな。
国道413号、道志みちから県道76号へ入るのですが二回ともグルッと迂回させられるんですよ。メーカーは違うと思いますが同地図データ、同案内アルゴリズムであったりして。謎ですな・・・)
翌日は雨予報。午前中はどんよりとした釣り日和であります。
少しだけミックスエリアで肩慣らしをした後、いよいよヤマメクラシックⅡへ浸透開始であります。
最初の頭上をロープで区切ってある位置からいきなりの河川渡渉であります。
水深はひざ上ほど。しかし流速もありOSSAN、既におっかなびっくりでありました。
これはマズイ。いくら滑らないフェルトソールシューズを履いているからと言って、なまりになまった、踏ん張りの利かない筋力の落ちた足腰に相当コタエます。
水底を見通しにくいのでおかしな場所へ足を置かないために眼力(ウェーディング時偏光グラス必携と今回気が付きましたな;)、判断力も要求されるのですな。片手にはフライロッド。正直怖いです・・・
しかしこれを乗り越えなければいつまでたってもあの美しい景色へはたどり着けない。ヤマメちゃんとの邂逅も果しえない・・・
あれですな。
場数を踏み、慣れていくことしかないわけでありますが、筋力を補うためにも安全のためにも、ウェーディングスタッフ(杖ですな)と言うものの導入も考えた方が良いかもしれません。
もちろんそのものズバリは高価ですのでね、トレッキングポールが念頭にあるのでありますが。
ウェーディングの恐怖とヨタヨタの体に喝を入れ遡ったヤマメクラシックⅡは期待通り何とも美しい景色でありました。
面白そうなポイントも次から次へと。
ワクワクしながら順調にノーフィッシュで(?)進んでおったのですがね、体に違和感を感じはじめましたな。
所謂パラダイスと呼ばれる滝つぼまでは行こうと考えておったのですが、やはり腰が先に悲鳴を上げ始めてしまったのであります。
地図を見ていただければお分かりになるかと思いますが、この距離約1Kmしかないんでありますね。なんともはや・・・
水流に逆らいつつウェーディングすることがこれほど過酷だとは思いもよりませんでした。
帰りの行程と午後の釣りの体への負担を考えて、泣く泣くフィッシングビデオと呼ばれるポイントから引き返してまいりました。(この場所がまた美しい!浅瀬が続くエリアですが、木漏れ日が注ぐその景色は多分忘れることができないでしょう・・・と言いつつ写真撮るのを忘れる辺りがOSSAN;)
魚はいます。
小さな、鬼火のような素早さで視界の端々や石影、ほんの少しの開きなどいたるところで魚影は走るのですが、次の瞬間にはもう美しい流れがあるのみ。
これではアカン・・・
釣れませんでしたな。
このような技術の差が釣果の差なのでしょう。
遠くからポイントを見極める技術。魚に発見されるより先に発見する技術。魚が居そうなポイントへフライをキャストできる距離まで気配を消し静かに近づく技術。
歩くのに必死で足元ばかり見ておればこれらは全てかなうわけがありませんな。
道具ではないんですね;;
あたふた、ドタバタ、よたよた、溪を歩くことのみで必死になっているようではあの美しい魚には遊んでもらえないのだと深く心に刻みましたな。
ちょっと間違うとカクっといきそうな腰をだましだまし、車まで引き上げ昼食と休憩の後、ヤマメクラシックⅠへ出撃ですな。
コメント
はじめまして(^^)
いつも楽しく拝見しております。
当方、もちっとで50に手が届きそうな、フライ暦ばかりやたらと長い、山形に住むオッサンです。
たいして釣りに行けないくせに、釣り道具がやたらと増えてしまいました(^_^;)
それでは、午後の部「ヤマメクラッシックⅠ」の釣行記、楽しみにしております。
すぺっくるど 様
はじめまして。
記念すべき当ブログ初コメントありがとうございます!
フライ道具は本当に恐ろしい増殖力です。
私も実釣に行くための諸々を切望しておりますが、なかなか・・ネ;
続きは只今執筆(タイピング)中。
励みになります!!もう少々お待ちくださいませ^^b