廻り目平でソロキャンプ~金峰山川フライフィッシング。(慟哭の二日目編)

川上村はレタス村なのでありますな。

釣果的には(いつものように)寂しい結果となりましたが、金峰山川の素晴らしい美しさもあって大満足の初日を終えることが出来ましたな。

キャンプ場からどの程度離れているかを把握できていないので、周囲の明るいうちに脱溪することといたしました。

しかし林道を引き返して来てみればキャンプ場までは40分程の距離しかなく、拍子抜けしてしまいましたな。

もうちょっと粘れば良かったか・・・

まあ、明日もこの素晴らしい環境で釣りができると考えればその残念感も薄れるというものであります。

いきなりですが、廻り目平キャンプ場をベースとして釣りを計画される方の為に個人的雑感及びプチ情報を列挙しておきますな。

  1. 今回テントを張った芝生広場と呼ばれるサイト(キャンプ場施設マップ)は基本、傾斜地ですな。林間のスペースの方が平らな場所を探すのは簡単かも知れません。
  2. しかしその場合、混雑具合によっては車とサイトの距離が遠くなる可能性が高いです。背負子が欲しくなりました。
  3. 登山やロッククライミングの利用客が多いためか、入場料と幕営料が分かれておりますな。入場¥300、幕営は¥700。
  4. ゲートから車で出るたびに金峰山荘で駐車券の処理が必要になります。(これがメンドイ;;)
  5. 前もっての出庫処理は最長12時間以内という事ですな。(例えば翌朝6時に出庫したければ、前日の夕方18時以降に処理してもらわなければならない・・・と言うことです。)
  6. 3分で¥100の温水シャワー設備もありますな。使いませんでしたが。
  7. 入漁証は金峰山荘で購入できます。翌日分も購入おkでした。¥1700。
  8. 近辺での買い出しはNANA’S川上店が良いようです。行きませんでしたがw
  9. 低気圧で膨らんだカップ麺や観光地料金の飲み物の自販機等もあります。薪は¥550でしたな。
  10. やはり鹿フン問題はありますw

これらの中で考えてしまったのは5の問題でありました。

受付に人が来るのは翌朝9時。それ以前に出庫したい場合は前日に処理をしておかなければならないのであります。

しかしその晩どのくらい飲んでしまうか予想できず、翌朝ちゃんと起きられる自信も無ければ場合によっては二度寝してしまおう・・・などと考えている腑抜けなOSSANとしましては、どうも具合が良くないような気がします。

「あの~、明日の朝早くにいったん出場して釣りしてきたいんですが・・・」

「はい、何時でしょう?カクカクシカジカで12時間以内ですから。」

「あの、えと、じゃあ6時に・・・」

「では18時以降に手続きに来てください。」

「あの、例えば寝坊して7時になってしまったら・・・?」

「9時まで出られなくなります。」

「デモデモ・・ほら、雨とか二日酔いで二度寝してしまうかもしれませんし・・・。」

「そんな弱気でどうするんですか!釣りに来たんでしょう!?」

「あ、ハイそうです。そうでしたスイマセン・・」

「ということで18時以降に処理にいらして6時までに出場してください。絶対必ず確実に何がどうあってもそうしてください。」

「やっぱり7時にしておきますゴメンナサイ・・」

「・・では19時以降に来てくださいね。」(憐憫の眼差し)

・・・と言うような、どうにもグダグダなやり取り(言うまでもありませんが脚色してます)があったのでございます。

諸兄におかれましてはその気合も十分でありましょうし、釣行において寝坊するなど言語道断かと思われますので余計なお世話とは存じますが、これは留意すべきポイントであろうかと思われます・・・

駐車券処理までの時間をつぶしますが、とるものもとりあえず出発して来てしまったので文庫本を持ってくるのすら忘れてしまいました。

かといって焚火を熾すには未だ明るすぎます。

マットやシュラフを広げてテント内の準備をしてみるといよいよやることが無くなってしまいましたな。

・・・・・

イヤ、ありました。

キャンプ場に帰り着いてからずっと、なるべく意識をそちらへ向けないようにしていた・・・

我が心の友よ!!

これだけは何があっても外せません。常温でも構いません!!(いや、冷えてるほうが好きですョ・・)

もうこうなっては本日は何もできない、やらないのでありますな!

肉体の疲労と精神の満足感に満たされた全身に、最大級のご褒美とも言える衝撃的快感が駆け巡るのであります!!

いやぁ、参りましたなぁ・・・

こんなに早く飲み始めてしまって足りなくなったら困りますなぁ・・・等と考えてみようとしますが、車には積みっぱなしのワインが2~3本あることもわかってしまっております。

アングルを変えてるだけですが載せてしまいますな。

都内の狂わんばかりの熱湿に満たされたそれとは比べようもない涼風が全身を拭ってくれます。

屹立する岩肌は暮れ行く景色の中で刻々と表情を変えて行きます。

一番星はどの方角に現れるのか。吹く風は何の匂いを含んでいるのか。雲の様子では明日も晴れるだろう。明日の川はどんな表情だろう。どんな魚と会えるだろう。あの山頂はどんな眺望が得られるのか。冬の気温と積雪はどのくらいになるであろうか・・・

傍から見れば、いい年こいたオッサンが広場で独り。

椅子にふんぞり返ってグイグイと喉を潤している他には何をするでもなく、ただひたすら虚空を見つめていたかと思うと急に周囲を見回してみたり。

よく見ると口元は緩んでニヤけているように見えます。

ここがキャンプ場でなければ徐々に距離を開けていくべきところですが、誰憚ることなくボ〜〜〜っとしているだけのようです。

もし今後、皆様がそのような生態を目にすることがあれば、目を合わせたりヘタに手を出したりしない限りは無害です。

極稀に人懐っこい素振りを見せる個体もあるかもしれませんが、その場合は仕方ないので適当にビール等を与え、三十秒以内に半径22㍍以遠へ静かに離脱しましょう。

追いかけてくるものは更に稀であり、突然変異種である可能性が大です。その場合はなりふり構わず逃げてください。

幸い持久力を有した種は未だ確認されていません・・・

つまらない様々なことを考え続け、あっという間に数時間もそのように過ごしてしまいましたな。

なんとも不毛かつ贅沢な時間なのでありました。

薄暮の時を過ぎて森の足元が夕闇で見晴かすことのできなくなった頃、ほろ酔いで向かった金峰山荘で駐車券の処理をしてもらいました。

焚き火を熾して更に飲み続けるのでありますな。

突然ですがここで問題です。

Q.

OSSAN君はキャンプに来ました。しかし時間が足りず、夕食の材料は家のキッチンからくすねてきたモノのみです。

「3分早ゆでペンネ」「レトルトパスタソース」「ミックスナッツ」「サンマの蒲焼缶詰」

以上の4つを用い、非の打ち所のない驚愕感動的野外生活フルコース料理を完成させなさい。

ただし財布には残り千円。水場までは約100㍍。周囲には料理の鉄人らしき人もいないこととする。

A. やかましいゎ!サッサと食って寝ろwww

・・・キャンプでの夕食と言えば、最近はオシャレ且つ凝った料理を作ってみたりしてしまうんでありましょうか。

それらをつまみとして更に加速度を増してアルコールをあおり、フト思い出しては満点の星空を見上げ「う〜む・・・」などと渋く唸ってみたりするのでありましょうか。

場合と能力と趣味趣向によってはブルースハープやMARTIN のバックパッカー(アコースティックギター)等が登場してしまう状況もあるかもしれませんな。

しかしインスタ映えならぬブログ映えにすら意識の回らない、ヨタヨタの体を引きずって来るのみで一杯一杯であるOSSANは有ろう事か、これまた車に積みっぱなしであったカップ麺をすすり始めてしまうのでありました・・・。

今回は音楽も強い酒もやめておきますな。真っ白に燃え尽きるまで、ひたすら静かに焚き火の世話をします。

キャンプ場におけるフリル&レースのフリフリ有能メイドさん派遣サービスというものを立ち上げたら儲かるかもしれませんな。

流行りらしき「グランピング」(うははw)の更に上を行くのであります!(無責任)。

またも馬鹿な妄想にとらわれつつありますが、各方向において現状満足であるワタクシは使用した食器等を洗うのでさえ面倒になってしまっただけなのであります。

いや、まぁそうだとしても・・・

キャンプでの焚き火の夜はいつも、中々のものなのでありますな。

朝ごはんはコーヒーと「焼きプリン」のみであります。どこまで手抜きなんでしょうかw

翌朝。

昼まで起きられないのでは・・と危惧しておりましたがなんのなんの。山端の白み始める4時ころには目覚める事ができましたな。

昨日すこぶる調子の良かった身体はアチコチが痛みました。

あまりの嬉しさや興奮によってか、やはり多少は無理をしたようであります。

ゲートを出て東俣沢へ向かいますな。

植林と自然林が混在する林道は文字通り、「輝く緑のトンネル」であります。

ただ通り過ぎてしまうのではあまりに惜しく、窓を全開にしつつ何度も停まってはエンジンを切ってみます。

タイヤの踏みしだいた小石達の無粋な余韻が耳の奥から消えるまで静かに待つと、替わって辺りは鳥たちの呼び交わす声に満たされていきます。

早朝の森のなかで目を閉じ、直立不動の姿勢のまま深呼吸を続けていたOSSAN(有給中・妻子持ち)はようやく思い出します。

釣りをしに来たのでありましたw

ナビゲーションに描かれる川と林道の距離感が狭まった適当な場所から入渓します。

西俣沢と比べると、東俣沢は更に大きな岩が折り重なる様子。厳しそうな印象でありました。そして水は更に透明であり、その量も申し分なく滔々としたものであります。

いや、違いますな。

「滔々」と言うよりは「ドバドバ」と言いますか、「ダバダバ」と言いますか・・・巨岩の織りなす落差は大きく、水量もあるのでちょっと怖い感じなのでありました。

息の切れる巻き道もへっぴり腰でクリアしていきますが、筋肉痛の残るヨタヨタボディにはこたえましたな・・・;;

すべてがコノくらいの様子であれば良いのですが、そうはいかないのですな・・・

逆巻く白泡の中からドライフライへ魚が浮上してくるビジョンが描けません。

流れも早く、フライはあっという間に美味しそうなポイントを過ぎてモミクチャにされてしまい浮力を失いますな。

そうかと言ってティペットを伸ばすと、周囲の木々に絡みやすくなってしまいます。

ニンフ類もシンカーも、今回は持ってきていないのでありますな。泡の切れ目や数少ない流れの滑らかな水面のみを狙って遡っていきます。

訪れたタイミングなのでありましょうか?

沢山の昆虫がおり、蜉蝣の類も(ついでに巨大アブたちも💢)飛んでいるのに昨日からこれまで一切ライズを見ていませんな。

魚が必ずいると思えた数箇所で、敢えてフライを流さずしばらく観察してみたりもしましたが一度も水面へ浮上する魚を見ていないのであります。

やっぱり24ミリ以下のレンズのカメラが欲しいです。

木々の梢に日光が遮られて、ローライトコンディションでもあります。

ホワイトやシャルトリュースの目印をあしらったフライ達は、周囲の緑が映り込む水色や白泡によってあまり役に立ちませんでしたな。

フライを結び直す度にフォーカスの合ってくれなくなる、情けない我が眼に何かしらを予感しつつ徒に偏光グラスの上げ下げを繰り返します。

今後は安定して見えやすい、オレンジ色のポストを使用したフライをメインに据えていこうと思いましたな。

「今日も西俣でお替りした方が正解だったのかなぁ・・・;;」

どれほど遡ったでしょうか。そんな後ろ向きなことを考え始めたところでようやく本日の一尾目を手にすることができ、一安心であります。

グリズリーとブラックハックル・ミックスの#14パラシュート。やっぱり川の色と比例した体色ですな!美味しそうです・・・(食べないけど)

昨日の傾向とこの一尾のヒットによって、カディスよりも黒っぽいパラシュートやアント系フライへの反応が良い事を確信しましたな。

その後もサイズは一向に上がりませんが、数尾を追加することができました。

でも、良いサイズの魚がいないわけではないようでありますヨ。

枝の覆いかぶさる細い急流の中に、明らかな尺以上の魚影を見ることができましたな。残念ながら近づけば一発で逃げられてしまうでしょうし、距離をとってアプローチできる状況でもありませんでした。

5メートル以上のテンカラ竿やルアーのボウ&アローキャストだったら届いたのかな?

指をくわえて諦めるしかなかったのであります・・・

「それでもフライで釣りたいのだ!」

(理由はわからない)

小さな壺から勢いよく飛び出しましたな。アントパラシュート#16。痩せてますな、ゴメンね・・・

後ろ髪を引かれつつも、先を急ぐのでありますな。急がねばならない理由がありました。

間抜けなことにこの日、お昼に食べようと用意していたアンパンと飲み物をキャンプ場へ忘れて来てしまっていたのであります。

コーヒーとプリンのみと言うフザけた朝食で出発してきてしまったため、9時を過ぎたころには既に空腹は限界なのでありました・・・;

仕方ないので早めにキャンプ場へ戻ってテントをたたんでしまい、残りの時間を再び西俣へ浸透することとしたのであります。

しかしそう思い決めたにもかかわらず、「せっかくだから・・・」「あと少し。岩を越えたあの壺の部分だけ・・・」となかなか引き際を決められず、ズルズルと釣り上がっていってしまいます。

そしてコレが良くなかったんでしょうな。

少々の焦りの気持ちが混ざったまま見やった瀬尻に、この釣行で初のライズを見つけてしまったのであります。

そのスピードと波紋から、やる気のある二十センチ半ば以上の魚であることを確信してしまったのであります。

あれだけは何としてもモノにしてやるけんね・・

手前の岩影に腰を下ろしティペットを慎重に結びなおします。比較的まともな出来のアントもこれが最後ですな。

失投した場合に備えて予めフロータントジェルをフライへ塗り付け、手の中でコルクグリップの感触を確かめます。

低い姿勢のままにじり寄り、ライズのあった水面を凝視しキャスト。

1・・・2・・・3・・・

ぶるん!

 

・・・え?

「ぶるん」???

我が渾身のフライは、狙ったライズへ届くことはありませんでしたな。またもや後方上空の木の枝へ引っかかってしまったのでありました。

ここまでは幾度もあったことでありますが、枝とロッドを繋ぐこととなったラインをスルスルと伝わってきた棒状のものが・・・

最初は枝がラインに引っかかったものだと思いましたよ。

いや。

そう思いたかっただけだったかも知れません。

人は認めたくない状況へ遭遇すると正常な認知が遅れる、もしくは誤ってしまうことがあるそうです。

なんと、我が愛する

カムパネラ・クラシックライトを折ってしまいまし

た!(号泣;;)

嗚呼・・・汗が目にしみて焦点が合いません><!!

・・何故だ・・・? 

何故今日、今このタイミングなのだ!

やっとの想いでここまで来たというのに・・・

何故こんなクリティカルなことが起こってしまうんだ!?

一体私の何がいけなかったというのだ!

どんな悪しき行いに対してこんな罰を受けなければならないというのだ!?

クッ・・・!!

すいません、思い当たりすぎて

わかりません!!

happiness is over・・・

これまで相当に木の枝も釣ってまいりましたが、あのような手ごたえは初めてでありました。二度とゴメンであります;;

その場にへたり込んだOSSANは折れてしまったロッドティップを手に、ここでもまた空を仰いで呆然としてみたりしてしまったのであります・・・

ラインを全て巻き取り愛竿を分割します。

急に軋み始めた上半身からスリングパックを剥ぎ取り、煙草に火を吸い付けます。

まだ昼前なのです。

腹は減っていますが、春先からこの日のためにロードバイクで鍛えてきた足腰には余裕があります。

この川の存在を何かで知りました。更に調べて気に入って。知れば知るほど、どうしても其処でフライ・フィッシングをしたくなりました。

一年越しで来てみれば、想像を超える沢山の驚きと感動と癒しに満たされたフィールドでありました。

まだ目の前にその流れがあります。

視線を上流へ辿っていくと無限に魅力的なポイントを隠していそうです。

時間はある。体力も(まだ)ある。

ですが大事なスピリッツを失ってしまいました。

残念ですが今回はここまでなのでありました。

様々な釣りをしてきましたが、ロッドを折ってしまったのは初めての経験でありました。

様々なコストをかけて出かけた先で、魂とも言えるロッドを折ってしまう。楽しみにしていた釣行を中断せざるを得なくなってしまう・・・こんなリスクを考えたのも初めてであります。

見聞きしたことはもちろんありましたが、何故か自分には無縁のことだと思って居りましたな。

ウェーダーも脱いじゃったしな・・・

実はバックアップのつもりでテンカラ釣りの道具も一式持ち込んでおりました。しかし色々と考えた末、結局使用しませんでしたな。

もし強力な補修テープ等を用意していたら、応急処置をして釣り続けたのかな?

これまでのン十年で初めて見舞われたくらいの発生頻度リスクのために今後それを準備し、毎回チェック項目に組み込んでいきますか。

ん〜〜たぶんやらない・・・かな?

ソロキャンプも含めて、考えておかなければならない課題が沢山生まれてきてしまった今回の釣行なのでありました。

川上村のJohn Deere率の高さには驚きであります。景色に似合ってるなぁ・・・

しかし今はとりあえず。

ロッドも時間も惜しいのではありますが、これも楽しみな宿題ができたと思うことといたしましょう。

身の内を満す清々しい余韻をそのままそ〜っと家まで持って帰れるように、後続車に先へ行ってもらいつつ限界までゆっくりと運転します。

視界いっぱいの空とレタス畑や千曲川本流を眺めたり、直売所を冷やかしたりとせいぜい寄り道をしながら。

金峰山川&廻り目平キャンプ場。

きっと、また来ますな。

車内で聞くローカルFM局はこの日、長野県の梅雨明けを知らせておりました。

コメント

  1. windknot より:

    こんばんは。あまりに楽しくかつお気の毒で・・・
    ロッドはもう何本も折っている私は必ずサブのロッドとついでにリールも持ち歩いています。サブロッドを持ち歩くためにベストからバックパック+チェストパックのシステムに乗り換えたといってもいいくらいです。少なくとも車には必ずサブシステムを積んでおくべきですね。それに空腹とか体力の消耗時の集中力の欠如はやっぱりあぶない。ちょっと滑って足や腕をバキッ、なんてことにもなりかねないですからね。今回はロッドが身代わりになってくれたんだと思うくらいがいいかも、ですね。

  2. FFfreak より:

     我が不幸を蜜の味に変えるテクには脱帽です。
    でも、心は解放できたようですね。

     私は過去、トップガイドを金属疲労で首落としさせたことはありますし、ロッドを折りそうになったこともあります。また、ロッドケースごと崖地で紛失したこともあります。
     月給総統のルアーロッドであれば川の女神にリール共々献上もしました。
     決して女神は金のロッドや銀のリールを持ってきてくれはしませんでした。正直にグラスのロッドですと誓うオネストジョンを見放しました。

     手元に半分残ってラッキーとも。
     そんな貢物を多々献上してきたことから、先週は女神さまが尺物を1日に3匹恵んでくださりました。33センチのブットいのがカシラにです。
     自分の業物と並べても見劣りすることなく堂々とした岩魚でした。

  3. すぺっくるど より:

    大変ご無沙汰しております。
    昨年から家のことが忙しく、また体調も悪く、自分のブログも放置したままの体たらくで、誠に申し訳ありません。
    さらに私事ですが、お腹の病気で手術をしたものですから、現在入院中で、病床よりコメントさせていただいております。

    さて、気合いみなぎる瞬間にロッドが折れてしまわれたこと、誠にご愁傷様でございます。
    私も、山道を1時間歩いての釣り場にて、ガイドに通したラインを無理矢理引っ張ってロッドを折ったことがあります。
    その時は、5ピースが4ピースになってしまったんですが、強引に釣りを続行しました。(上手く投げれず、結果はボウズ)

    そんなこともあり、私はロッドティップが破損しても釣りが続けられるように、不要なラインの切れ端と瞬間接着剤を持ち歩いています。
    (ラインの切れ端をループにし、それを竿先にティペットで巻き付け、瞬間接着剤で固定してトップガイドの代わりにする)

  4. オミ君 より:

    こんにちは。
    いつも楽しく拝見しています。
    ハプニングはあっても良い旅だったようですね。
    竿は折れるものです。なにせあんなに繊細なものですからね。枝にぶつけて合わせ折れ!なんてこともありますね。
    大丈夫カンパネラに送れば直してくれるでしょう。
    お気に入りの竿にまた命を与えてください。

  5. OSSAN より:

    皆さま、(一括での返信ご容赦願います)こんにちわ。
    Twitter含め、沢山の共感と今後のヒントをありがとうございます!
    ここ数日の酷暑のせいもあって釣りに出かける気にもならず、結果的にこのタイミングでロッドを折ってしまった事は逆に助かったのだと思えるようになりました。
    春のウズウズしている季節でなくて良かったな・・・と。
    残念な終わり方となってしまいましたが、この金峰山川釣行で得られた”佳きもの”は半月以上経過した現在でも自身の健康を保ってくれているほどです!
    そして本文中でも触れておりますが、様々な楽しい課題が山積です。
    ロッドの手当てをし、9月中にはもう一か所出かけることができれば・・・と考えております(何だか去年と同じパターンだなコレ・・・)。
    毎度冗長な駄文にお付き合いいただき、感謝感謝であります!!

  6. すぺっくるど より:

    OSSAN様
    こちらこそ、いつも楽しいエントリーを拝見させて頂き、あらためて感謝申し上げます。
    蛇足ではありますが、私のコメントの内容について補足させてください。
    もし、不要ラインの切れ端がなければ、リーダーのバット部でループを作り、折れたロッドの先端にティペットでくくりつけます。
    どうかお試しください。
    なーんて、これ以降はそんな応急処置をする必要がないことをお祈りしております(^^)

    • OSSAN より:

      すぺっくるど様、こんにちわ。
      瞬間接着剤は小さく、重いものでもないので最終手段として用意しておくのは一つの手ですね!
      ただ、再び同様のアクシデントに見舞われたときにいちばん大事なのは「折れない心」なのかとも思っています。
      少々のことですぐにヘコタレ、砕け散ってしまう自身のメンタル強化が一番の課題とも言えそうです^^;

  7. SHIMA より:

    OSSAN様
    SHIMAです。ロッド破損の傷みわかります。実は私も先月の釣行で30年以上の経歴で初めて、しかも愛用の宇田ロッド破損してしまいました。伝染したのでしょうか。長く釣りをしていれば色々あります。それにしても金峰川愉しめたようで幸いです。彼の地を釣りを含めて、自然の懐に抱かれた環境を堪能したことは、ロッド破損の不幸はあったにせよ、長くフライフィッシングをする上で最も大切なファクターかと思います。やはり東北に一度行くべきですね。皆さんのコメントもそれぞれに経験された方々のコメントなので良くわかります。いずれにしても貴殿は、転んでも只では起きない方と、改めて感心しました。私の愛竿もオフシーズンにカンパネラへ入院しますので、ご一緒しましょう。では

    • OSSAN より:

      SHIMA 様、こんにちわ。
      なんと、そうだったのですか!ご一緒したことで、何かがシンクロしてしまったのでしょうか・・・。
      金峰山川も非常に気に入りましたが、いつか状況が許すことがあれば東北各地を転戦してみたいものです!(クマ対策してw)
      酷暑、地震に豪雨など・・「なんでだよ!」と思うことの多い日本ですが、それでもこの自然を愛して止みません。