ネイティブフィールド・2ndデビュー! 金峰山川フライフィッシング&廻り目平ソロキャンプに行ってきましたな。(初日編)

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昨年、「キャンプ&ネイティブフィールド・フライフィッシング」計画を練っていた時、栃木県・湯川と併せもう一つの候補地がありました。

その後9月中に行こうと計画しておりましたが、様々なものに阻まれて断念せざるを得なかったのでありましたな。

六月もどん詰まりとなったストレスまみれの夜勤の最中、ワタクシは突如としてその計画を実行してしまう決心をしたのであります。

 

 

そうだ。明後日行こう!

 

 

スケジュール表を改めて眺めてみれば、一日分の有給をねじ込むには問題なさそうな人員構成であります。

もし何か問題が発生したとしても知ったこっちゃありません。いる人間で何とかしてください。

このままズルズルと日を過ごしてしまうと、あっという間に夏休みの事を考えなくてはならない時期にもなってしまいます。

天気予報は向こう一週間ほどは良すぎるくらいです。チャンス到来なのでありますな!

なによりお仕事休みたいモードは臨界なのであります。

またしても(不在の)上司の机上に有給申請書を叩きつけるのでありました。

少しでも軽く。できるだけシンプルに・・・!(手抜きとも言う)

とは言っても昨年の湯川釣行以降、放置しておいたソロキャンプの道具も一緒に準備しなくてはならず、夜勤明けでの荷造りはヘロヘロに疲れてしまいまいしたな・・・。

 

各所で目にするその溪の様子は如何にも山岳渓流であり、取り回しを考えてパタゴニアのスリングパックで行くことにしました。

収納力からもフライ・ボックスは一つに絞ります。しかしボックスの中身をアレコレと悩む時間は残っておりませんでしたな。

C&FのMサイズボックスにドライフライ各種とパートリッジ&オレンジのみを移し替えました。

なあに、却って現場で迷わなくて済む!!・・かな・・?

 

昨年より、ずっと訪れたいと思い決めていた場所は

 

金峰山川&廻り目平キャンプ場

 

なのでありました。

 

長野県・千曲川に注ぐ支流の一つ。金峰山(きんぷさん、きんぽうさんとも。)に源を発するその流れは圧倒的な透明度を誇り、明るい色目の花崗岩質も相まって素晴らしい渓谷美なのだそうであります。

フライフィッシャーにとっては「超」が付くほどの有名河川なのだそうであります(なので地名を明らかにしております)。

それゆえフィッシングプレッシャーも相当に高く、攻め方を間違えるとヒドイ返り討ちにあってしまうこともあるのだとか。

むむむ・・・!

日を追うごとに筋力体力は目減りし、給料は上がらずストレスは青天井。梅雨の最中と言うのに既に気温は30℃超え・・・

 

いま行かねば、行けなくなる!!!

 

キャンプ場受付ですな。初日夕刻であります。

ということでやってまいりました、廻り目平キャンプ場さん。

我が家からは片道3時間あまりですので、気軽な距離感ではなかったのであります。

標高1570メートル。湯ノ湖キャンプ場とほぼ同程度でありますな。

照り付ける日によって露出した肌はジリジリと焼かれますが吹く風は心地よく、一言で言えば爽快です。

到着は平日。金曜の9時前と言うのに、各方面へ向かうロッククライマー達のベースともなっているとの事で結構な人出でありました。

その中に釣り支度をしている姿がないか探しますが見かけませんでしたな。

森のすぐ脇から渓へアプローチ出来ますがソコは・・・

サイトをアチコチ見て回りますが、平坦な場所はほとんどありません。

夜には星空を眺めたかったので頭上の開ける広場へ陣取りますが、直火OKなこともあって其処ここに焚火跡が点在しておりそれも考慮しなければなりません。

それ等の一つのそばにちゃちゃっとテントを張り終え、キャンプ場のすぐ脇を流れる西俣沢へ浸透したのは10時をとっくに過ぎてしまってからでありましたな。

 

 

・・・って・・・・

 

 

水少な!

 

 

 

すげー浅いし!!

 

渇水は仕方ないとしても、コレが巷で絶賛される金峰山川だと言うのでありましょうか!?

川幅は二跨ぎほど。白い岩の間を申し訳程度にチョロチョロと水が流れております。

噂に違わぬ水の透明度ではありますが、あまりにも貧相なのでありますな。

 

ううぅぅ~む・・・?

 

・・・まあ、タイミングによってはこんなこともあるものか??と数少ない、水深のありそうな部分にだけアプローチを繰り返して遡っていきます。

はい。

釣れません。全く釣れる気もしません。

徐々に心細くなってくる水量に不安感を覚えつつも更に遡って行きますと

 

やっぱり川が無くなっちゃったんですけど;;

 

唐突な感じで伏流水となってしまい、流れが消えてしまいました。

イヤ、おかしいおかしい・・・

地図やGマップで調べていた限り、こんなに早く流れが途切れてしまうはずはないのであります。

絶望感に襲われつつも段差の上へヤッコらしょぅと身体を持ち上げて、力が抜けてしまいましたな。

すぐ左にはなんと、満々とした力強い水を湛えた川が流れているではないですか!

おいおいおい、マジかよ〜;;

 

どうやらOSSANは金峰山川の一つの分流を釣り上がって来たのでありました。

キャンプ場サイトマップをよく見てみればちゃんとその流れも示されており、全く迂闊なことであります。

いやはや、時間を無駄にしてしまいましたなぁ・・・;

改めて目にするモノホンの金峰山川は、噂に違わぬ

 

巨岩とジン・クリアな水を擁した聖地

 

と呼ばれるに相応しい見事な景観でありました!!

下流を望む。中々の落差が連続しますが、無理せずゆっくり行けばヨタヨタの私でも何とかなりそうであります。

覗き込んでみると、流れの滑らかな箇所では川底まですっかり見えてしまっておりますな。

周囲の岩と川底のそれらは当然同質のものであるらしく、どこもかしこも明るい雰囲気に満ちています。

ボ〜っと眺めていてフトすると水の存在が知覚から消えてしまうような不思議な錯覚に落ち入りそうです。

来たのであります。

とうとう私は、昨年よりの宿願である金峰山川(本物)でフライ・フィッシングを行うことが出来てしまうのであります!

今回は水面のみで勝負であります。爆裂的日光と金峰山川の水色の中では、オレンジ色以外のポストはよく見えませんでした。

それまでの疑念が無くなって腹に力が入りましたな。

今年はこの夢のように美しい川で、どうあっても岩魚を釣りたかったのであります。

これまで魚影はおろか他の釣り人の気配さえありません。

ハイプレッシャーであることも覚悟しておりましたが、この川の様子と状況であれば全く釣れない・・・ということはないでありましょう。

ですが分かってもおるのです。ワタクシの力量ではチャンスは非常に少ないということも・・・

ティペットはいきなり弱気の7x。

#18の黒パラシュートを結んで(でっかいアリンコがそこここに歩いていたからです)、これまでの経験を総動員します。

立ち位置は10㍍より以前から目星をつける。水中の魚の姿勢と行動を予想しておく。

流れの速度と深さと渦を読む。風の強さと向きを読む。フライの着水地点を逆算する。

ここぞというポイントへは姿勢を低くしてゆっくり静かににじり寄る。場合によっては立ち止まる。

キャスト動作とラインの軌跡に障害はないか?

取り込みはどこでするのか?(大抵コレは端折ってますな・・)

フライを送り出す度にこれらの事を考えたり、忘れたり。

いやぁ〜、フライフィッシングとは全くもって忙しい!

そして全くオモシロイ!!

夢中になって美味しそうなポイントを流していきます。

深さのある場所はまさに翡翠の水色。セキレイが飛び交い、風が渡ります・・・

朝方空を覆っていた雲はいつの間にかなくなり、全身を日差しに炙られてヘッドバンドとキャップを突破した汗が目に入ります。

そして場所柄、滅多に獲物にありつけないのでしょうか? 牧場などでよく見る巨大なアブの猛攻に晒されます。

それとしても、明らかな寝不足&疲労蓄積状態である筈なのに身体が動いてくれます。

腰や膝にも力が入り、なぜか呼吸も深くなっているようです。もしかしたらロードバイクを漕いできた効果が早くも現れているのでしょうか(喜)。

大岩を一つ攀じ登るたびに見たことの無い景色、流れが現れる楽しさ。そしてその美しさ。

 

「うはぁ、すげぇ・・・」「おおぉ~マジか~!」「う、ココ絶対いるw」

 

年甲斐のない独り言がどんどん大きくなっていきます。しかしだ~れもいないので気にすることもないのでありますな。

なんという清々しさ!ありがとう!!

 

でもやっぱりキビシイんだな~;;

 

反応を得られないまま、あっという間にお昼を過ぎてしまいました。

テントは張り終えましたが諸々の荷解きなどを考えると、暗くなるまで粘ることは出来ません。

まして地図を用意する時間もなく、GPSウォッチの充電すらできず置いてくる位の強行軍でやってきてしまったため、自分が今どのあたりに居るのかすらよく分かっていないのであります。(今思い出したけどスマホがありましたな^^;)

鼻の穴を最大化してどんどん遡ってきてしまいましたが、小さなネックランプの他は釣りのための装備しか身につけておりません。

万一の事が有ってはいけないのであります。

ここは管理釣り場ではないのでありましたな。

そんなことを考え始めて大きな堰堤をいくつ巻いたか、ヘッドバンドの汗を幾度絞った後だったでしょうか。

他のポイントのダイナミックさと比べればどうということの無い、岩裏の反転流へフライがうまく乗った時でありました。

 

ピシャリ(控えめ)

 

サッと水中を影が走ったと思った瞬間、水飛沫が上がりましたな。

どこから飛んで来たのでしょうか?

あまりに水が透明で川底まで見通せ、魚がいないこともすっかり見えていると思い込んでいた、そんな場所から出たのであります!

全く別のことを考え始めていたというのに、突然の小さな水飛沫に腕が勝手に反応します。

辺りの岩の色と同色ですな。これでは見えないはずであります。身体に比して尾鰭の立派なこと!各ヒレのオレンジが美しいですな・・・

 

すっごく小さいんですがwww

 

ロッドを曲げてくれた時はてっきり20㌢クラスの魚だと思いましたが、どうしてどうして・・・いいとこ17㌢。

しかしその引きの小気味よかったこと!

そして金峰山川での記念すべきファースト・フィッシュであることは間違いないのであります。

思えばネイティブの岩魚(ですよね?)を釣ったのは、コレまた初めてのことなのであります!

 

全身を腐らせる鬱屈を振り払いグズグズのエンジンの炎を宥めすかし、高速料金の高額さやガソリン代の高騰に冷水を浴びせられつつたどり着いた渓はいま、眩しいほどに輝いています。

白樺も目立つ、冬の厳しさを想わせる儚げな緑葉を撫でつつ吹き上げてくる風は、どう解しようもなく絡まり切った気持ちの中心部へも注ぎ込んできます。

 

今、まさに憧れていた

 

信州山岳渓流の純粋を手にすることが出来たのであります!!

 

エビカツの太巻き。旨し。アブがうるさいですな・・・

ようやくコンスタントな反応を得られるようになったのは、それからもずいぶんと遡って14時をまわってからくらいでした。

どの魚も、周囲の環境を映して明るい色目をした愛らしい岩魚たちでありましたな。

コレくらいなら私としては大満足であります。愛おしい!しかしやはりこのネットはどうも気に入りません・・・。

アブのつきまといに辟易していたので今まで気づかずに来ましたが、あたりを見回すとカワゲラの仲間、カゲロウの仲間、そして蟻を始めとする数多の陸生昆虫たち。

絶対的な数は少ないのですがすべてがそこに居り、様々なフライパターンを試せるフィールドであることも確信出来ました。

数尾を追加して16時過ぎには初日のタイムアップといたしましたな。思ったより日の陰るスピードが早いと感じたからであります。

満足いたしました!

そして明日も再びロッドを振ることができるという安心感と大きな喜びに満たされて、キャンプ場へ引き返すこととしたのであります。

 

* 例によって無駄に長くなってしまい力尽きました。ここで一旦区切ります。

  グダグダのソロキャンプ&釣行二日目慟哭編に続きます!!

 

あ。

↓ついでに活躍した虫よけを貼っておきます。ディート配合品でよく効きました!

 

キャップのツバや襟首など汗で流れ落ちない場所にスプレーしておくのがおすすめですな。
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4 Replies to “ネイティブフィールド・2ndデビュー! 金峰山川フライフィッシング&廻り目平ソロキャンプに行ってきましたな。(初日編)”

  1. ご無沙汰してます。相変わらずエネルギッシュな行動ですね。廻り目平キャンプ&金峰山川フィッシング、絶好の季節でロケーションを愉しまれたようで良かったです。下界の暑さを忘れることのできる聖地ですから。写真を見て懐かしく当時を回想しました。確か、山梨側では「きんぽう」と言っていた気がしますが(反対かも?)。では、また何時か。

  2. SHIMA様、こんにちわ!
    どうも山梨側ではきんぷ。信州側ではきんぽうと呼ぶことが多いようです。(ヤマレコより)
    どこを見ても素晴らしい景色で、貰ったパワーが今の今まで持続しているほどです。
    それまでの気持ちの様々な蟠りをずいぶんと軽くしてもらえました!
    しかし現在は「西日本豪雨」の被害状況に心を掻きむしられています。あまりにひどい・・・
    水辺・河川をフィールドとして楽しんでいる人間の一人として、やるせない気持ちになってしまって続きを書く手が止まってしまっています。

  3. 確かに難しくもありますね。実際に公に文章にするので。私も3.11の時に現地に釣りに行っていいのか考えたこともありました。でも、貴殿がそういう気持ちを持って自問自答している中でのことを小生は理解します。楽しみにしている人間もいる現実もあります。明るく考えてみてはどうでしょうか。

  4. SHIMA様、こんにちわ。
    微々たる募金をしたこと以外には祈るくらいしか出来ないのですね。
    愛してやまない東北を襲った震災に対する私なりの気持ちは、来年現地へぶつけに行こうとも考えているところです。

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