そういえば、昨年はこんなエントリーをしたのでありました。
果たしてトラウトたちへの強力な誘引力を発揮したのであるか。
その場その場のフライチョイスに終始し、検証の事などすっかり忘れておりました・・・
いえいえ、実際にはですね。
アリンコが集中的に流下するようなシーンに遭遇しなかっただけなのでありますな。
そういうことにしておいて下さい・・・
出かけた場所や季節によるところも大きいのでしょうが、”アント様大当たり!”という状況にはついぞめぐりあいませんでしたな。
強いて言えば、スペックルド・バジャー・ハックルを使ったパターンは魚のサイズ的にチョットだけ良い思いをさせてもらえました。
それさえも「アントでなければ食ってこなかっただろう」という状況ではなかったと考えております。
各種のパラシュート・フライの合間に織り交ぜてキャストはしておりましたが、特別な反応の違いを感じることもないままシーズン終了を迎えました。
でもね。
アント・フライ、巻きますよ。
何故か?
このお尻は絶対に釣れる!
そう信じ込めるからであります。
別に魚からアリンコに見えなくても良いんであります。
ハマる状況が限られたり、セレクト頻度が低くても良いのであります。
ボックスに入っていないと不安なのですな。
この艶かしく、思わずむしゃぶりつきたくなるような、ツヤツヤしたお尻を持つフライで釣りたいのでありますよ。
ブラック・パラシュートの#14は巻いておりません。アント・パラシュートの#14でカバーできると考えたからでありますな。
昨年巻いたものが 未だ数本残っておりますので、チョコチョコっと・・・
今回ボディは全て、ブラックスレッド・グルグルスタイルで統一しました。楽だからということが一つ。
もう一つは、セメント・コーティングした様が気に入っているからと言うことが理由の全てであります。
お尻の部分が水中にぶら下がり、流下が安定するのではないかなあ・・・と考え、形状が独特な、始めてのガマカツフック、C14-BVで巻きます。
この細軸フックなんですが、縦型のアイ、ぶら下がり系フライをタイイングするのに設計されておるのは良いとしても、大型の魚と対峙するには少々不安を感じますな。
粘りのある感触。軽量であろうこともあってフローティングフライに向いているのでありましょうが、細すぎませんかな?
フックが伸ばされる予感がいたします;;
40㌢オーバーは守備範囲外・・・かな?要検証であります。
面倒なレッドフロスを割愛し、代わりにピーコックハールを使用。コパーワイヤーリブ仕上げであります。
お試しのフライング・アントも数種。
ハックルの有り無し、CDCとエアロドライ・ウィングVer.で数本のみ。リブは浮力の維持を見込んで巻かないことと致します。
また、ボディのセメントコーティングの回数を一回のみとし、あえてその凸凹がわかるようにしております。
かつてバスフィッシングの際は真っ黒なルアー(4inchソフトベイト類)はOSSANのキラー・ベイトでありました。
トラウト達にもこの黒の誘惑は効かない筈がないのだと信じておりますな。
アント・パターン20本、完了であります!