#4フライ・ロッドもカムパネラ・クラシックライトに決定ですな。

2016年 

OSSANにサンタさんは来ませんでした(ワタクシがサンタです)。

2017年

お年玉ももらえませんでした(あげなければなりません)。

仕方ないですな。

自分で何とかしましょう。

以前から欲しいと思っておった#4フライ・ロッドに関し迷いが生じてしまう出来事がありましたな

一つは思いがけず頂いてしまうこととなったTENRYU製#4ロッドの存在。

もう一つは友人に試し振りさせてもらったカムパネラ・レッドラップ#3ロッドの印象でありますな。

もともと、大きめの魚がヒットする可能性の高いリヴァスポット早戸や、川幅のあるうらたんミックスエリア用に#4ロッドを購入する予定でありましたが、ここへ来て少々考えあぐねておりました。

前者はそれほど良い印象ではなかったこともあり、#4ロッドが手元に2本あるという贅沢な状況を無視することといたしましたのですぐに思いきれたのでもありますが、問題は後者であります。

レッドラップシリーズもいいですな〜w

等と考えてしまい、迷いが生まれてしまったのでありますな。

クラシックライトはキャスト時、ファイト時共にとても気持ちのよい曲がり具合を見せ、入力度合よりもフライラインの飛距離を楽に稼いでくれる印象がありますな。

無駄な力をいれる必要がないと言うことは、プレゼンテーションの正確さにも貢献するところ大なわけであります。

対し、試し振りをさせてもらったレッドラップは意識してラインスピードを上げ、フライをポイントに打ち込む!

そんなイメージであります。ブレが無く、非常にシャッキリした印象でありました。

往年のフライロッド・アクションを現代の素材と技術で高いレベルでブラッシュアップしたのがクラシックライトだとすると、レッドラップはファジーさを排除して魚を積極的に獲りに行くロッド。

あくまでも短時間、素振りさせてもらっただけでありますがOSSANにはそのように感じられたのでありますな。

リールシート造作の違い等はありますが、そのバランス感や軽快感は甲乙付け難いのであります。

感覚を忘れないように頭の中でアレコレいじりまわし続け、カムパネラさんのHPを隅々凝視するうちに決定的な印象の相違がフィードバックされ、脳裏に定着されましたな。

以前にどこかで書き込んだと思いますが、

そのロッドの持つリズム。

 

これがやはり異なる印象をもたらす、決定的ポイントであるように思えたのであります。

OSSANにはブランク素材やテーパー設計の違いなどの難しいことは全く解りませんので、この様な表現しかできないのでありますな。

当然、フライフィッシングにおけるキャリアが甚だ短い人間の感覚でありますので、根拠としても頼りない事この上ないのでもありますがネ・・・

これまた日々目減りし、心細いことこの上ない我が体力、気力、視力、財力、テクニック、回復力、持続力・・・何だかもう色んなことをこの#4フライロッドを選定する上で考えてしまうこととなりました。

そして決定いたしました。

やはりクラシック・ライトでいきますな。

とても魅力的なレッドラップでありますが、そのスピード感やリズム感が、近年アレコレの衰えも顕著なOSSANには、早晩ついていけないものと感じる日が来てしまうのではないかと思ったのであります・・・

かたやロングリーダー&ティペット釣法の申し子のようなロッド。

かたやファストアクション・バリバリpower!のアメリカンロッドと遠回りをしてきた己の軸となるべきフライロッド選び

そしてたどり着いた#3クラシックライトの感動・・・

その経験は無駄とはなっておりませんな(そう思いたい・・・)。

おそらくフライフィッシングを始めるのがあと数年も早かったなら、間違いなくレッドラップを選択していたでありましょう。

もちろん忙殺される日々から捻出される数少ない機会を費やし、出かけるからには釣果も大事でありますな。

しかしここに至って、OSSANはそんな一日をあまりカリカリせずに、ゆったりと過ごしたいと願うのであります。

水辺に立ち川音を聞き、季節ごとの風に全身を包まれるとき。

妄執に囚われながらも、凍える指先でティペットをフライに結ぶとき。

汗をしぼられる日差しから少しのあいだ木陰に守ってもらうとき。

大事な一日の、理想的なリズムにそっと寄り添ってくれるようなフライ・ロッドと共にありたいと考えたのでありますな。(大抵の場合、カリカリしてますが・・・)

と、再びウダウダと書き連ねてしまいましたが、#4のMySHAFTを発注であります。

将来、ものすご〜くセンシティブな魚達と対峙し、「ああ!今のはレッドラップだったら獲れていたかもしれないなあ・・」と思うことがもしあれば、またその時に改めて考えてみることといたしますな。

年を跨いだサンタクロースを待ちわびるOSSANであります。

コメント

  1. すぺっくるど より:

    ずいぶんと久しぶりのコメントになってしまい、恐縮しております。

    あらためまして…
    あけましておめでとうございます。
    本年も宜しくお願いしますm(__)m

    いつもながら、楽しく読みごたえのあるエントリー、ありがとうございます。
    釣り道具に限るものではないとは存じますが、タックルを購入するためアレコレ検討している瞬間って、本当にワクワクで至高の時間ですよね。

    • おっさん より:

      すぺっくるど様。
      お久しぶり&新年おめでとうございます!
      こちらこそよろしくお願いいたします。

      「道具ではない」と思いつつも、もうダメですね。どうにも止まりませんw
      でもこの道の鬼の皆さんに比べればまだ可愛いもんだと無理に納得させております・・・
      今年もチャレンジしたいことは沢山あるのですが、一体どれだけの時間を割けるか。
      随時UPしてゆきます。
      どうぞ宜しくお付き合いのほど、お願い申し上げますm(_ _)m