ハックルを揃えて行く上で必ず初期に揃えるべきとされているカラーでもありますな。
インド産コックケープでは中々見る機会のないカラー。
有ってもすぐ売れてしまうのかな?
OSSANは見たことがありません。
いや、クマはマジ勘弁なんですがね・・・・
OSSANはこれまでグリズリーハックルが必要なフライを巻くとき、妥協で買った小さな小袋のものや、友人より戴いた数本を”爪に火を点す思いで”(こんな表現でしたかな?)使用しておったのです。
まあ、まだあまりグリズリーを使う必要の有る毛鉤をそれほど巻いていなかったのでそれほど緊急に必要ということもなかっただけなんですが・・・
しかし書籍でもWEBでも口伝でも、ハックルを買いそろえる時の最初の四枚のうちの一枚としてブラウン、ブラック、ジンジャー系と並んでこのグリズリーと言うカラーは取り上げられておるわけです。
OSSANは”ロイヤルコーチマン”が巻きたくてタイイングの世界へ突入しましたから、最初の一枚はブラウンだったんですがね。
「いつかは手の届く価格の一枚モンが欲しいなあ」とは考えておったのですよ。で、今回このような経緯で早々に手に入れてしまうことに相成りましたな。
需要に対し供給は充分でないのではないかなと言う推測は店舗の品揃え状況を観察しておればあながち間違いでもないのかなと思いますな。
いつでもどこでもこのグリズリーの
”お求めやすいグレードで、価格と内容に納得できる”
在庫は品薄のようですからな・・・
このグリズリーカラー。人間の目にはものすご~く虫っぽくみえますな。
ジーっと見ているとまあ、目がチカチカしてきます。
何の虫に一番似ているのか。
皆さんそれぞれ意見もありましょうが、OSSANの貧困なビジュアルメモリーからはどうしてもヒトスジシマカもしくはヤブ蚊を連想せずには居れないんですな。
そう、夏の嫌われ者昆虫界五本の指に必ず入るであろうあ奴ですな。白と黒のコントラストがなんともそっくりです。
しかしフライフィッシングの世界においてあ奴はあまり重要な存在価値を示せずにその辺りを力なく「プイーン」等と飛び回っておることぐらいしかできないようですな。
ですのでこのおニューハックルを用い、制作する記念すべきフライ第一号は・・・
グリズリーキング!!
すいません。真面目に・・・・
ふふ・・・”モスキート”とか”アダムス”行くと思ったでしょう?(思わないかw)そのうち行くんですがネ。今回はグリズリーキングですな。(あの、藪蚊の話は・・・)
OSSANは水面で釣るドライフライフィッシング以外に水中で釣るウェット、ニンフフィッシングも大好きです。
浮きを付ける(マーカーとかインジケータと呼びますな)ルースニングと言う釣法も大好きなんですな。
あの「来るか来るか」という集中している瞬間にマーカーがピコーン!ときてバシッと合わせてグイングイン引っ張られて予期しない大物にオットット!なんぞとつい声が漏れ、ようやくネットに収めたその日一番の獲物を前に缶ビールなんぞをプシュッと開けたりなんぞして思わず「プハ〜」と長嘆息をつく晩春の午後5時半等というシチュエーションが大好きですな。
フライフィッシングでは「ドライでの釣りが至上!」「ドライフライこそフライフィッシングである!」みたいなこと言う方も多い雰囲気なんですが(最近はそうでもないのかな)OSSANは水面下の釣りも大好きですな。
グリズリーキングはウェットフライですな。水面下で使う毛鉤です。こいつのスロート(喉)部分にグリズリーハックルを使いますな。
まだ未使用の小分けハックルも有るというのに新しい羽根を少々の罪悪感に苛まれ使用した感じはですな・・
一番ファイバーの長い、ストークの太い部分を使ったからでもあるんですが、
- 張りがある。だが巻きやすい。
- 少しファイバーの伸び方にクセがあるように感じる。(一定方向に揃いにくい気がする)
- 個体によるであろうが、OSSAN好みの#16〜#12まで十分な量が取れる。
- コントラスト申し分なし。
満足ですな。
おそらくサドル(背中〜腰の部分の羽根)から小分けされたと思われる今までの使用品に比較しても全く文句無いですな。
ネックケープは様々なサイズが取れますし、それぞれの量も膨大・・使い切ることを前提とすれば決してコスパの悪いものでは無いということですな。
いつになれば使い切れるのだろう・・・それくらい実釣に行きたいですなぁ・・・