パラシュートとニンフたち他・・・必要になるフライを巻いておきます。

ワタクシの中でパラシュート系フライ達は、パイロットフライとしての座をカディス系と二分しておりますな。

蜻蛉たちが川面を舞い、気持ちを昂らせてくれる春~夏。

最初にティペットに結ばれるのは、圧倒的にパラシュート系フライ達であります。

そして各地で痛感したのは、山々の緑を映すような水色や白泡逆巻く流れの中では、ホワイトや蛍光緑色のADWポストではフライを見失ってしまうという事でありました。

ちゃんとした偏光グラスをするようになってからも、その傾向は変わらない・・と感じています。

もしかしたら、OSSANの目がそのように出来ているだけかも知れません。

今季タイイングするフライのポストは、ParaPostオレンジとADWピンクの暖色系に統一(2か・・・)することにしましたな。

メジャーな管理釣り場やスレたフィールドでは、それらの色はインパクトも強く、釣果的に不利に働いてしまうでしょうか?

しかしそのような状況なら、誰もが使うであろうパラシュート・フライのシルエット自体が、すでに嫌われているのではないか・・・?という仮説も成り立つ気がします。

そう考えて割り切る事にしたのでありますな。何らか不都合を感じたら、またその時に考えます。

RED-Xのコックハックルは、比較的ファイバーが太めなことに気が付きました。ビンビンでありますな。

ボックスから最初につまみ出されるパラシュートフライは、圧倒的にアダムスorグリズリー・カラーのものでありました。

多くのシチュエーションで、水面に浮かべてみた時の違和感と言うか、わざとらしさのような印象が最も薄いカラーと思い込んでおります。

特段目につくカゲロウの種がいない限り、春~夏前頃にかけ頼りにしているカラーですな。

結果もそれほど悪いとは感じていませんが、カディス系と比較すると魚からの反応を引き出すチカラは弱いかも・・・と感じることもあったりします。

ポストのカラーや存在がそれほど釣果に影響するならば、実はハックルの色の違い等は魚にとっては些細なことで、それほど影響が無かったりして?

だとすれば色とりどりのハックルケープを、クレジットカードの引き落とし額に脂汗を滲ませながら蒐集しているワタクシは、魚たちにしてみれば滑稽、愚か者の極みであると言えるのでありますな・・・

まぁ、それはソレとしてですネ;;

ダビングボディはグレーを基本に、フィールドで見かけたことのあるカゲロウ達を思い浮かべつつ、近い色の数種で巻いておくのであります。

更に虫っぽさの増すクイル・ボディ

なんとも好きなスタイルであります。昆虫類の体節をこれほど瞭然と模すのですから、釣れないわけがありません。

しかしストリップド・クイルは弱く、壊れやすいのでヘッドセメント(少し薄めてある)でコーティングするようにしています。

それが固まるまでは手が止まってしまい、タイイングのリズムが乱れますな。

瞬間接着剤を使えば良いのでしょうが、大抵使い切る前に固まってしまってモッタイナイのであります。

大量に巻き貯めようかな・・・?と考えたら、改めてどうするか決めようと思います。

あと何本巻けるかな? あの作業イヤだなぁ・・・

その昔苦労して作成したストリップド・ピーコッククイルが残り僅かとなり、少々心もとない状況となってまいりました。

コレを使い切ったら、予めストリップしてあるピーコックを手に入れようかなぁ・・でも、そうするとリムーバーの立場がなくなっちゃうんだよなぁ;;

シマザキ・ストレッチボディで下巻き。

美しいテーパー形状のボディを目指してダビング材やストレッチ・ボディで下巻きします。

CDCでポストを拵え、ハックルを縦に巻き下側をカット。ソラックス・ダンをば・・・

もっと集中して間隔を揃えなければ・・・

ダメだコリャwww

美しい孔雀の尾羽も、いつまで飾っておいても仕方ないのですな。ピーコック・パラシュートと言うスタイルも巻いておきます。

巻くのは簡単ですが、思ったバランスにするのは難しいデス・・・。

何らかのテレストリアル(陸生昆虫)に見える・・・事を想定した、夏季の定番パターンという事ですな。

しかし振り返ると、真夏の8月に釣りに出かけた記憶はありませんw

お盆の時期は家族サービスのために休暇を費やさなければ、あとで何を言われるか分かったものではないのであります。

単純に暑いのでウェーダーも履きたくないですしね・・・;

孔雀の羽の持つ金属的深緑~青の色彩と光沢感は、草いきれと蝉達の声の中で息を殺しつつ見とれた、遠い記憶の中の昆虫たちにソックリと感じます。

オレンジフロスとピーコックでムニャムニャしてみたバージョン。

小さな甲虫の足の付根、精密に伸縮する柔らかそうな体節、逞しいトンボの胸元、滑らかな蜘蛛の背中・・・彼らをフィールドで意識したら、試しに投げてみることにいたします。

枯渇したアント達も巻いておかねばなりませんな。

しかし反応を探る為だけであれば、ブラックのパラシュートで事足りないかな?

CDCは現場調整・・・っていつも思うのだけど、いっそのことシザースを持ち込むのも自己満足的にはアリなのかも知れませんw

目立つ蟻の流下や被食を見かけたり、B・パラシュートへの反応を探りつつも「アントかな?」と感じたときのために、小さめアントを数本だけ用意しておくことにしました。

う~む・・・

珍しくもないフライ達を巻くのに、わざわざ複数エントリに分ける必要もありませんな・・・。

という事で、ニンフもこれだけ巻いておきました。

ニンフのバリエーションも欲しいけど、勉強&経験不足なのであります。

ゴールドリブド・フェザントテイルと、ビーズヘッド・モジャモジャニンフ・・・。ダビングの色を変えつつ30本ほど。

ドライに全く反応がない、もしくは様々な要因で、水面まで魚は出てこないだろうなぁ~・・と感じる時もあるので必要なのですな。

しかしニンフを巻いていると、やはりどこかしら作業をしている・・・と言う感懐を覚えてしまいます。

ウィングはグレイのグースバイオット。テールはレッドのダッククイル。久々のインドコック使用でパラリと。ウィングはやはり白のほうがピリッと締まる気がします。

少々目先を変えるために、初めて巻いてみるプリンス・ニンフ。今回は数本に留めて、実績を作ってからちゃんと巻こうと思いますw

あまり使いたくない等と言っていた割には、在庫の切れたビーズヘッド・マラブーも巻きます。

これはボディにメルティヤーンを巻いたモノ。水に濡れるとトロリとした妙な質感に変化します。釣れるんですな。

もうオリーブ色だけで良いと思っているので集中的に15本。

しかしもう、マラブーを各色買ってしまったんですな・・・これは失敗しました!

BASS用フライでも考えてみましょうか・・・?

全てにLEDワイヤを仕込んでます。#4以上のタックルでないと扱いにくいですな。

さてさて。

これだけあれば、「必要な弾数」は十分ですな。なんせ、中々釣りには出かけられないのですから;;

そうこうするうち、もうシーズンが始まってしまったようでありますよ。

これ以降は「巻いてみたいフライ」や、「実験君フライ」に集中していくつもりなのであります。

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