この2年間ほどでやらかしてきたRod&Reelを総ざらいしておきますな。

既にもっと増えてますがw

ワタクシも御多分に洩れず、タックルが増殖し続けておりますな。

時節柄一々UPするのも気が進まず、あえて書いてこなかったロッドやリールたちがあります。

今年も残りわずかとなりましたので、

自分は何故これらを手にする必要があったのか?

を忘れないうちに(既に使用したものはその印象にも少しだけ触れつつ)、まとめて書き残しておくことにいたしましたな。

リールが増えちゃってるよ編

メイン機材である#3タックル用のリールがダメになっておりましたな。

クリック式ドラグのレディントン・ZERO 2・3であります。

いつぞやの釣行中に砂を噛んで動かなくなってしまい、スプールを外したのでありました。

ライズを目の前にして焦っており、元に戻そうと力任せにスプールを押し込んで内部のギアを潰してしまいました;;

良い感じにボロくなってきて愛着も増しておったのに・・・まぁ、自分が雑すぎるのですな・・・

修理に出そうか悩み中・・・ なんでメインのギアを樹脂製にするかな;;

当然のようにクリック機構がダメになり、夢中になると勢いよくラインを引き出してしまうので、バックラッシュが頻発するようになりました。

その後も騙し騙し使用しておりましたが、山奥でとうとう我慢できない事象に見舞われ(ライン絡みで良いサイズの岩魚をバラした;;)リールを新調する決意をしたのでしたな。

う〜む惜しい・・でもちゃんと使ってます。

デザインに惹かれ、ROSS・アニマス4・5というリールを手に入れましたな。

1シーズンを番手違いの#3タックルで使用しました。重量もソコソコなので問題とならないと思ったのです。

しかし「最高頻度で行動を共にするリール」としては不合格といたしました。

危惧していたバランスの悪さこそ十分に許容範囲内でしたが、ドラグノブの質感や操作感が気に入りませんでしたな。

そして最も気に入らないことは、ドラグの締め付けを最低強度にしてもリーリング時の抵抗感が僅かに残る事であります。

何もかも忘れてドップリと釣行を楽しんでいる最中に、フト気になってしまう事がありました。

うまく言えないのですが、何やら残念な気分になってしまいましたし、未だに慣れることが出来ないでおります。

現在は#4タックルで、ドライフライをメインに扱う時用のポジションに収まっておりますな。

左がスピードスターS。ダークスモークは日本限定カラーだと言うことですな。ケチ臭くもバッキングラインを巻き移している図w

‘21年の春、ウォーターワークス・ラムソン スピードスターSという、これまたディスクドラグ・モデルを手に入れました。

クリックドラグも好きなのですが、自分のライン捌きやパーミング技術(手動ドラグね)をまったく信用していないのでありますな。

そのドラグは通常ユルユル状態(バックラッシュを避けられる最低限)で使用し、必要に応じて締めていく・・・という使い方をしています。

同社のスムーズなドラグ性能は廉価モデルのリキッドでも実感しており、信用しておったのでありますな。

滅多に大物とやり取りする機会には恵まれませんが、イザその時の働きぶりは素晴らしく安心感のあるものでありました。

来季は組み合わせるフライ・ラインを変えてみるつもりですな。

軽量(91g)で華奢ですが、手にしてみると精度の良さも伝わってきます。

大径&ナロー(幅狭)スプールからなるラインの巻き取り速度はスピードスターの名に恥じず、ストレスを感じません。

現在のところ機能性に不満は無いですな。

バッキングラインのみ巻いた状態。 フライリールは重量のバリエーションも必要な気がします!

フライフィッシングのタックルは一度店頭からなくなると、しばらく手に入らなくなったりしますな。

最初のフライ・リールを選ぶ際、候補としていたのに触れることのできなかったORVIS バテンキル・ディスクが入荷していたので連れ帰ることにしました。

レディントンがダメになっているので、#3タックル用のバックアップ・リールとして使うつもりですな。

クラシック・デザインでミッドアーバー。ディスクドラグのスムーズさも問題なさそう(まだ使っていないw)です。

#3〜#5用のモデルⅡで、自分的にはメインで使っても良いくらいのドンピシャ・スペックであります。

今後不具合なく働いてくれれば、お買い得モデルではないかなぁと思っておりますな。

手抜き再掲w  小さな魚は飛んで来る組み合わせのタックルであります;;

ロッド編で後述しますが、#6ラインを巻いていたラムソン・リキッドに、スカジット・ヘッドを巻く必要がありました。

そうすると通常の#5〜#6ライン用のリールがなくなってしまうので、SAGE スペクトラムCというリールを充てがうことにしたのですな。

メンドクサがりなので、一々ラインを巻き替えるということはハナから考えないのであります。

ダイキャスト製法で重量はありますが、その分安価であります。

しかし見た目や手触りで感じる質感は良好で、使っているとガッチリとした剛性感が心地よいですな。

ドラグノブにもクリック感を与えられているあたり、中々気に入っております。

番手からして出動機会の少ないリールでもあり、未だに満足な魚とのファイトを行えていないのが残念であります・・・

巨大なんですがww

本格的にツーハンドでの釣りへ挑戦するためには(するんかい!)、手持ちのリールたちでは対応できないことがわかりました。

ぶっといラインを収めるのに、キャパシティが足りないのですな。

スペクトラム Cのドラグ操作感が気に入ったことと、店頭で弄った印象も良かったことから、SAGE Spey6/7/8というリールを選ぶことにしました。

年に1〜2度出動できれば良い方でしょうが、こちらは「とりあえず・・・」の物ではないつもりなので、少々奮発しておくことにしましたな。

これも未だ家でイジって妄想しているだけなので、特に書けることはないのであります。

ロッドも生えちゃってるよ編

様々なフィールドを訪れることで、様々な釣り方を模索する様になりました。

これまで大場所では、SAGEのResponse 9ft・#5 を使ってまいりましたな。

40センチ以上のレインボーやブラウン(は釣ったことないけどw)を相手にして、丁度良いくらいのパワー感のセットであります。

寄る年波に抗っている最中でありますが、このタックルセット(WF#6 Fラインを乗せてます)を一日振り回していると、とても体力を削られるので辛くなって参りました・・・

一時はエクステンド・バットをつけて両手で操作すること等も考えましたが、そうであれば9ftという長さは中途半端・・・というか短いです。

想定するフィールドでウェットやニンフの釣りを想定したとき、ロッドアクションも向いていない気がしておりましたな。

止水系のフィールドでは小型ストリーマーを飛ばして引っ張る釣り。

中規模河川でのウェットやニンフを用いた釣りを、できる限り体力を使わずに行えるロッドが欲しいと考えていたのであります。

入魂できたのは今季も終わりになってからであります・・

あれこれ考えた末に、昨年春先に入手していたのはTIEMCO ユーフレックス JスイッチJSWT1034-4というロッドでありました。

両手で扱え、シングルハンド・オーバーヘッドキャストでの釣りも可能である・・という流行り(?)のカテゴリーでありますな。

‘21年も秋になって、ようやくスカジット・キャストに挑戦すべく赤久縄のポンドエリアへ持ち込んでみました。

動画で拝見していたキャストを試みましたが、10回に一度ほどしか満足な飛び方はしませんでしたな;;

そりゃぁ皆さん練習に練習を重ねているものですからネ・・・ワシなんぞが見様見真似で、いきなり投げられるものではないという事であります。

ラインシステム等について新たに覚えなければならないことも多く、現在まったく実用になっておりません。

C&Rエリア等以外の勝負へ持ち込むのは、少々先の事となりそうでありますな。

上:Jスイッチ 下:クラシックライト 全く性格が異なる#4タックルであります。

このライト・スイッチロッドは、通常のフローティング・ラインを乗せればドライフライでの釣りもこなせるとされております。

しかし10ftというレングスは、やはりソレ用としては長すぎて疲れました。

自身にとってはあくまで「やろうと思えばできる」範疇であり、アキュラシーは更に怪しくなり、風にも弱いと感じます。

ブっちゃけ、ドライフライの釣りでは使いたくないですな。

実は長いこと、開けたフィールドである程度の飛距離を稼げるパワーを持つ、#4ロッドの吟味も続けておりました。

カムパネラ・クラシックライト7.8ft #4(小規模渓流で風のある時、もしくは大きめのフライを使いたい時用のロッドとなっております)と、SAGE・Response 9.0ft #5の間を埋めるロッドです。

レングスは8.4〜8.6ftまで。できる限り軽く、硬すぎないアクション。

それでいて尺以下の魚でもソコソコ楽しめる#4ロッド・・・という条件のもと、ORVISの RECONというモデルを選びましたな。

素晴らしく軽量ですが、このデザインは好き嫌いが分かれそうですな。

ScottのGS 8ft4in #4は理想に近いと感じましたが、既に7.7ft #3を有しているのでツマラナイですし、何より高価であります。

言わずと知れた老舗メーカーが、現在はどんなロッド造りをしているのかと言う興味もあってORVISを選んだのでありましたな。

(余談ですが、比較した同スペック・クリアウォーターの感触は、数年前に触った印象より柔らかくなったと感じましたな。モデルネーム変更なしにアクションを変えることってあるのかな?)

(さらに余談ですが、ECHOのCarbon  XL 8ft4in #4のフィーリングがとても好みで、最後まで悩みましたな。今回は釣り味よりディスタンスを取った故の選択となりました。)

試運転中。やはり20センチ台の魚ではオーバーパワーであります。

急なテーパーでシェイプされたリバース・ハーフウェルグリップは、(175㍉、太さ24㍉)ロッドのレングス、重量に対し良いバランスであると感じます。

#4WFラインを乗せて実釣してみると、店頭での印象より張りを感じるロッドでありました。

慣れていないせいか、スイートスポットが探りにくい感覚が残っております。もしかしたらDTラインを乗せる方が自分には合っているのかも知れません。

ちゃんとハマればラインがスパーンと伸びていく、ファスト寄りのMファストアクションですな。

どの手持ちロッドともフィーリングが異なる、軽量でシャープな竿です。

「もうチョット!」と感じていた飛距離を稼げたり、ダイレクト感のある魚の手応えが楽しいのですが、細いティペットを使う時には少々注意が必要かな?と感じておりますな。

個人的には一日振り続けてもギリギリ持て余さない重量感で振り抜きも軽く、概ね求めていた性格のロッドであります。

ORVISの宣伝するアキュラシー性能は実感できず、「いや、ソレはやっぱり腕次第なんじゃね?」と思っている残念なワタクシであります。

ジッとラインを見つめる・・・

スカジットヘッドがまるで投げられなかったことで、少々考えておりましたな。

スペイキャストを含むキャスティング動画を拝見していると、かなり長めのロッド+ある程度の高番手と見受けられるラインシステムで撮影されているものがほとんどのようです。

もしかしたら、自身が想定しているライトなシステムでのスカジットキャストというものは少数派であり、熟練者にしか許されないメソッドなのではあるまいか・・・?

そのキャスティングをこれから覚えようという者が、いきなりソコからスタートするのでは色々と不都合が発生するのではないか・・・?

実際に試してみて、得られた体感はイメージと大きく異なっておりましたな。

「ヘッドが軽いのでローインパクト」であることは、実釣での武器となるでしょうが、ちゃんと投げられないのではハナシが始まりません。

このキャスティングを覚えるためには、「ある程度重く(高番手)ても、ラインシステムやロッドの動きが把握できる」ようにした方が近道なのではあるまいか?

との考えに至りました。

シングルハンドロッドでもそうではなかったでしょうかな・・?

来年にはグリップの保護フィルムを剥がしたいですな;;

なので用意しておくことにしました。

 ECHO スイング 12.6ft #6 (390〜500グレイン)4pcです。

このくらいのスペックであれば中〜大規模本流でのスイングの釣りと、湖でのストリーマーフィッシングにも併用できると考えたのであります。

二兎を追うと碌な結果とならない事が多いものですが、いま重要視しているのはあくまで「投げられるようになること」であります。

ショップで相談に乗ってもらい、420グレインのスカジットヘッドも購入してきましたな。

問題は、近場にキャスティングの練習をする場所がないことであります。

う〜む、どうしよう・・・

最後に。

とうとう憧れのバンブーロッド(竹竿)に手を出してしまいましたな。

駆け出しもイイところである自分が、その世界へ足を踏み入れるのは時期尚早である・・・と見えないフリを決め込んできた代物であります。

しかし今シーズンが終わってから少し後、その心境に変化が訪れたのでありました。

端的に言うと「出来る事ならばやっておこう」と思ったのでありますな。

Murata Rod フリーストーン・スペシャルというモデルですな。

残念な釣行数(釣果もですが・・)であった一年を振り返っております。

禁漁期も設けられているこの釣りで、フィールドへ足を運べる機会は、あとどれくらい残っているのでありましょうか。

恐らくはこれからも増えていくと思われる、これらのロッドやリールたち。

魚たちの輝きや躍動に、存分に呼応させてやれるその瞬間に、幾度巡り合わせてやれるでしょうか?

状況が許さなかったとは言え、「もっと早くフライフィッシングに出会いたかった!」という想いは日増し強まる一方であります。

逃れようのないモノに追い立てられつつ、得るべきであった体験やその時を、少しでも取り返したいと焦っておる気持ちがありますな。

読みたい書籍は積み上がり続け、沢山の水が橋の下を流れ続けています。

多少思い切ることで得られる経験なのであれば、できなくなってしまう前にしておこう・・・!

そんなふうに決意し始めた矢先、良さげなスペックの中古ロッドが売りに出されているのを発見しましたな。

これは巡り合わせというものであります。 スパッと入手してしまうことにいたしました。

ラインを一切巻いていない、138gのリールとのバランスはこの辺り。ラインを巻けばグリップまで来ますかな?

7.8ftと、開けたフィールドで使いたい#3ロッドでありますな。愛好家諸兄方々へは説明不要の、有名ビルダーさんの作品の一つであります。

マジマジと眺めていると、なんとも言えない「念」のようなものが染み出しているように感じます。

「ヘタな扱いをしたり、魚を掛けられないのでは許さんゾ!」

そう言われておるように思えてしまいますな・・・

来季に訪れたいフィールドのリストアップ作業を進めておりますが、このロッドのデビュー戦は何処にしましょうかな?

とても楽しみであります。

男子たる者、須く徹底せねばなりませんゾ。

さてさて。

この2年ほどの間にやらかしてきた話は(一旦)ここまでにいたしますな。

今後、例によって釣行記中にインプレを潜り込ませたり、頭が整理できればですが、新たな体裁のページの入り口を設定しても良いかなぁと考えたりしております。

何にしても、ちゃんと使ってからですなw

今やすっかり冬であります。

否応なしに慌ただしさへと巻き込まれ、浮沈するだけの日々を送っておりますな。

せめて家にいるときだけは、これらのタックルを眺めたり撫でたりしながら、心解き放つ時間としたいものであります。

来シーズンに出会えるであろう「驚き」に、想いを馳せ続けている師走でありますな。

コメント

  1. Sasuraiflyfisher より:

    こんにちは。
    いきなり、日本人ビルダーの泰斗である村田氏のロッドとは恐れ入ります。
    是非、使用感をアップして頂きたいと思います!
    自分は、源流でロングリーダーを使うので、ショートロッドのパラボリックスローのバンブーロッドを好んで使っています。
    シーズンの殆どをバンブーロッドで通していますが、グラファイトに比して自在に扱える感じがしますし、特にフッキングしてからのやり取りが非常に楽しいですね。村田氏のロッドはこれまで縁が無かったので、インプレッションを楽しみにしています。

  2. OSSAN より:

    Sasuraiflyfisher様、こんにちわ。
    タックルを手入れし、フライを巻き溜めながら春を心待ちにしております。
    バンブーロッドが如何なるものであるのか、これも楽しみで仕方ありません。
    しかし源流で使用できるほどの財力は元々持ち合わせておりませんので、程々にしておこうと思っております。
    素晴らしいであろうロッドをペーペーの私が如何に感じるものか・・という辺りは書けるかも知れません。
    でも比較対象も必要ですよね・・・
    今後とも、気長にお付き合い頂ければ幸いであります^^;