シャツ一枚で暑く感じるような日もあるのに、そうかと思うと雪代や残雪を考慮しなくてはならない情報もあったり。
大型連休や仕事の絡みもあって、どうにも出かけるタイミングを計りかねている近頃であります。
ある日、情報収集中に見つけた川が気になりましたな。
片道二時間程と距離的にも手頃。人里で危険も少なそうということもあり、今年の計画には無かったその川へ行ってみることにいたしました。
栃木県を流れるBR川であります。
有名な里川で漁協の放流なども活発なようですが、多分に漏れず川鵜や鷺の被害に頭を悩ませておられるようですな。
元々がシーズンの短い渓流釣り。
ワタクシの場合、このような里川でそれを楽しむのは更に短い期間であります。
標高も高くないので、6月頃ともなればもう暑くてやっていられないということと、アクセスの楽なフィールド故に、マナーの良くない輩と遭遇する確率も高まるからですな。
都市に近いフィールドであれば、余計にその傾向は顕著でありましょう。
今回そのようなことはありませんでしたが、毎度毎度、やっとの思いで身を運んでいるのであります。せっかくの機会にイヤな思いをしたくないのですな。
偶にある、土日、祝日の休日を釣行に充てることを頑なに避けている理由は、実はそんなところにもあったりします。
まぁソレはそれとして。
北関東でも屈指の美渓とされるBR川は、流れる水の透明度は素晴らしく、巌岩の織りなす景観もなかなかのものでありました。
其処ここに釣り人のための駐車スペースを設けてくれており、溪へのアプローチに悩むこともありませんでしたな。
初見のアングラーにとって大変助かるポイントであります。流れに手を浸すと、切れそうに思えるほどの冷たさでしたな。
生憎の曇り空ではありましたが、満開の里山の桜と芽吹き初めの新緑という、この時期ならではの情景の中でフライフィッシングを行う幸せに包まれた釣行でありました。
川畔へのアプローチが楽な下流域では、「お手軽な釣りレジャー」を楽しませることを主眼としているように見受けられましたな。
魚れた魚は全て持ち帰る層を相手とした運営にも見えます。
ワタクシはといえば、フライフィッシングや魚、虫、フィールドの様々なことだけを考え続け、全力を尽くして1日を遊びたいだけなのであります。
上流域で遊んでくれたあの小さなヤマメたちが、たくさんの虫たちと良い水に育まれて、大きくなれれば良いですな。
キッカリ一週間後、頃は良しと軽井沢・トラウトパークへ参りましたな。
(このように複数の釣行記をくっ付けてしまって良いものかと、本人も未だにモヤモヤしております。
が、、社会がコロナ禍から脱却しようと蠕動を始めたことと、担当部署が変わった事により、チョイと仕事が立て込むことが多くなってしまったせいであります。
記憶が薄れてしまう前に、何とか記録を残しておこうという苦肉の策なのでありますなw)
幾度か訪れたフィールドだからと、適当にナビへ目的地設定をしたことで道に迷ってしまい1時間ほどをロスしてしまいました;;
佐久漁協ではこのトラウトパーク軽井沢と同様に、今年からは湯川・御代田地区にもトラウトパークを設定したそうであります。
この辺りの情報がWEB上に薄いことは残念ですが、昨年の冬季レインボーエリア設定に続く、アグレッシブな活動をリスペクトしたいですな!
GW直前ということもあって、近々に放流もあったのでありましょう。
予想外の寒さと小雨混じりの曇天のもと、緩やかな川面でライズを繰り返す多くのヤマメたちに遊んでもらうことが出来ましたな。
その中で、OSSANとしては珍しくやらかしましたな!
「数流しで反応はないけど、このスジには絶対いるよなぁ・・?」と、しつこく流し続けた新作CDCダンをバックリ食ってきたのは・・・
余裕で尺オーバーの岩魚でありましたな!!
イヤハヤ、出来過ぎです。
もう良いですな。
そう言えば記事にしておりませんでしたが、4月の初めに赤久縄へ行った際、ダムでは大物ラッシュとなったのでした。
型揃いのハコスチたちの中に、40㌢オーバーの岩魚も混じったのでありましたな。
しかしこの魚をキャッチして得られた充足感は、プロセスの違いか数段も上なのでありました!
お気に入りのフィールドで、数も(そこそこ)釣れました。不相応な大物にも恵まれました。
昨年ぶりとなる信州の友人たちと顔を合わせたことで、足を滑らしドボンした際に強打した脛の痛みや腫れも、どうでも良くなりました。
数日間うまく処理出来なかった心の蟠りは霧散していきましたな。
この日OSSANの引き際が鮮やかだったのは、決して足腰が限界を迎えていたからではないのでありますよ。
さてさて。
大型連休の喧騒が退いた頃を見計らい、人々の生活の間隙を縫うようにして、次はどこへ参りましょうか。
そこにはどんな驚きが待っていますかな?
今シーズンの滑り出しは上々と言えそうであります。
コメント
こんにちは。
冒頭の写真に写る鳥居が特徴的で河川の場所が直ぐ思い出されました。この河川は20年前に良く通った場所で、首都圏から近い割に水質が良く、清麗な流れに驚いたのを記憶しています。
ブログに書かれている様に、漁協の熱心な管理でなんとか魚影が保たれているものの、根こそぎ持ち帰ろうとするアングラーが居る事もあって辟易し、記憶から消えかかっていた釣り場です。
懐かしい釣り場に足を運べる程、時間に余裕が無く、こうして過去の釣り場の近況を知る事が出来て嬉しく思います。
それと、尺オーバーのイワナおめでとう御座います!
twitterで、持続性のあるCDCパターンをお探しという事が書かれていたので、コメントさせて頂きます。
同じ悩みを抱えているフライフィッシャーは大勢いると思いますが、恐らくその様なパターンは無いものと思っています。
ただ、浮力を瞬時に回復させる方法が有りますので、ご紹介します。
使用前にC&Fデザインのパワーフロート(この商品は、シリコーンオイルに対して、ヒュームドシリカを多目に添加しているので、CDCに向いてますね)を塗布しておきます。水を含む様になったら、含んだ水を息で吹き飛ばし、ティムコのパワードライヤーで乾かす。
これだけです!(パワードライヤーはCDCの乾燥に適しています。しつこく付属のブラシで扱いてみて下さい)
魚が釣れた場合は、乾かす前に魚のヌルを水洗いする一手間を掛ける事になります。
CDCマテリアル選定にも持続性に関わる部分があるのですが、トラウトハンター社のものは、小羽枝から伸びるフリューが太く密度も高いので比表面積が高く、空気を抱き込む量が多い為、持続性に有利と考えています。
参考になればと思います。
Sasuraiflyfisher さま、こんにちわ。
BR川はポイントのバリエーションも多彩で水質も良く、危険なアプローチも無いので、とても手頃なフィールドだと思いました。
ただご存知のように都市部に近く、シーズンや日周りによっては憂慮が現実化してしまいそうですね。
CDCフライに関してもアドバイス有難うございます。
(Twitterでは更に取り止めのない事ばかり呟いてます。ご容赦をw)
C&Fのジェルタイプフロータントには、そのような特徴があったのですね。
最初期に使用していましたが、今の(TIEMCO)のジェルを消費したらまた試してみようかな・・・
苦手意識もあって使用頻度が低く、CDCに関しての考察は進まないままとなっております。
しかし魚たちの反応が大きく違ってくるのであれば、そうも言っていられない気がします。
何がそうさせるのか、どうすれば使用上のデメリットを軽減できるのか・・
果てしないFFの、ワタクシなりの探求と悶絶の記録とのお付き合い、今後ともよろしくお願いいたします^^
こちらこそ、今後とも宜しくお願いします^_^
CDCマテリアルに関しては既に多くの議論がなされていると思いますが、機能に関する持論としては、
A 昆虫の翅を模している
B マーカーとして機能している
が有るのだと認識しています。
Aについては、CDCでなければならないシーンは非常に限られていますが、CDCはイミテート性、浮力と視認性を一度に満足するので、他にマテリアルを加える必要が無いというメリットが有ると思います。
Bは、フローティングミッジピューパの様に水面直下にボディを浮遊させたい場合に効果的で、CDC単独で浮力と視認性を発揮できるので、他のマテリアルが不要です。
AとBに共通するのは、シンプルなシルエットに仕上げられる事と云えそうで、そうなるとシーズン初期のプールでの活用がメイン(魚がシルエットに敏感になっている時)になりそうです。
なので、逆にパラシュートやソラックスダンの場合、ハックルによる浮力が与えられているので、CDCである必要性が無く、それよりも耐久性の高いエアロドライウイングや、ジーロンの様なマテリアルが重宝されているのではないでしょうか?
ただ、個人的にはハックルと組み合わせる場合もあります。アントの様にハックルを1回転だけ巻く場合には浮力が不足するので併用しますし、年中使うクリップルも浮力が不足するので併用います。
既に皆さんが認識されている内容ですが、改めて事実を整理すると面白いですね^_^
尺物おめでとうございます。
ワタクシ、昨年はコロナのせいで遠征できず、尺神様にお会いできませんでした。
こちら様がバンブーでなければ釣りあげられなかった所以の岩魚でしょうか。
ウラヤマちいでございます。
今週末もタカダバンブーにて楽しんでみたいと思います。3p2トップ仕様なものの、予備トップが細い気がしてます。またアップロックに改造したかったのです。
FFfreakさま、ありがとうございます。
まさに、前コメント欄で触れていた岩魚であります。
MURATAロッドで掛けましたが、やりとり中の安心感が素晴らしかったと言いますか、ヒヤヒヤ感が少なかったと言いますか・・・
それでいて釣趣も独特のものであって、とても楽しい瞬間を味わうことができました。
良い写真を残せなかったのが心残りではありますが;;
増え続けるロッドやリールたちに、出来るだけ均等な活躍をさせてやるべく、午前と午後でタックルを交換するのが常となっています。
実は先だっての養沢釣行では、グラファイト製ロッドに持ち替えた午後に、かなり良い魚(養沢では滅多にお目にかかれない40クラスの虹)をバラしているのです。
まだ手に馴染んでもいないはずのバンブーロッドでは、魚の大小に関わらず、不思議とそのような思いをしていません。
しかし釣行回数も魚とのファイトも、まだ数えるほどしか得られていないのでありまして。
そんな経験値で何らかを結論付けよう等とは、烏滸がましいにも程があるというものです。
書籍や先人の記録へもあたって勉強を進めつつ、様々な機会でバンブーロッドを登用していこうと考えております。
数年ぶりの制約のないGWが終わろうとしていますが、FFはこれからがベストシーズンですね!
安全には留意しつつ、是非TAKADAロッドで尺神様との邂逅を果たしてください。
神様の方もジリジリして待っているのではないでしょうか!?