フライ・フィッシング用のグラスロッドを!カムパネラ・リバーソングが届きましたな。

全く釣れなかった初春の養沢にて。HATCHリールとは少々不安定な組み合わせとなりましたな。

わが生涯で、3本目のグラスロッドを所有することと相成りました。

非常に楽しみにしていたカムパネラさん家の

RIVER SONG 6’6” #3

ロッドが届いたのでありますな!

例によって思い出話からw

我が生涯初めてのバタ臭い釣り竿は、幼い頃に親父殿に買ってもらったDAIWAのクローズド・フェイスリール(スピンキャストリールとも)とセットになった、ガングリップのベイトキャストロッドでありました。

たしか、第二次BASSフィッシングブームの落し子だったと思いますな。グリップはインチキコルクで金属製のフェルール。おそらく5ftくらいの竿だったと思います。

生活範囲にバス等は生息しておりませんでしたし、親父殿も機動力を持ち合わせておりませんでしたからね。

もっぱら近所の公園の池でルアーのキャスト練習をして怒られたり、極稀な機会であるハゼ・キスの船釣りの投げ竿などとして活躍したのでありました。

↑このようなリールですな。

何時の頃からか見当たらなくなってしまいましたが、今となっては少々惜しいですな。

未だに、そのベロンベロンの感覚を思い出すことができます。

とにかく出鱈目な乱暴さで扱っても折れる気配がなかったことをよく覚えております。

二本めに手にしたグラスロッドもBASS用でしたな。

第三次バスフィッシングブームで手にした、MEGABASS・トマホーク・Vフラットスペシャルと言うものです。

改めて書いてみると、なんともイカしたネーミングでありますがw

スピナーベイトというルアーが得意だった(と勘違いしていた)当時、手持ちのロッドで十分対応できるはずなのに、熱に浮かされて手に入れたスペシャリティ・ロッドです。

グラス特有の粘りある柔らかさで、春先のショートバイトを捉えていこう・・・というコンセプトのロッドだったと記憶しておりますな。

すでにこの時代のグラス製ブランクスはベロンベロンということもなく、随分と軽量でもありました。

良いロッドだったと思っておりますが、これは可愛そうなことをしましたな。

20本ほども所有したロッドの中で出番があまりに少なく、魚とのファイトは数えられる程で手放す事となってしまいました。

出たら買う

そう決めていたカムパネラさんのグラスロッドが手元に届いたことにより、これらを思い出したのですな。

近年、よる年波のせいか過去の記憶が呼び起こされることが少なくなってまいりました。チラシの裏として書きつけておくのです・・・

そんなワタクシは今年、3本目のグラスロッドを

フライフィッシングのために

手にすることとなったのでありますな。

到着は1月末のことであります。

昨年の(2019年)ハンドクラフト展に、お気に入りロッドメーカーであるカムパネラさんが出展するというので出かけたのでありました。

その際に、以前から欲しいと思っていたグラス・ブランクス製のフライロッドのプロトモデルが展示されていたのでありましたな。

カムパネラさんが作るのなら・・・と発売を待つことに決めました。

そうでなければ昨年中に、海外他社製グラスロッドを購入していたところであります。

待った甲斐がありました。

なんと展示会では3ピースロッドであったものが、スピゴットフェルールの6ピース・パックロッドになっていましたな!

欲しいと思っていた、そのまんまの仕様なのです!

憧れていたフィールドへロッド一本で臨み、そのロッドを折ってしまい釣行中断・・・という悲しい経験をしております。

ですので、グラファイトより頑丈なグラス製の、軽量であろう短めのパックロッドが欲しいと思っていたのであります。

一瞬その価格設定にギョッとしましたが、意地になって注文を入れました。

RiverSongとは良いネーミングですな。佐藤成史さんという、フライフィッシング界の大御所とのコラボレーションモデルとのこと。

初見はその独特のブランクカラーに少々違和感を感じましたな。

半透明の白の中に、緑のような黄色のような?色彩を感じます。単純にクリーム色とも呼べないような微妙なこのカラーを、今は気に入っております。

Eグラスという種類の(勉強不足で詳細できませんが、ご興味のある方はお調べいただくと面白いかもです)ブランクス使用とのことで、持ち重りを心配しておりましたな。

しかし6ft6inというショートレングスと繊細さが、その懸念を相殺してくれそうな予感がしています。

ロッド全体で淀み無いベンドを見せるパラボリックアクションですな。

非常にゆったりとしたものには違いないのでありますが、遠い記憶のベロンベロン・アクションでもないです。

ショップで振ってみたことのあるHARDYやORVISのグラスロッドより、数段も柔らかく繊細な印象です。

そりゃぁバットの太さが倍も違いそうな(あちらは中空でしょうかな?)ロッドと比べれば当たり前ですな。

彼の国では、イザとなったら40〜50㌢オーバーの魚とやり取りしなければならない事も多いのでしょうから・・・。

大きなレインボーが存在するような場所でなら、上記海外メーカーのロッドも良かったのでしょう。

しかしOSSANがこのロッドを使いたいのは主に小規模渓流や原流域だと思うので、こちらの方が色々と合っているのであります。

そうは言っても、大きな魚に折られてしまうということは無いだろうな・・・と思わせる強度を感じさせるのが、グラスロッドの特徴の一つでありますな。

淡い色の半透明グラス・ブランクなので、シミのようなものが見えます。私は個性として受け入れる方ですが、気になる人もいるかもですな。

最近は自転車のパーツほど目くじら立てる事は無い・・・と弁えつつありますが、それでも計った重量は71㌘。

バックアップとしてのロッドが軽量であるに越したことはないのでありますな。

HARDY フェザーウェイト(バッキングラインのみ巻いた状態の107㌘)をセットすると、グリップ先端から10㍉ほど先に重心がきます。

そのグリップはクラシックライトのパンプキンより、少々スリムなオリジナル・シガータイプであります。

アイキャッチ画像にもありますが、実はHATCHリールと合わせ一度実釣投入済みであります。このHARDYでも少し緩い嵌合具合(左右にカタカタ振れる)です。何か考えなければなりませんな。

長さは公式では130㍉。リールシート後端までを実測すると208㍉。

クラシックライトでは225㍉にしてもらっていましたが、今回は敢えてオリジナル仕様での注文としたのでありますな。

作り手の意図するところを深く味わいたいと考えたからであります。

パックロッドでは重要なスペックであろうと思われるにもかかわらず、なぜか明示されていないことも多い仕舞寸法

RIVER SONGは360㍉です。

バックパック等に括り付けたり、ベストのポケットへ内蔵すること等を想定した時、この仕舞寸法というものは必ずチェックされる事だと思うのでありますが、ハテ・・・?

2048年くらいまで、フライフィッシングを続けられると良いな〜と思いました。

養沢にて3月の初めにデビューさせましたが、思いっきり入魂に失敗してしまいましたww

早いところ存分にRiver  Songを奏でさせてやりたいものであります。

そして大物がバンバン釣れた釣行記を・・・!

とも思っておるのでありますが、そのような事もチョイと憚られる世の中となっておりますな。

使用感などをお伝えできるのは、少し先になりそうです。

そんなこんなで。

しばらくの間こんなヤっちまった系記事ばかりを消化することになってしまいそうでありますな。

ツマラナイ事ですが、ご了承いただければ幸いであります。

コメント

  1. FFfreak より:

    ひえーー、高価なロッドですね。
     ワタシの中古バンブーとほぼ同額です。
    マスプロダクションではなく、少数製作品なのでしょうからね。

     カーボンブランクならば、カムパネラさんでオーブンをお持ちだから、自製できると思いますが、グラスのロッドブランクも自製できるのかも・・・

     

  2. OSSAN より:

    FFfreak様、こんにちわ。
    やっぱり高いですよね^^;
    勝手に「グラスは安い」と思い込んでいたので、躊躇してしまいました。
    待っていたのだから、と意地で注文してしまいましたが、使い勝手が良さそうな感触はありますので後悔はしておりません・・・。
    早く魚とのやり取りを堪能してみたいです!