フライフィッシングの世界に足を踏み入れて、約5年が経とうとしております。
まだ3年ほどかと思っておりましたが・・・
もうそろそろ良いのではないでしょうか?
いよいよフィッシング・ベストを導入してみることとしたのであります。
バックポケットの過不足ない容量と、細々したツール類の適材適所的整理整頓要即運用を目論んでのことでありますな。
フライ・ベストの機能的優位性に、疑いを持つ余地は全くありません。
貰い物のORVISベストを初めて使用した釣行では、その収納容量やツールの運用のしやすさに驚きましたな。
これはウェアでなく、タックルなのだな
そのように感じたのも事実なのであります。
それでもショルダーバッグ、スリングパック、チェストパック、ヒップパックと、頑なにベストを避け続けてきたのはひとえに、
☆ 暑い ☆
という一言に尽きるのでありましたな。
今では常識のメッシュの内張もないですし、全てのベルクロは弱って、生地の感触も相当ヤレております。
まだ使えそうではありますが、少々サイズも大きいようなのですな。
もったいないですが、暫くの間しまい込むことにいたしました。
例外もあるでしょうが、今後も基本的に8月には釣りをしないつもりでおります。
暑くてやってられないと言う事と、家族サービスの時間に充てるためでありますな。
なので全面メッシュタイプのベストである必要性は少しだけ薄まりました。
とんでもない汗っかきなので、メッシュの通気性はMUSTと思っておりました。しかし改めて今季の釣りを振り返ってみると
「どうせ汗はかくんだし、フックや藪・木の枝等が引っかかる可能性を少なくすることを重視した方が良いかなぁ・・・?」
と考えるようになってきたのであります。
近頃は優秀な素材のウェアが増えてきたこともあり、汗による不快感を軽減するのはそっち方面に頑張ってもらおうかなと思いました。
標高の高い、気温が低めのフィールドが好みだということも影響していますな。
メッシュ・ベストがどうしても必要と感じたら、改めて吟味することにいたします。
そんなこんなで、長いこと比較検討を続けておりましたが、最終的に候補として残っていたフライ・ベストは3つ。
- SIMMS ガイドベスト
- フェアリーグッドフィッシャー コンプリートリー・エキップベスト
- Foxfire Jストリーム・ベスト
でありましたな。
上記三種のうち、SIMMSとフェアリー・グッドフィッシャー(flux)は行きつけのショップでチェックすることが出来ました。
どちらも良く考えられており、評判も上々のモノですな。
Jストリームは流通在庫が不足しているようで触れませんでしたが、公式動画を何度も見返し、非常に気に入っておりました。
そして、最終的に手に入れたのはコレであります☟
3つの候補はどこいったんだよオイwww
と思われるでしょうが、仕方ないのであります。
スーパーの食品売り場でも、処分価格シールが貼られている商品に目がない私としましては、割引率に勝るものは無いのでありまして・・・
ある日通販サイトで半値近くになってるのを発見してしまい、Jストリーム設計のTIEMCOさんだから・・・!と衝動的にポチってしまったのであります。
Foxfireマン化が、またもや進行してしまう事となりました。 ホントは年末あたりに決めるつもりだったんだけどなぁ・・・
来シーズンの自然渓流釣行は、このベストをメインに使用していくつもりであります。
今まで諦めていた、若しくは面倒がっていた物なども含めてツール類をセットしてまいりますな。
・・・と、その前に!!
まずはサブロッドが収納できるかどうかが重要ですな。
想定している6ピース・パックロッドは現在二種であります。
カムパネラ・リバーソング 6’6”と、コッソリ購入していたJストリーム7’6”でありますな。
双方、メインポケットに収めることが出来ました。
この二本を組み合わせて釣りをする時は、ロッドを分割収納すれば両手を完全にフリーにすることができるという事でありますな。
これは特定条件で、非常に有利になると想像しておるのであります。上半身の動きに違和感は感じますが、マァ許容範囲です。
モノはついでなので、背面収納から・・・
B : 乾電池式ヘッドライト
必要になるまで粘らないことを心がけていきます。
C : サブリール
付属のポーチが嵩張るものに関しては、薄い生地の袋へ移し替えて持って行くつもりであります。
リールは硬くて転んだ時に怖いので、腰へぶつからない上部ポケットに入れることにします。
メインポケットは身頃に回り込む構造ではないので、絶対的な容量は少ない感じ。
サイドのファスナーを解放するとマチが広がると同時にメッシュが現れ、通気性を向上させることが出来ますな。
まあ、OSSANにとっては焼け石に水でしょうが、無いよりは良いはずです。
D : ファーストエイドキットですな。
これまでファーストエイドキットの内容は最小限に纏めておりました。
しかしこのベストは基本的に自然渓流で使用することになるはずですので、組み直すことにいたしましたな。
これまで持ち歩いていたものは百円ショップの小さなケースに、
毛抜き・綿棒・縫針・絆創膏・ポイズンリムーバー・安全ピン・虫刺され薬・胃腸薬・鎮痛剤・下痢止め・ツールナイフ
を収めておりました。
これを基本セットとして、
出血患部保護パッド・貼る包帯・キネシオテープ・目薬・消毒薬スプレー・エマージェンシーシート・予備電池・非常食
を拡張キットとしてタックルケースに入れておき、長丁場となりそうなフィールドには併せて持っていくことにします。
大仰すぎると思ったり、冷湿布もいるかも・・・と思ったり。
これらは後々重量と相談しつつ、加減していくことになると思います。
E : スリングロープ
厳しそうなフィールドへはザイル代わりに持ち歩いていましたが、長さも中途半端なモノなので10mくらいのロープに買い換えるかも知れません。
これも基本的には使いたくないものですな。
F : レインジャケット
以前のデリュージ・レインスーツのジャケットは大きくて嵩張るので、最初から雨の降っている日に使用することにしましたな。
それ以外は、モンベルのトレントフライヤージャケットという軽量コンパクトなレインウェアを持ち歩くことにしました。
感覚的な大きさが1/4くらいになったので、レインウェアを持つか持たないかで悩むことがなくなりましたな。
とりあえず以上の物と、ボトル1〜2本と軽食等が入れば良いので容量的には何とかなりそうです。
メインポケット内部には仕切りのようなものは無いので、全ての荷物が下部へ集中してしまいますな。
サブロッドの収納法とも絡んでくるので難しいところですが、何か工夫が欲しいところであります。
下部から開けられるファスナーは、ペットボトルを取り出す際にいちいちベストを脱がずに済むとのことで便利そうですな。
Jストリームの機能紹介で気に入っていた部分なので、このアクアジャックも同様になっていたのは嬉しいです。
いっそこのループがもう少し大きく、バリスティクナイロン並みに頑丈な素材だったら、ケースに入れたサブロッドすら外付けできたかもなぁ・・・。
ランディングネット用と、ライセンスホルダー用でしょうか。 Dリングは背面上部に2箇所。
リングは胸元とこの二つで4箇所しかないので、ちと少ない感じですな。
側面や背面裾部等に、もう2〜4箇所は欲しかったところであります。
前部に移ります。
胸元にはピンオンリールを付け、ライン・クリッパーとホイッスル、ジェルフロータントをぶら下げます。
左右対象デザインの巨大胸ポケットは三層になっていますな。
ファスナーポケットはM(内部にまた小ポケットあり)、フラップポケットはSサイズボックスを余裕で飲み込む奥行きがあります。
- 右 ファスナーポケット 未使用(試作品等小さめのフライボックス予定)
- 右 フラップポケット デジカメ
- 左 ファスナーポケット スマホ(写真は先代機)。
- 左 フラップポケット シニアグラス、メジャー
暫定的にココにしてみます。カメラとスマホが両方防水になったので、雑に扱えるので助かります。
但し、会津で水没した時はコネクター内部の水分を検出したメッセージが出て、しばらくの間iPhoneが充電できなくなって焦りましたな。
固定するかどうかは考え中であります。
これまでティペットは、ホルダーを使って各所のベルトにぶら下げておりましたな。
これが頻繁にフライやティペットが絡んでイライラするので、初めてティペットの内蔵運用をしてみることにします。
最前部のベルクロポケットに、通常の季節で最も使用頻度の高い6Xと7Xのティペットを入れます。
最初は迷わないように、左右で一種ずつにしておきますな。
このフロータント・ホルダーの位置は使いにくそうですな。大きな胸ポケットによって死角になってしまっております。
そんなもの一々見ずに、ブラインド操作しろと言うことでありましょうか? 着用テストをしてみましたが、スムーズに使える気がしませんでした。
滅多に使わない(普段は持ち歩きすらしない)、フライウォッシュとドライヤーを入れてみることにしましたな。
メインポケットは、C&FのLサイズ・ボックスが横向きにピッタリの大きさですな。
本当はホイットレー・サイズのボックスを、二つ縦に並べて入れたかったのですが、高さが足りず入らなかったのは誤算でありました。
ヨコにすれば重ねて2個収納でき、スペースにも余裕が生まれますが、身体の前後に嵩張ることになるので避けたい運用です。
ん~~・・・ボックスの運用は後で考えることにします・・・
ファスナーはダブルの方が良いと言う方も多いものと想像しますが、私はシングルの方が迷わないので好きだったりします。
それより開口方向とファスナーのスムーズさが問題だと思っておりますが、今のところ支障なさそうでありますな。
前身頃の合わせはファスナーではなく、プラスチックバックルであります。
ベストの脱ぎ着が頻繁になればなるほど、このタイプは良いと思うのですが、いかんせんこのバックルがチャチに感じますな。
実際に使い込んでみないとどうかわかりませんが、すごく薄いので強度的に不安な箇所であります。
フロント4つのポケット下部にはプラパーツで穴が開いておりますな。これは水抜き穴でしょうか、ティペットの引き出し口でしょうか? よくわかりません。
ボックス形状のフラップは、細かなモノがこぼれることを防いでくれそうなので良いかなと思います。
- 右内 ドライシェイクとスプレー。
- 右外 インジケーターとシンカーのセット&フロロティペット数種。
- 左内 6、7X以外のナイロンティペット&BGR001 。
- 左外 ダストポケットとして使用。携帯灰皿と糸くずワインダーをIN。
使用していくうちに変更するでしょうが、とりあえずこの配置でスタートしますな。
ベスト内部には、アクセス回数が少なそうなものを集中させます。
- 雑誌の付録の耐水財布
- 防水ポケットには車のキーと煙草セット
- バンダナとティッシュ
- メモ帳とペン
- 水温計
- 粘土タイプインジケーター
- BOA修理キット
- 6Xと7Xのスペアティペット、リーダー数枚、スペアクリッパー
- ハッカスプレー
- フォーセップ
このベストは胸ポケットのボリュームが大きいので、その外側にフライパッチを装着することが躊躇われました。
C&Fのチェストパッチというものを新たに手に入れ、胸元のDリングでセンターにぶら下げてみる事にしましたな。
位置が近すぎてよく見えないのですが、どうせフライを結ぶなどするときは眼鏡も外すので気にしないことにしました。
しかしこのC&Fのロゴ・・・ピカピカしすぎて、どうも気に入りません。
こう言う光り具合はフィールドで悪目立ちして、魚に気付かれてしまいますな。確証はありませんがきっとそうです間違いありません。
あとで何かしら考えなければなりませんな。
何か忘れている気がして仕方ありませんが、こんなところでしょうか。
総数24個もあるというポケットを使い切ることはないでしょうな。
アクアジャックベストのみの乾燥重量は約700グラム。
以上のツール類と仮のボックス数個及びサブロッド1本&リール一つを収納し、ランディングネットまで装着すると、
3200グラムとなりましたww
さらに飲食料を1000g程と見積もると、フル装備で4200グラムであります・・・
フライベストは荷重分散をよく考えられている構造と聞きますが、これだけの重量を肩だけで長時間受け止める・・・?
フライ・ベストで行こう!
と決めては見ましたが、ものスゴク不安になってきたOSSANであります。
コメント
フィッシングギヤってもう無限に欲しくなりますよね。わたしは今年は大きな買い物はリールくらいでしたけど、来シーズンのことを考えると、ウェーディングシューズはほしいし、マテリアルもだいぶ買い足したいし、バイスもいいのを買いたいなあとか、偏光サングラスもほしいしとキリが無くなります。
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わたしもベストを長年敬遠してきて、未だにベストを使っていませんが、適当なアウトドア用のショルダーバッグから、チェストパックに変えたときの感動は、まさにこれはウェアじゃなくてタックルだ。でした。最終的にはベストの凄さを思い知るかもしれませんね。これが今年のベストBUYでした。今後もいろいろと参考にさせてもらいます。^_^
Toru様、初めまして。
フライフィッシングを始めた当初は、コストパフォーマンス重視で様々なものを選んでいたつもりでしたが、のめり込むに従ってどんどんタガが外れていっております^^;
近頃は良いものを長く使うのと、ソコソコのものを買い換えていくのでは、どちらがベターなのかを考えるようになってきました。
でもまだ色んなものが増えていくと思いますw
先輩方にアドバイスを頂くこともありますが、ほぼ独学で随分と遠回りをしているのだと思います。
その無駄が、読んでいただいている方々の何らか役に立てば嬉しいデスw
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
こんにちは、
ベストにあれこれ入るので気が付くとずっしり肩こり、はあるあるですね。笑
私はいろいろ回りまわってPaagoWorksのpathfainderをバックパックのチェストパックとしてこの中に入るだけにしました。
Jストリームやはり買われたのですね。このロッドはフェルールがすっぽ抜けますので滑り止めをぬるか定期的にチェックが必要ですよ。この夏、源流で何度うめいたことか。
来年もよい釣行を!
kissy様こんばんわ。
先日の千曲水系釣行でこのベストのデビュー戦をしてきました。
やっぱり暑くて重かったですね^^;
しかし不思議と1日の終わりに、上半身の痛みが伴わなかったことは驚きでした。
車からのラン&ガン的な釣りでしたので、比較的荷物を少なくしていたことも要因と思いますが、いい手応えと言うか、着ごたえ?を得ることができました。
来シーズンが楽しみです。
Jストリーム6ピースも気に入りました。
継数が多いので最初からフェルールワックスを施したせいか、これまでイライラするほどのすっぽ抜けには見舞われてないですw
癖のようなものも感じず、しかも良い魚を連れてきてくれる・・・私には相性が良いロッドかなと感じています。