先シーズンの装備量であれば、フィッシングベストで十分収まると予想しているところであります。
しかしいくつかの未解決課題もあったのでありますな。
- クマ撃退スプレー&クマよけ鈴
- 蜂よけスプレー
- 防水デジタルカメラ
- ドリンクホルダー
- ウェーディング・スタッフ
をどうするか?であります。
これら1〜4までをフィッシング・ベストに入れてしまうことは、実は可能であります。
しかし咄嗟に取り出せない、もしくは出し入れが面倒になってしまうのでは意味のない物たちであります。
しかも比較的重量の嵩むものばかりなのでありますな。
ただでさえ重くなっているベストであります。更に上半身への負担が増えてしまうと、我がヨタヨタボディが悲鳴をあげるのは目に見えております。
これらの懸案を一気に解決するつもりで、ウェーディング・ベルトを導入することにしました。
フォックスファイヤー・マルチベルトⅡというもんですな。
これまでは必要性もそれほど感じていなかったのですが、このような腰ベルト(?)は渓流釣りの世界ではわりとメジャーな装備であるようです。
早速それぞれのギアの取り付けを考えてみますな。
利き手側(右)のバックル付近には防水デジタルカメラを。
取り出し〜撮影〜収納の動作を、全て利き手のみで完結できるようにと考えてのことであります。
ウェーダー付属のベルトでもこの位置で運用しておりましたな。
ただ、近頃はスマホでの記録が主になってきておりますので、そのバッテリー残量を温存したいほどの長丁場でなければ省略していくことになりそうです。
右奥側(腰に近い方)には、咄嗟に取り出せなければ困るものとしてクマ撃退スプレーを取り付けますな。
西部劇の早撃ちガンマン(もう見たことのない世代も多いものと思いますが・・・)よろしく、コンマ数秒で抜き出し〜噴射できるよう、少し練習をしておくつもりでおります。
ホントの緊急事態には、ロッドも投げ捨てなければならないんでしょうなぁ;;
必要となりませんように・・・
後部のネット・ホルダーを一度使用してみましたが、手持ちの小型ネットたちではイマイチ相性が良くないようでしたな。
柄の長いタイプの大振りなネットならバランスが取れる設計なのでしょう。
ベスト着用で渓流へ行く時は、このループにはクマよけ鈴をぶら下げることにします。
左手前にはボトル・ホルダーを装着します。
当初アクアジャック・ベストに期待していたペットボトルの出し入れは
「出来なくはないんだケド・・・」
というレベルの運用性でありましたな。
ブラインド操作となるファスナー開閉も片手では困難ですし、バックポケット内の物を落としてしまう可能性があります。
往々にして片手にロッドを持ったままですし、おかしな姿勢を強いられるので我が老体は上半身が攣りそうになりましたwww
こまめに給水したいのに、無意識に我慢しておりましたな。
ようやく気に入りそうなボトルホルダーを見つけたこともあり、腰へぶら下げての運用に切り替えることにしました。
このボトルホルダーにも、片手で操作を完結できることを求めておったのでありますな。
普通のコトに思えて、これが探してみると中々なかったのであります。
ピッタリした形状のものはボトルの出し入れに両手を要しますし、かと言って簡易なクリップタイプのようなものでは衝撃が加わった時に外れて落としてしまうでしょう。
その点、このカリマーの trek carry hip belt pouch(長い) はボトルの出し入れや、ドロー・コードで口を絞るのも何とか片手で行うことができます。
ポイントから片時も目を離さずに水分補給ができる! とてもアドバンテージとなると思うのはワタクシだけ・・・? でしょうなw
大きめサイズなのでロードワークで使用している、サーモスFFQ600も入りました。
これは余談ですが、釣行中の飲み物は常温になってしまったものよりHot or Cold何れかの飲み物の方がリフレッシュ出来ますな。
長丁場になればなるほど、こう言った細かいことが集中力維持のために効いてくる気がしております。
外側に付いているメッシュ・ポケットも便利でありますな。変にスナップボタン等が付いておらず、メッシュ生地の伸縮性でホールドするシンプルさが良いです。
現在は携帯灰皿入れとしていますが、糸くずワインダー等を入れても良さそうです。
左奥にはウェーディング・スタッフを装着します。
以前から3分割のトレッキングポールを用意しておりましたが、折り畳み寸法の長さを嫌ってほぼ車に積みっぱなしとなっておりました。
しかし昨年は「ああ、ココで杖があればなぁ・・・」という思いを幾度も経験しましたな。
水流の強さに負けて尻餅をつき、上半身までビショ濡れになったこともありましたっけ・・・
装備していれば林道を引き返してくる際のストックとしても良いでしょうし、イザとはなれば武器ともなるでしょう。
思い切って専用のものを用意することといたしました。
AXISCO製の5節、仕舞い寸法250〜260ミリ。全長は1300ミリ程であります。
ウェーディングスタッフの何が良いのかと言えば、とにかく節が多くコンパクトになることでありますな。
ただ、重量はそれなりにあるところが悩ましいところであります。
もっと色々なものを装着することも可能ですが、腕と干渉する位置まで使うのは避けたいですな。
重量的にもこの辺りに留めておいたほうが良さそうですし、ハチ除けスプレーはベストの胸ポケットへ入れることにしました。
鉈やナイフも必要になるかも知れませんが、それほどハードな場所へ行くことも少ないでしょうからネ。
必要に迫られたら改めて考えてみようと思います。
コメント
こんにちは!
フォックスファイアーからもベルトがでていたのですね。
知りませんでした。
ベルトは装備(重さ)を分散できるので、良いですよね♪
僕も右腰に熊スプレーを付けてますが、藪漕ぎで枝が当たって安全装置が外れ、そのままプシュっと誤爆しました…
お気を付けください。。。
しげ様、こんばんわ。
フォックスファイヤーのベルトは長い事、どこも欠品していたようです。
モデルチェンジ発売と、手に入れようと思ったタイミングが重なったのでコレにしてみました。
熊スプレーの誤爆とは・・・ヤバそうな悶絶案件ですね;;
今年行こうと考えている地域では、すでに熊の目撃情報が出始めたようです。
いかに素早くスムーズに噴射できるか、こればかりは少々真面目に考えてみることにします!
クマ対策しなきゃですよね。動物に好かれる体質なのか何度も熊にあっています。大体は光量が乏しい曇りや雨の日か、イブニングです。危険な目にまだ会ってませんが、一度母グマが十数メートル先で威嚇してきたことがあります。幸い向こうが怖がってくれていたので、逃げていってくれました。母ぐまが私の挙動を遠くから確認するために、近くの木に登ったのですが、あの巨体で10メートル弱の位置までものの数秒で登る姿を見て、あ、俺、ロックオンされたら、まともに逃げることもたたかうこともできない相手だなと思いました。その時は熊鈴不携帯でしたが重いスタッズブーツでガリガリ音を立てて歩いていたので向こうが先に気づいてくれたのだと思います。川で会う時は熊鈴も瀬音にかき消されるので、かなり近くでふいに現れることが多いです。向こうが気づいていない場合は、通り過ぎるのを待つしかないです。経験上秋口が多い気がします。今年から火薬ピストルを携帯することにしました。あとは、林道や森では、ブルートゥーススピーカーをつけてガンガン鳴らす人もいるみたいですね。jblのclipなどをフライの雑誌ではお勧めしてました。暗い森では熊よりおばけが怖いので心細くならないように買っちゃいそうです。
Toru様、こんばんわ。
私も過去一度だけ怖い目に遭いましたが、FFを始めてからは足跡を見つけたくらいで、不思議とニアミスもありません。
筋肉の塊の相手ですから、まともにやり合っても絶対に勝てないですよね・・・
やはり複合的な対策は不可欠だと思います。懐かしのカネキャップGUNも良いアイデアですね。
実はJBL clipは昨年手に入れ、ソロキャンプの夜に一人で盛り上がるのに活躍してくれましたw
林道歩きで音楽を鳴らすのは、ラジオの代わりになるので良さそうです(ちょっと重いけど)。
問題は釣りの最中ですね。
川音の中で熊鈴はあまりに非力ですし、集中して物事と対峙したいので音楽を鳴らすのも避けたいところです。
朝夕行動の自粛、雰囲気で爆竹使用、蚊取り線香の常時燃焼などで対応できればと思っています。
出会い頭の鉢合わせや、不意打ちされないよう神経を研ぎ澄ましておくことも重要ですね。
いやはや、考えてたらどんどん怖くなってきました^^;
OSSAN様、こんにちは。なんと、CLIPだったんですね。さすが。
クマに遭遇する確率は、相当低いと思うんです。下手なのに釣行回数だけはがんばるタイプですが、その中でクマを目撃した回数を考えると1%にも満たないとは思います^^
でも山に入るのに備えあれば憂いなしですから、私もこの記事で考えていた次第です。
こちらも、いいシーズンになってきました^^
SHIMAです。ご無沙汰です。当方の都合による釣行延期お詫びします。熊の話があったので参考までに。話したことがあったと思いますが、小生一度熊に襲われた経験をもっています。その時、鈴、スプレー、ホイッスル等相応の装備はあったのですが、鉢合わせ状態でなす術は全くありませんでした。かすり傷で済んだことは幸いでした。鈴の音が川音で消されてしまうという点について言うと、人間には聞こえませんが動物には聞こえていると思っています。犬笛の周波数の領域では、人間には聞こえませんが、犬には聞こえているように、熊には伝わっていると思います。ただし、熊個体では、その人工的な音には怯えるどころか全く警戒しない個体もあると思っています。10メートル程度の距離があれば対処する余裕はありますが、それ以内だと想像を超えるスピードで迫ります。私はもう会いたくありませんが。因みに、私は装備的に少々重くはなりますが、南部熊鈴3連を20年以上愛用しています。では
SHIMA様こんにちわ。
今更ながら山も溪も怖いものだらけですね。
私は基本的にソロなので、臆病くらいでちょうど良いのだと思っています。
しかし釣りとなると周囲への警戒が緩んでいる事を自覚する時もあり、なかなか難しいモノです。
なるほど、人間などより優れた聴覚で、川音に掻き消されがちの鈴の音も聞こえていると思えますね。
しかし人に対して怖い思いをしたことのない熊は、そのような音にも興味を示す例もあるとか・・・
やはり撃退スプレーは(ちゃんと効けば)必須だと思います。
SHIMAです。数年前の秋田県鹿角市のスーパーK(かづののK)いわゆる人食い熊ですが、それまで人間が餌の対象とは認識していないところで、出血した人間の血を舐めてしまったらしく、それで獲物としての対象として人間を襲ったようです(4人殺害)。子熊は親熊と行動をともにしながら音や人間の気配などを学習するみたいですが、その経験のない熊の場合は、人間を全く恐れない個体が事実あるようです。小生も2度ほど前方にいる熊がこちらをチラ見はするけど全く動じないということを経験しています。ハンターと化した熊は後方から忍び寄り一気に襲ってきますので、念頭に。また、笹薮を歩くと当然ながら擦れる音がしますが、ハンター化した熊が襲うときには、笹は揺れても音はしません。ホイッスルは効果的と思ってましたが、岩手の友人によると、子熊がこの音に興味をもって近づいてくることがあるようなことを言ってました。お互い気をつけましょう。ではまたいずれ釣行にて。